引っ越しの際のインターネット手続きをスムーズにすすめる方法と注意点を解説

学生の窓口編集部

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引っ越しをするときに、新居が決まってすぐに動いたことが良いことのひとつに「新居のインターネット回線をどうするか」というものがあります。

引っ越し後にすぐインターネットを利用するためには、引っ越し前から計画的に準備しておかなくてはなりません。

というのも、引っ越し前から利用しているインターネットの固定回線を引き続き利用するにしても、今使っているインターネット回線を解約して新規で契約をするにしても、工事や手続きが必要になるからです。

そこで、それぞれのケースについて必要な手続きを詳しく解説していきます。手続き漏れや遅れのないように、しっかりチェックしておきましょう。

なお、初めての一人暮らしや、引っ越しを機にインターネットの通信環境について悩まれている方は、下記の記事もおすすめです。

▶一人暮らしのネット環境を整える3つの方法を紹介!あなたのライフスタイルに合った方法は?

引っ越しに伴うインターネットの手続きについて

引っ越しに伴うインターネットの手続きには、主に次のケースがあります。

・新規でインターネット回線やプロバイダを契約して利用する
・現在利用中のインターネット回線やプロバイダを継続して利用する
・引越し先のマンションで提供している回線サービスがあり、既存のものを解約し新しいプランを契約し利用する

それぞれのケースについて、手続き方法を解説していきます。

新規でインターネット回線やプロバイダを契約して利用する場合

新規で契約して利用する場合、インターネット回線業者とプロバイダに新規加入の申し込みをします。申し込み方法は公式サイトや電話、量販家電店やキャリアの店頭でも受け付けているところがあります。

まず、回線業者に申し込みを行い、引っ越し先が対応エリアに該当しているかどうかの確認後、流れに従って必要事項を伝えます。

その後、開通工事の日程についての連絡があり、必要書類が送付されてきます。

回線業者と契約した後に、プロバイダに申し込みをします。お得なキャンペーンなどが利用できることもあるためキャンペーン情報はチェックしましょう。

現在利用中のインターネット回線やプロバイダを継続して利用する

引っ越し先でも同じインターネット回線・プロバイダを継続して利用する場合は、まず引っ越し先が現在契約しているインターネット回線の対応エリアになっているかを確認する必要があります。対応エリアの確認は、契約しているインターネット回線の公式サイトで確認が可能です。

ご自身で確認が難しい場合は、公式サイトのお問い合わせフォームや、電話での問い合わせで確認をしてみてください。確認が終わったら、プロバイダに引っ越しをする旨を伝えます。

新居に回線が導入されていない場合は、回線工事が必要になります。別途工事費がかかることが多いため、その点も注意が必要です。

プロバイダへの連絡は公式サイトからご自身で手続きができるケースが多いです。また、インターネット回線はプロバイダを通して契約していることが大半ですので、インターネット回線会社への連絡はプロバイダが行ってくれます。

既存の契約プランを解約し、アパートやマンションに導入されているプランを新たに契約する

引っ越し先がアパートやマンションといった集合住宅の場合は、インターネット回線の設置状況について不動産会社や大家さん(オーナー)に確認をする必要があります。なぜなら、もともとアパートやマンションに導入されている回線の「マンション向けプラン」を契約するケースも多いためです。まずはアパートやマンションにどういった回線が導入されているか、回線の種類などを教えてもらいましょう。

次に、既存で契約しているプロバイダに解約の連絡をしますが、まずは「違約金がかかるか」を確認しましょう。解約するタイミングによっては違約金が発生することもあります。いくらかかるかを把握しておくとあとで気付いて慌てることもありません。

プロバイダへの解約の連絡は、電話もしくは公式サイトのお問い合わせフォームなどから行えます。

インターネット回線の解約をする際には、以下の点について確認しておくとその後がスムーズです。

・レンタル機器の返却は必要か
・返却する場合の梱包方法や送料
・回線の撤去工事や、立ち会いがは必要か
・引っ越しまでの利用料金

プロバイダを解約するとそのプロバイダで取得したメールアドレスは利用できなくなります。もし継続してメールを利用したい場合は、メールアドレスの継続サービスを申し込むなどの対応が必要です。

