【今日は焼肉!ちょっと待った~!】この部位はどこ⁈ はじめての「牛肉の部位おどおど」#あつまれ!_おどおど学生。

大学生になったら行動範囲も広がりますし、アルバイトをすれば使えるお金も多くなるでしょう。大学生になって初めて本格焼肉店に行ったなんて人も多いのではないでしょうか。
実際に焼肉店に行くと、いろんな呼び方がされるさまざまな部位の肉が提供されていることに気付くでしょう。どの部位がどのような名前なのか、どんな特徴の肉なのかを知っておくと焼肉店に行ったとき食事をもっと楽しめるはず。
そこで今回は、焼肉の部位についてご紹介します。
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牛の肉は13の部位に大別される!


まず、牛を主な肉の部位で分けると以下の13に大別されます。
1.ネック
2.かた
3.肩ロース
4.リブロース
5.サーロイン
6.ヒレ
7.かたばら
8.ともばら
9.もも(うちもも)
10.もも(しんたま)
11.そともも
12.らんいち
13.すね
この大別された中にも、それぞれの部位の呼び方があり、焼肉店でも細かい名称が使われています。
「ネック」など首周りの部位は?
まず牛の前部分から肉の部位についてご紹介していきましょう。
●タン
舌です。脂肪分も多いですが、さっぱりした味わいなのが特徴です。コリコリした食感が人気です。焼肉店では最初にタンからいく――という人も多いですね。
●ツラミ
頬の部分です。運動量が多い部分であるため歯ごたえがあります。
味は濃厚でうまみを感じられるでしょう。
●ネック(ネジ)
首の部分です。よく動く部分なので脂は少なく筋っぽい肉ですが、味わいは濃いのが特徴です。一般的には煮込み料理などで使用されます。
●ウルテ
喉の気管の軟骨です。ちなみにこの「ウルテ」は朝鮮語です。切れ込みを入れて食べやすくしていますが、それでも歯ごたえ十分。希少部位です。
「赤身がおいしい」肩部分の肉とは?
次に牛の肩部分の肉の部位についてです。
●ミスジ
肩甲骨の内側にある肉で、高級焼肉店では看板メニューになっていたりします。サシが入って脂が豊富。脂の甘さが味わえる部位です。
●ウワミスジ
大円筋、肩甲下筋で、ミスジの上部分です。ミスジよりも脂が少なく、さっぱりした味わいになります。少量しか取れない希少部位でうまみの濃い赤身肉です。
●肩サンカク(クリ、クリミ)
上腕三頭筋長頭で、クリのような三角形をしているので「クリ」あるいは「クリミ」と呼ばれることもあります。脂が少なくさっぱりした味わいです。
●コサンカク
広背筋に当たり、脂が少なくさっぱりしていますが、歯ごたえがあります。
●トウガラシ(トンビ)
肩甲骨付近から取ることができる希少部位で、赤身のうまみが凝縮した肉です。脂よりも肉そのものの味が堪能できる部位でさっぱりした味わいが特徴です。
●ザブトン
肩ロースですが、肋骨側の部位です。四角く切り出されることから、ザブトンと呼ばれています。赤身肉ですがサシも入っていて、焼肉店では「特上ロース」「特上カルビ」などと呼ばれたりします。
●肩芯(肩ロース芯)
肩ロースの中で首に近い部分で、ザブトンの上部にあります。脂ものっていて柔らかく、赤身と脂がバランスよく味わえるのが特徴です。
●ネクタイ
大別するとランプになるのですが、その上部の肉です。切り出すとネクタイのような形状になるのでこの名前で呼ばれています。ランプとヒレの間のような味わいです。
※食道部分をネクタイと呼ぶことがあります。この場合の「ネクタイ」は内蔵なので本来ホルモンに分類されなければいけないのですが、赤身肉に近くて癖がなく食感も豊かです。
●サンカクバラ
胸腹鋸筋で、切り取ると三角形の形になるのでこの名称があります。肉は非常に柔らかで脂ものってサシが入っています。焼肉店では「上カルビ」や「特上カルビ」として提供されることが多いようです。