リサイクルキャンドルで「エコでスローな夜を」 ~滋賀県立大学 あかりんちゅの取り組み~
「あかりんちゅ」の活動とは
滋賀県立大の近江楽座のプロジェクトチーム「あかりんちゅ」は、お寺などから回収した使用済みの蝋燭、通称「廃ろう」を再利用した手作りのリサイクルキャンドルを使用することで、電気を消してキャンドルの灯りだけで過ごす「エコでスローな夜を」広めることをモットーに活動しています。
また、キャンドルナイトやキャンドルの販売は様々な地域で行っているため、それを利用し、この活動を広めていくことも活動の目的としています。活動資金はこれまでの活動による成果をもとにやりくりしており、自立した活動を行ってきました。
トピックス(1)キャンドルナイト
廃ろうから作成したリサイクルキャンドルを利用した灯りのイベントを開催しています。使用キャンドルは500~3000個と規模は様々ですが、いずれもメンバーで配置を考え、並べ、手ずから火を灯していきます。
開催することで多くの方にキャンドルについて興味を持って頂くことが出来るため、電気を消してキャンドルの灯りで過ごす「エコでスローな夜を」提案する、あかりんちゅとしての核となるイベントとも言えます。
自主開催のほか、ご依頼を頂き県外で行うこともあります。「キャンドルの灯りもいいね」と言っていただくことも多く、その魅力を伝えるのに大きな役割を果たしています。
トピックス(2)オリジナルキャンドル製作
廃ろうを再度溶かし、オリジナルのリサイクルキャンドルを製作しています。実際にキャンドルを手に取ってもらうことで、エコについて考えるきっかけづくりとなっています。動物や果物をモチーフにしたカラフルなキャンドルやアロマキャンドルが人気です。
近年はより多くの廃ろうをリサイクルするため、月に一回のペースで製作活動を行っています。これらはイベントに併せて販売も行っており、キャンドルを実際に手に取って頂くきっかけとなっています。
トピックス(3)オリジナルキャンドル製作体験
体験会は、大学の文化祭やご依頼を頂いたイベント等で行っています。簡単な作業で自分だけのキャンドルを作っていただけるため、お子様を中心に、今まで多くの方に参加していただいてきました。
お子様の中には初めてキャンドルに触れるという方も多く、その存在と意義を伝えられるよい機会になっていると思います。キャンドルナイトと合わせて「あかりんちゅ」の活動の代名詞として覚えて下さっている方も多く、何度も参加しているというお声も聞きます。
「どうしてろうそくなの?」「どうやってつくっているの?」と興味を持って頂く機会も最も多く、キャンドルをより身近に感じて頂くのに大きな役割を果たしています。
トピックス(4)ティーライトキャンドル製造委託
ティーライトキャンドルとは、前述したキャンドルナイトに使用するキャンドルのことです。私たちはこれらの製造を滋賀県社会福祉法人ジョブカレ(発達障害者自立支援システム)さんに製造委託しています。
委託には実際に謝礼を支払うことで、地域にお金を還元するシステムとして成立しており、障害者雇用や就労支援などの福祉の観点からも地域貢献が可能となっています。
サークル紹介
滋賀県立大の近江楽座のプロジェクトチーム【あかりんちゅ】とは
私たちは、「エコでスローな夜を」広めることをモットーに、2009年から活動を続けてきました。活動で得た報酬だけで活動を続ける、自立した団体として、今後も長く活動していけること、それによって少しでも環境に良い社会づくりに貢献していけることを祈っています。
メンバー紹介
滋賀県立大学人間文化学部 極檀雛
滋賀県立大学人間文化学部 今井穂乃香
(現在29名で活動中)
HP
Instagram:@akarinchu_usp
Twitter:@akarinchu_usp
Gmail:akarinthu@gmail.com
告知
日程未定ですが冬期はキャンドルナイトの開催が多い時期となります。決まり次第宣伝していこうと思いますので、よろしければチェックをお願いいたします。イベント開催のご依頼もいつでもお待ちしております。
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