特別審査員にIKKO・田村亮も参加! 日本最大級の大学SDGsアワード「Best SDGs Award for University Students」に参加してきた!
こんにちは! マイナビ学生の窓口ライターの浅井颯人です。
突然ですが、皆さんがよく聞く「SDGs 」。何となく意味は理解しているものの、実際に「SDGs 」を意識してどのように行動すればいいか分からない人も多いのではないでしょうか。 実は、全国の多くの大学生たちが SDGs の活動を行っているんです。
今回、日本最大級の大学SDGsアワード授賞式『第1回 Best SDGs Award for University Students』に参加してきました!
このアワードは、「全国の学生にスポットライトが当たる場を創出し、若者層へのSDGs促進活動を加速させる」ことを目的に、THAT'S FASHION WEEKEND実⾏委員会によって開催されました。
当日は、24団体の中から最終選考に残った10団体が出場し、授賞式の他にも各学生団体の1分間プレゼンテーションや豪華特別審査員とのトークショーなど盛りだくさん。
特別審査員には「どんだけ~」でおなじみのタレント・ビューティーディレクターのIKKOさんと、お笑い芸人の田村亮さん(ロンドンブーツ1号2号) のお二人が参加し、豪華なイベントとなりました!
10大学による決勝のプレゼン発表!
まずは学生たちによる1分間プレゼンテーションです!
10大学の想いの詰まった発表内容を発表順に紹介します。
・横浜市立大学「TEHs」
SDGsを推進するために活動を行っており、より多くの人にSDGsを知ってもらうために活動。横浜市との協力活動も行い、サステナビリティな食堂、世界難民の日にひまわりの絵を書くなど多岐にわたる活動を展開。
・早稲田大学「Rethink Fashion Waseda (ReF)」
十人十色でサステナブルファッションを楽しんでもらいたいとの思いから、「サステナブルファッションをライフスタイルに」をモットーに活動を行っている。Instagramのフォロワー数は2900人、Instagramのコンテンツ作成など、SNSを活用してサスティナビリティを推進中。
・香川大学「SteeeP」
地球温暖化や環境問題、食品ロス問題をテーマに活動。フードドライブや環境教育といった軸で活動を行い、香川県とも協力しながら球温暖化防止に向けた環境活動に積極的に取り組む。
・京都大学「エコ~るど京大」
学生や教職員の有志が環境問題やSDGsをテーマに活動。SDGsを「自分ゴト化して」考えることを大切にしており、企業や視聴者と共に対立する意見を調整しながら活動。「今日も明日もSDGs!」オンライン配信や渓谷地域の里山地域での活動など、様々な人と協力しながら活動している。
・新潟大学「SDGs みらい研究会」
学生がやりたいことをプロジェクトベースで、幅広い層の人地交流を通じて活動。村上活性化プロジェクトでは、「あえて100年後に花咲くまちづくり」など、経済的な面に注目する一方、地域に根差した持続可能な街づくりを長期的な目線で考えて行動している。
・岐阜大学「G-amet」
「わたしたちにできることからあたりまえに」の活動理念を基に、環境問題に関心ある学生が自発的に考えて行動できる場を提供している。大学移転前からある池の自然環境を守るとともに教育する活動などを行う生物多様性保全部門など、複数部門に分かれて活動。
・神田外語大学「55!MAKUHARI」
「私たちの『今』を『未来の幕張』につなげよう!」をモットーに活動を行っている。ペットボトルキャップやコンタクトレンズの入れ物回収、国内外の教科書のリサイクルなど、地域活性化からグローバル視点を交えた活動まで多岐にわたって実施している。
・法政大学「SASH」
ファッションに視点を当て、特に身近なものに目を映して行動に起こすための受け皿になるために活動。古着交換会やコスメ回収の体験会を通じて、多くの人と繋がりながらワクワクしながら活動することを大切にしている。
・上智大学「NAMIMATI ( 一般社団法人サスティナブル推進協会NAMIMATI)」
衣食住に分かれて活動を行っている。実行して終わるのではなく、次の世代へつなぐ意識を持ちながら活動を行っている。若い世代はSNSが基盤となって行動していることに目をつけ、参加した時にSNSに投稿できる要素を入れながら活動に取り組んでいる。
・慶應義塾大学「Keio Fashion Creator」
