【この春引っ越し、部屋探しで失敗したくない…】プロが指南! はじめての「引っ越しおどおど」(部屋探し編) #あつまれ!_おどおど学生。
現在1人暮らしの学生読者の中には、「就職を機に引っ越しを考えている」という人がいるかもしれません。どこに引っ越すのか、どんな部屋にするのか夢が広がりますよね。しかし、「初めて自分だけで家探しから引っ越し手続きまで行う」という場合は、戸惑うことも多いはず。本シリーズ記事では、『株式会社エイブル』への取材を基に、「引っ越しおどおど」を解決するポイントを紹介します。今回は「部屋探しのポイント」です。
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家賃から候補を絞っていく
部屋探しを始める場合は、どんなことを基準にすればいいのでしょうか?『エイブル』によると、「まずは『家賃』を基準に探してみるといいでしょう」とのこと。
ただし、高すぎる家賃の部屋はたとえ入居できたとしても、払い続けるのが難しくなります。就職が決まっている場合、働いてからもらえる給料の金額が把握できているはずなので、「給料の手取り3分の1を上限」に部屋を探してみましょう。例えば、手取りが18万円であれば6万円まで、ということですね。
家賃を基準にして、ここに「住みたい場所」や「暮らし方」、「自分なりのこだわり」を加えながら部屋探しをしていきましょう。
何を優先するかでエリアを決める
部屋探しで悩むのが「どこに住むのか」という点。家賃を基準にしても、まだまだ候補が多くて悩むはずです。住むエリアを決める際は「自分が何に重きを置くかを踏まえて選びましょう」とアドバイスをいただきました。
例えば、仕事に重きを置くのであれば、会社に近いエリアや、電車1本で行けるなどアクセスが便利な場所を選ぶといいでしょう。また、最近ではリモートワークを取り入れている会社も多く、自宅で仕事をする人も増えており、駅からの距離や会社までのアクセスの良さよりも、「インターネット設備が整っているか」「防音性はあるか」などといった「部屋の条件」を優先して探す人も増えている傾向にあります。
同じ家賃でも、場所によって借りられる部屋の広さや設備などが異なります。東京では、一般的に都心部より遠く離れるほど家賃は安くなり、部屋のグレードを下げずに物件を探すこともできます。「多少遠くなってもいいから手頃なお家賃で広いお部屋を借りたい!」という人は、検索する範囲を広げてみるといいですね。
実際に住んでみたら……を想像しよう
『エイブル』によると、「家賃やエリアだけでなく、周辺環境や最寄り駅までの距離・ルートも大事なポイント」とのことです。
例えば、駅前には商店街やスーパーがあるのか、物件の近くにコンビニはあるのかなど、最寄り駅・物件周辺の施設は、快適に暮らすためには必要不可欠な要素。商業施設がない、コンビニまで遠いとなると、住んでいてストレスになるかもしれません。物件自体だけでなく、地図アプリなどを用いて、周辺環境も同時にチェックしましょう。
「最寄り駅までの距離」も重要な要素です。賃貸情報サイトなどに「徒歩〇分」と書いてあるので、まずはこの分数を目安にして「何分くらいなら問題ないか」を考えてみましょう。ちなみに、賃貸情報サイトでは、一般的に1分=80メートルで計算しているとのこと。徒歩10分だと800メートルの距離、ということです。
『エイブル』からは、「希望の物件が2~3件程度に絞れたら、実際に駅から歩いてみるのもお勧めです。駅周辺だけでなく、物件までの道のりがどのようになっていて、どんな環境なのか分かります。特に、坂になっている、人通りが少ない、街灯が少ないなど、駅から物件までの道のりを歩いてイメージしてみるのもありでしょう。なかなか時間が取れない場合は、地図アプリを活用して確認するのも良いですね」とアドバイスがありました。