女優・吉川愛が“学生の君に伝えたい3つのこと”「自分のダメな部分を知って、改善していくことが大事」

人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。
今回のゲストは、先日開催された『第33回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 AUTUMN/WINTER(以下、マイナビ TGC 2021 A/W)』に出演された女優・吉川愛さん。
子役として幼いころから芸能界で活動をスタートし、数多くの作品で様々な役を演じた経験のある女優・吉川さんは、大学生のみなさんにどんなアドバイスをしてくれるのでしょうか。
女優・吉川愛が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.人の素敵だなと思うところは自分に取り入れる
ーー吉川さんが、学生のうちにやっておいたほうがいいと思うコトはなんですか?
いろんな方と接することです。私自身、小さいころからこの仕事をしていて、たくさんの方とお会いする機会がありました。その中で、学ばせていただいたことがたくさんありますし、この人のここを見習いたいなとか、色々と見えてくると思うんです。一番は相手を知るということが大事だと思うので、相手を知るなかでいいなと思ったところは自分にどんどん取り入れていきたいなと思っています。
ーー実際にお仕事とかで出会う大人の方で「こういうところ素敵だから見習おう」と思ったところはありますか?
この職業(女優)だからというのもあるかもしれないですけど、相手の誕生日を検索して知っておくところです。誕生日って相手との距離を詰めることができるタイミングでもあると思っていて。まだ会ったことない相手でも、(共演などの予定があれば)その時にお花1輪をプレゼントするとか。何かちょっとしたサプライズとかした方が距離も縮まるし、相手も嬉しいかなと思うので、そういうことをしていきたいなと思っています。
2.映画『バーレスク』で自分をキレイにみせる方法を学ぼう

ーーでは、学生のうちに見てほしいと思うモノはありますか?
『バーレスク』という映画です。私が一番好きな映画で、歌とダンスの女性のショーのお話なんですけど、自分をキレイに見せる方法、歩き方や動き、メイクの方法や、主人公の努力家なところとか、そこから学べることがたくさんあると思います。
女性ってこういうことがあるんだなとか、映画にはもちろん男性も出てくるので、男性目線で見ても面白い映画だと思います。
3.自分のダメな部分を知って改善していくことが大事

ーーでは、これまでの自身の経験を振り返って、やっておいてよかったなと思えるコトはありますか?
自分のことを良く知るということです。自分を知らないと相手にも失礼だし、自分のアピールもうまくできないというか、自分のダメな部分を知って、改善していくことが結構大事だなと思っています。
ーー吉川さん自身、改善しようと思っていることはなにかあるんですか?
まだまだ自分自身の良くない部分は結構あります。やらなければいけないことを後回しにしてしまったりするところは、なるべく先にやっておこうと最近気を付けるようにしています。あと、今は1日1つ当たり前のこと以外をやるようにしています。例えば網戸を1日1枚磨くとか。自分は飽き性なところがあるので、飽きのこないような生活をする。自分の生活も性格も(良いほうに)どんどん変えていくのは、大事だなって思います。
どんどん新しい色んな役をやっていきたい

―今回の『マイナビ TGC 2021 A/W』はオンライン配信での開催となりましたが、出演されてみていかがでしたか?
無観客ではありましたが、すごく楽しかったです。画面の向こうで何十万人もの方が見てくれているんだなと思うと、画面を通してでも楽しめるようなウォーキングをして、こちらの思いを精一杯届けなきゃと思いました。いつかは会える日が来ると思うので、そのためにも今できることをやりました。
―今回のTGCのテーマが“アタラシイTGC”ですが、吉川さん自身これから新しく始めたいことはありますか?
色々な役をやってみたいというのが私の毎年の目標です。今までも色々な役をやってきましたが、どんどん新しい役をやりたいです。今やりたいのはコメディ作品のちょっとボケる役です。ゆくゆくはみんなを引っ張っていけるような女優さんになれたらいいなと思っているので、それに向けての努力をしていきたいなと思っています。
――いま放送されているドラマ「古見さんは、コミュ症です。」でも、かなりインパクトのある役をやられていますよね。
そうですね。つけまつげをつけて、カラコンいれて、肌を黒くしてT字に白く塗るマンバギャルのような役は初めてなので、それもアタラシイ自分ですよね(笑)。
PROFILE
吉川愛
1999年10月28日生まれ。東京都出身。主な出演作に、ドラマ「初めて恋をした日に読む話」(19)、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(19)、「恋はつづくよどこまでも」(20)、連続テレビ小説「おちょやん」(20)、『転がるビー玉』(20/主演)、「カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜」(21/主演)、『ラーヤと龍の王国』(声の出演)、『ハニーレモンソーダ』などがある。現在はドラマ「古見さんは、コミュ症です。」(NHK)に出演中。
撮影/米玉利朋子
取材・文・編集/学生の窓口編集部