学生がデザイナー、ディレクター、プレス、モデルマネージャーに分かれ、全てディレクションを行い大規模なファッションショーを行っている。今年度はSDGsの視点も取り入れ、対面でのショーを行いつつ、その後の販売等も予定。
田村亮・IKKO×学生代表のセッション
続いて、田村亮さんとIKKOさんがSDGsに関する話題で学生代表者とトークセッションを行いました。
学生から田村さんに「SDGsで意識していることは」という問いが投げられると、「小さなところで意識している、でも大袈裟になったりしないように」と、田村さんの趣味である釣りでゴミを必ず持ち帰るようにするといった自身の例を挙げながら答えていました。
また、田村さんから同様の質問を学生にすると、「小さなことからやる」と答える学生に頷く場面も見られる一方、「子供の頃から意識していた」と答える学生に驚く場面も。学生が海の環境汚染問題に関して話した際も、「あまりにも大きな活動はできない、だからこそハードルをあげすぎない」と地道に環境に配慮する行動を続ける姿勢を大切にしていることが伝わってきました。
更につづけて「SDGsの活動は非常に難しいし、大人たちは思った以上に意識していない」と発言したうえで、ここに集まった学生たちのSNS発信や様々な活動を激励していました。
次に、学生からIKKOさんに「SDGsはホットトピックだが、持続可能ということに対して意識していることは?」という問いが投げられると、「目にみえることと見えないことがある、経営者視点で何ができるか、それぞれの世代で無理なくできることをやっていくべき」と説明した。
伝統文化に関する話題に及んだ際は、ご自身の経験を踏まえて、「伝統という言葉には『伝統を残す』という側面と『伝統を壊す』という両極の側面がある」と前置きした上で、伝統を変えようとしても他の人から指摘されて行動できなくなることがあるとジレンマを告白。どうでもいいところは制約をはずしてもいいのではないか、物事をもっと柔軟に良い方向に変えていくことが大切だと語っていました。
そして授賞式、いよいよ結果発表!!
栄えある最優秀賞は「エコ~るど京大」(京都大学)が受賞!
授賞式では驚きの表情を見せていましたが、利害が一致しづらい地域や企業を巻き込みながら環境負荷の低減と地域の経済活動の両立に取り組んでいる点が、高く評価されての受賞となりました。
今回の受賞結果は以下の通りです。
最優秀賞
エコ~るど京大(京都大学)
マイナビ学生の窓口賞
SDGs みらい研究会(新潟大学)
GMOインターネットグループ賞
NAMIMATI (上智大学)
特別審査員賞(田村亮賞)
SASH(法政大学)
特別審査員賞(IKKO賞)
エコ~るど京大(京都大学)
GMOインターネットグループ賞を受賞したNAMIMATI (上智大学)の代表者は受賞に感激し、思わず涙が…。どの団体もコロナ禍の制約の中で一生懸命活動してきたという象徴的なシーンでした。
最後は、IKKOさんの「SDGs~」、「持続可能~!」に合わせて写真撮影
IKKOさんの「どんだけ~」「SDGs~」「持続可能~!」の掛け声に合わせて写真撮影。会場全体が参加学生たちの笑いと拍手に包まれました。
イベントに参加してみて
このイベントに参加して私が実感したのが、どの団体も「自分ができることは一体何なのか?」を、SNS発信や教育など、学生ながらの視点で考え抜いて活動していた点です。
学生も社会人も、自分ができる小さなことや簡単にできることでもまずは実践してみることが大切だと強く感じました。学生の私にとっても同世代の活動はとても刺激的で、貴重な体験になりました。
文:浅井颯人(学窓ラボ・学生ライター)
写真:丸山賢持
編集:マイナビ学生の窓口編集部
INFORMATION
サスティナブルファッションを体現するプロジェクト
『THAT’S FASHION WEEKEND』。
情報発信、若手支援、チャリティファミリーセールといった3つの活動を通して
“地球に優しく生きる“という価値観を提案します。
https://thatsfashionweekend.com/
Best SDGs Award for University Students
全国の SDGs に関わる学生団体が繋がるプロジェクト
"Best SDGs Award for University Students"。
このプロジェクトは、大学生と社会との接点の場であり、
学生の活動にスポットが当たる場を創出します。
※取材は、内閣府と業界団体により策定されたガイドラインを遵守し、十分な感染症対策を行った上で行い、集合写真撮影時のみマスクを外しております。