歌い手・しゅーずが“春からの君に伝えたいこと”「自分には向いてないと思ってもちょっとだけ踏ん張ってみて」(サイン色紙プレゼント)

編集部:あこ

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人生の先輩である著名人の方々から、春から新生活、新しい学年が始まる大学生のみなさんに、エールを送る「春からの君に伝えたいこと」。

今回は、3月15日にニューアルバム『CONNECT』をリリースする歌い手のしゅーずさんが登場。学生時代の経験や、音楽活動以外でのお仕事をしながら感じたことから、新生活を迎える学生へのアドバイスをくれました。

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学生の君に伝えたい3つのこと

歌い手・しゅーずが<春からの君に伝えたいこと>

1.視野を広げるためにも友達を作ることは大事

――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

学生のときにしかできないことって山ほどあって、もちろん勉強や部活をしなきゃいけないとは思うんですけど、その時間すら青春なんだよなと思うんですよね。

大人になって、趣味やお金の価値観の合う友だちと集まってどこかに行くのって本当に難しいことなんです。でも学生のときは大きい休みがボンっとあって、旅行会社に行った次の日から旅行にも行けて、やっぱりそこは強みかなという気がしていて。それに友だちを作るのって難しいんですけど、友だちがいることって大事なんだなと思いますね。

まあ、歌い手の友だちが全然いない僕が言うのもあれなんですけど(笑)。ひとりでできることと友だちとできることってやっぱり違うなと思っていて、僕はひとりの時間が大事派の人間なので大勢で遊んだあとってすっごく疲れるんですけど、その時間もやっぱり楽しいんですよ。

それに自分ひとりだと凝り固まった考えになっちゃう<というか、誰かにボンって否定されたときに、受け入れられなくなっちゃうと思うんですよね。頑固な人だと怒られたことに対して怒っちゃったり、「あなたのことを思って言ってるんだよ」と言われても反発したりしてしまって、特に親や先生から言われるとそうなると思うんです。

でも友だちがいると、「え、それってこうじゃん?」「なんか違くない?」と軌道修正してくれたり、視野を広げることにもなるような気がする<というか。いい意味では一点集中型で何かを突き詰められる部分もあるんですけど、社会に出たときってひとりじゃないから、迷惑がかからない程度に人付き合いをできるようになることは、学生のうちに培うべきことかもしれないかなとは思います。

2.いろんな分野にアンテナを張っておく

――これから新生活を迎える学生が見て/聞いておいたほうがいいものは?

さっき言ったように視野は広ければ広いだけいいと思うので、いろんな分野にアンテナを張っておいたほうがいいんじゃないという気はしていて。

僕はよくテレビを見る人なんですけど、それこそ有吉(弘行)さんってどれだけニッチな情報でも拾って返していて、それは膨大な知識力があるからだと思うんです。別に興味がないことを頑張れとは言わないけど、例えば人と話したときに、浅くてもいろんな知識があったら会話ができるんだろうなと思うんですよね。

だからよく「男の子は絶対に『ドラゴンボール』と『スラムダンク』は通っておけ」みたいなことを言いますけど、そういうことはしておいてもいいのかなって。だからと言って『ドラゴンボール』を絶対に読めとは言わないですけど(笑)。

あと僕ができなかったことだと、学生の間にめちゃくちゃ旅行に行っとけ!と思います。海外に行くともうゴロっとカルチャーが違うからびっくりすることもあるし、普通だと思っていたことが実はすごくありがたいことなんだと感じることもあるんですよね。

3.自分には向いてないと思ってもちょっとだけ踏ん張ってみて

――新生活や新しい環境をスタートする際にやっておいてよかったなと思うことや心構えはありますか?

新しい環境に1歩を踏み出すのって信じられないくらい勇気が必要なことなんですよね。特に学生さんだと、中学から高校、高校から大学に上がるときに、周りはほとんど知らない人という状況になることがあって、そういうときって本当に緊張するし、最初の1週間くらいはめちゃくちゃ疲れるんですよね。

僕の大学はすごく変わっていて、入学式で学長が「うちの大学は部活の入部率が98%なので、絶対に部活に入ってください」と言うんですよ。大学で部活やサークルをするつもりは全然なかったんですけど、強制されながらも入ってみると、趣味が合う友だちができたり、自分からは触れ合うことのないような人と一緒にいることになるんですよね。部活やサークルに入ったほうがいいよとは簡単は言えないですけど、人間関係を作るきっかけがほしいなと思っていたら絶好の機会かもしれないです。

あとはインスタの質問箱でも「春から大学生なんですけど、どういうことに気を付けたほうがいいですか」とよく聞かれるんですけど、いつも言うのが「携態を触らない」なんです。僕は携帯を触っている人には話しかけにくいと思うんですよね。そして覚えておいてほしいのは、新しい環境に置かれたときの自分は0の状態で、何もできないのが前提なんだから、それに対して怒られるのは仕方ないこと。

