【日本一高い鉄道橋! 鉄道ファンが愛する『大井川鐵道』に乗ってみたい…】 はじめての『大井川鐵道』おどおど #あつまれ!_おどおど学生。

大学生読者の皆さんの中には、大学生になって初めて親元を離れて知らない土地で暮らし始めたという人もいるでしょう。新しい土地に引っ越すと、これまで乗ったことのない鉄道路線に出合うでしょう。通学に使わなくても、その土地に根ざした鉄道にはぜひ注目していただきたいものです。
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本シリーズ記事では、日本各地にあるドメスティックな鉄道路線についてご紹介しています。今回は大井川鐵道です。
大井川鐵道とは?
『大井川鉄道』は一級河川の大井川に沿って走ります。大井川は長野県に端を発し静岡県を縦断して駿河湾に注ぎます。
大井川鐵道は静岡県側の井川ダム付近から千頭までが「井川線」、千頭から金谷までが「大井川本線」です。
・大井川本線
「金谷駅」から「千頭駅」まで全20駅で39.5km
※2023年4月21日現在、家山~千頭間は災害のため不通です。
→大井川鐵道、家山~千頭間のバス代行輸送減便へ
・井川線
「千頭駅」から「井川駅」まで全14駅で25.5km
『大井川鐵道』の路線は、金谷駅を出発して大井川に沿って北上し、静岡県榛原郡川根本町の千頭駅までが大井川本線、千頭駅から先、井川駅までが井川線となっています。井川線は「南アルプスあぷとライン」という名前でも知られています。この路線では急勾配の難所があることから、日本で唯一の「アプト式」車両が運行されています(後述)。川に沿って線路が敷設されているので、ほとんどが渓谷を走っており、その眺望が素晴らしいのが大きな特徴です。
大井川鐵道の魅力は?
『大井川鐵道』は数々の魅力がある鉄道です。以下に魅力を挙げてみましょう。
●ほとんど観光列車でライドアトラクション!
上記のとおり、何より眺望が素晴らしく全線で観光列車といってもいいほどで、遊園地のライドアトラクション感覚で自然の風景を楽しめます。尾盛駅-閑蔵駅の間には、日本で最も高い鉄道橋「関の沢橋梁」があります。川底から70.8メートルの高さがあり、スリル満点です。また、エメラルドグリーンに輝く接岨湖(長島ダム)の上を通るなど、絶景スポットもあって見どころ満載の鉄道なのです。
●切符が「硬券」!お土産にもなる
『大井川鐵道』の切符は昔懐かしい「硬券」です。切符には駅員さんが一枚ずつはさみを入れます。自動改札のような味気ないものではない点がうれしいポイント。
切符は普通回収されますが、申し出ることで使用済みの切符を持ち帰ることが可能です。記念になるのでお土産として持って帰るといいでしょう。無人駅から乗車する場合は整理券を受け取り、下車するときに駅員または車掌さんに支払います。
何度も乗り降りする場合はフリーきっぷがおトクです。もちろん記念に持ち帰れます。