例えば就職したばかりのピヨピヨしている状態で「なんでこんなこともできないの!」と言われたとしても、そこで腐らないでほしいなと思っていて。最初の1〜2ヶ月は誰もが「もうダメだ、自分には向いてないわ」と思うんだけど、ちょっとだけ踏ん張ってみてほしいです。

もし折れそうになったら気分転換をして、今はかわす能力を身につける時間だと思ってみてください。そういうときってひとりじゃ頑張れないから、同じ立場にいる同期や相談できる誰かに「ごめん、愚痴聞いて!」と話して、傷の舐め合いでもできるといいんじゃないかなと強く思います。

みなさんが全盛期で僕を推していたときの気持ちを復活させられたら嬉しい

――しゅーずさんにとって2年ぶりのアルバム『CONNECT』は新曲から「歌ってみた」カバーまで収録されていますが、収録曲はどのように選んだのでしょうか。

アルバム作ることになって、書き下ろしはあったほうがいいんじゃないかという話になったときに、ポリスピカデリーさんに書いてほしい」という話は最初にしたんです。ポリピカさんのシティ感があっておしゃれな楽曲が僕にすごく刺さっていて、一応アーバンなキャラクターで売り出しているところもあるから、お願いできるならと僕から提案しました。

あと今までのアルバムでみきとPさんにずっと曲を書いていただいて、「今回もよかったらみきとPさんとご一緒したいです」という話をして。でも今までは三部作という形でストーリーがあったんですけど、それも完結しているので、今回はみきとPさんの好きなように書いてほしいとお願いしました。

「歌ってみた」は、リスナーさんの「この曲聴きたいです」というリクエストや、ご一緒した共演者の方やスタッフの方に「これは似合うんじゃないか」と言われてチョイスした曲もあるんですけど、ボカロのカバー曲を入れることになったのが制作の後半で。今流行っているボカロの曲も考えたんですけど、僕もなまじ13年も歌い手をやっている人間ですし(笑)、それこそ“コネクト”という意味で大昔から聞いてくださっている方に「あ、この曲、昔ニコ生で歌ってたな」「最近は聴いてなかったけど、昔すごく練習してたよね」と思ってもらえるような曲からチョイスすることにして。

特に「Hello, Worker」や「Just Be Friends」はニコニコ動画のランキングの上位にずっと君臨していたようなレジェンド曲で、これを機にと思ってあえて昔の楽曲をチョイスしました。

――特に印象深い曲はありますか?

「Accident」という楽曲だけコンペみたいな形で、僕が今ハマっているK-POPみたいな感じで書いてほしいですというテーマをポンッと投げてお願いして、そこからいい感じだと思ったものを選んで作り始めたんですよね。

もう本当にうんざりするくらいリテイクを出しまくって、僕も「なんかこうじゃないんですよね」とすごく抽象的な言葉になっちゃって、作っていただいた方をすごく困らせたと思うんです(笑)。

一周回って「もしかしたら最初が一番いいかもしれない」とか言い始めたり、もうわからないから一回時間を置こうみたいなこともありました(笑)。

――そして5月からは4年ぶりとなる全国ツアー「Shoose Live Tour 2023 -CONNECT-」が開催されます。現時点で楽しみなことや、ファンの方に楽しみにしていてほしいことはありますか?

やっぱり4年という月日はすごく大きいし、まあ僕もおじさんになっているし(笑)、だけど4年ぶりに見るからこそ、みなさんが全盛期で僕を推していたときの気持ちを復活させられたら嬉しいです。

でもみんなも体力が下がっていると思うので(笑)、無理しないでねという思いもあります。まあ、一番は僕が無理したくないんですけど(笑)、そこは頑張らなきゃいけないですね。会場の規模感としてはそんなに大きくはなくて、近い距離でお会いできるのが僕としても嬉しいですし、見てくださる方としても楽しめるのかなと思います。

あとリスナーさん同士もきっと4年ぶりに会うことになって、多分同窓会みたいな形になると思うので、そういうこともできるのもいいねと思っていますし、はじめましての方に会えるのも楽しみな気持ちが強いです。今までは楽しみな反面、緊張があったり、辛いなぁと思っていたけど(笑)、現状は楽しみのほうが勝っているかなという気がしています。

――ファンの方の同士の交流まで考えていらっしゃるんですね。

そうですね。僕がコロナ禍でオタクになったというのが一番の理由で、これまでも好きなアーティストさんはいたんですけど、特定の方に没頭することはなかったし、新曲が出たら絶対買う、全部の会場に絶対行くという形の熱量ではなくて。僕はSEVENTEENやTWICEとかK-POPにどっぷりハマっているんですけど、オタ活ってすごく楽しいんだなと知ったんですよね(笑)。

それに自分のためにもなるなと感じていて、例えばコンサート会場に行くまでの電車で周りに迷惑をかけてはいけないとか、ズタボロの格好ではいられないとか(笑)、そういうことを考えるようになったんです。そこで吸収したものを還元するという大それたことはできないけど、オタクとしての立場を知って、自分のオタクとして来てくださる方が楽しめることが一番だなと思ったので、そういう気持ちは強くはなっている気がしますね。

13年前の自分には「あの時やり始めてよかったよ」と言える気がする

――歌い手としての活動を始められて13年ほどですが、ここまで続けるのは決して簡単なことではないと思います。続けることの面白さや難しさを感じることはありますか?

続けるのって本当に難しくって、それこそ13年もあれば0歳の子が13歳になるし、僕も大学生から社会人になっていて、すごく長い月日じゃないですか。

ほとんどの人は社会人になった瞬間に仕事が忙しかったり、「なんのためにやってるんだけ?」と思って辞めるし、実際、同じ頃に歌い手を始めた人で今も続けている人って誰もいないんですよ。僕も、もともとは歌が好きだから投稿したり、目立ちたいから始めたようなものなので、好きなときに動画をポンっと出して、イヤだったら辞めちゃえばいいしと思っていたんです。

でも働いて趣味に当てる時間がなくなっていく中でも、「アルバムが出ますよ」「ライブをやりますよ」と機会を与えていただいて、なんとかレールに乗せられて走ってきたから今も続けられているのかなと思いますね。

ただ、13年前の自分には「あの時やり始めてよかったよ」と言える気がします。それこそ歌い手をやっている人って自己承認欲求がすごく高いので(笑)、辞めた人が活動を続けている人を見て「うらやましい」と言っているのを聞きますし、こういう活動をしているからこそ、普段だったら経験できないだろうなということもあるんです。

それはダラダラとではあるけども続けてきたことの特権なのかなと思うし、始めた当初よりもちょっとずつ自分に自信が持てるようになってきたかなという気はしています。

しゅーずさんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!

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PROFILE

しゅーず

2009年に動画共有サイトに動画を投稿し活動開始。アーバンでアダルトな魅力を活かした歌声が特徴の歌い手。以後精力的に動画(歌ってみたなど)を投稿しつつ本業の仕事もこなす“社畜系”歌い手としての一面も持つ。2015年に1stアルバムをリリース。2017年に2ndアルバムのリリースを記念した初のワンマンライブを開催。以後、アルバム4枚、シングル1枚をリリース(2022年1月現在)。2023年5月からは全国ツアー「Shoose Live Tour 2023 -CONNECT-」の開催を予定している。

『CONNECT/しゅーず』2023年3月15日(水)リリース 

【初回限定盤】[CD+DVD]3,850円(税込)

【通常盤】[CD ONLY]3,300円(税込)

【XYZP盤】[CD+DVD+アクリルスタンド]4950円(税込) 

〈収録曲〉
1.寡欲 [music & lyrics : ポリスピカデリー] 
2.Night Wander [music : toku lyrics : しゅーず] 
3.Overdose [music & lyrics : なとり] 
4.デッドソング [music & lyrics : みきとP] 
5.崩壊ホークアイ [music & lyrics : halyosy  Arrangement : halyosy] 
6.Accident [music : 久下真音・夢見クジラ lyrics :久下真音 Arrangement : 久下真音]
7.ハレンチ [music : ちゃんみな、BENA lyrics : ちゃんみな] 
8.Hello, Worker [music & lyrics : KEI HAYASHI] 
9.Just Be Friends(DIVELA Arrange Ver.) [music & lyrics : Dixie Flatline  Arrangement : DIVELA] 
10.ジェットセット・ラブ [music & lyrics : TOKOTOKO] 
11.哀 [music & lyrics : 奏音69  Arrangement : 堤博明] 
12.約束 [music & Arrangement : 柴崎洋輔 lyrics : しゅーず] 
13.またねがあれば(Arrange Ver.) [music & lyrics : risou  Arrangement : 柴崎洋輔] 

https://shoose.extsm.com/

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注意事項

■応募期間
2023年3月14日(火)~2023年4月13日(木)23:59まで

■抽選方法 
・当選者は、ご応募いただいた方の中から抽選で決定させて頂きます。審査経過および結果に関するお問い合わせや苦情については応じかねます。

■当選連絡  
・当選者の方には公正な抽選後、個別にご連絡を差し上げます。未当選となった方への連絡はいたしませんので、ご理解いただけますと幸いです。

■その他注意事項 
・ご応募いただいた方の個人情報が本キャンペーン以外で使用されることはありません。
・ご提供いただいた個人情報は、当選者へのご連絡のために使用させていただき、ご本人の同意なしに第三者に開示、提供することは一切ありません。

取材・文/東海林その子


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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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