引っ越してからネット回線が繋がるまで

引っ越しをしてからインターネット回線がつながるまでの流れを順番に解説していきます。

1.光回線の申し込みを行う
2.プロバイダの申し込みを行う
3.光回線の工事を行う
4.Wi-Fiルーターを設定しインターネットへ接続する

光回線の申し込みを行う

光回線に新規で申し込む場合は、開通までの期間を考慮し、なるべく早めに手続きを済ませておくことをおすすめします。

というのも、申し込みから開通までは約1か月かかることが多く、引っ越しシーズンの春先はさらに日数がかかることもあるため

「どこの光回線を選べばいいかわからない」という方は、以下のポイントに重点をおいて光回線を選ぶと良いでしょう。

・スマホのセット割があるかどうか
・月額料金
・キャンペーンやキャッシュバックサービスがある

現在利用しているスマホのキャリアによっては、「セット割」を利用すると月額料金は安くなるケースもあります。

さらに、契約する前に新規加入キャンペーンやキャッシュバックサービスがないかも忘れずにチェックしましょう。

プロバイダの申し込みを行う

回線の申し込みが済んだら、次はプロバイダへの申し込みを行います。

すでに決まっている方は問題ありませんが、どのプロバイダにすればいいのか迷っている方は、「提供しているサービス」や「サポートの手厚さ」などを基準に検討しましょう。

プロバイダは、それぞれ独自のサービスを提供しており、映画やドラマなどのコンテンツを楽しめる、ブログが無料で開設できる、メールアカウントを無料で作れる、無線LANを無料でレンタルできる、といった様々なサービスがあります。

また、いざというときに頼りになるサポートもしっかりした体制が整備されているかもポイントです。

光回線の工事を行う

引っ越し先に回線が導入されていない場合は、工事をする必要があります。

基本的には部屋の中に入って工事をするため、立ち会いが必要です。工事日は予約制で、混雑時は約1ヶ月先などもあり得るため、早めに工事日を決定することをおすすめします。

Wi-Fiルーターを設定しインターネットへ接続する

光回線の工事が済んだら、回線とWi-Fiルーターを接続します。

Wi-Fiルーターごとに設定の仕方が違うため、Wi-Fiルーターの説明書に従って接続をしてください。

引っ越し先で光回線を契約する場合の注意点

これまでの内容と重複するものもありますが、改めて引っ越し先で光回線に契約するときの注意事項をまとめました。

・自分に合ったプランを選択する
・どれくらいの期間で工事が終わるのか確認する

自分に合ったプランを選択する

光回線のプランの選び方は、ご自身やご家族がインターネットをどのように利用したいのかによって異なります。

家でオンライン授業を受けたり、ご家族がリモートワークをしたりしている場合は、仕事や学業に支障を来たさないように安定した通信ができるものがベストです。安定した通信を行うには、高性能なWi-Fiルーターも重要なので、併せて検討をしてください。

どれくらいの期間で工事が終わるのか確認する

光回線の工事は、一般的に申し込みしてから1~2か月後といわれています。もっと早く工事ができることもありますが、引っ越しシーズンの3~5月などは工事が混み合いますので確認が必要です。

数か月間インターネットに接続できなくなってしまう可能性もありますので、引っ越しが決まった時点ですぐに動き出しましょう。

なお、工事自体は内容にもよりますが、大体30分~3時間程度で終わることが多いです。

引っ越してすぐにネット回線を繋ぎたい人向け

新居での回線工事が間に合わなかった場合は、「モバイルWi-Fiを契約する」、「携帯のテザリングを利用する」という方法もあります。

モバイルWi-Fiを契約する

モバイルWi-Fiは、家の中だけでなく回線のつながるところであればどこでもインターネットに接続できます。

スマホやタブレットなどのWi-Fi機能を持った端末につなぐだけなので、簡単です。

複数の端末を一度にインターネットに接続できるので、ひとりでパソコンやスマホ、ゲーム機などを同時に利用したり、友達数人で利用したりすることもできます。ただし、容量制限があったり、大量のデータをやりとりしていると通信制限が入ったりも。固定回線のように大容量のやりとりには向かないので、その点は注意が必要です。

携帯のテザリングを利用する

手持ちのスマホなどのモバイル通信機能を利用して、ノートパソコンやタブレット、携帯ゲーム機でインターネットに接続できるようになります。

つまり、スマホを外付けのルーターのように利用することで、インターネットに接続することができるのです。

モバイルWi-Fiなどの機器を別に用意する必要がないので、費用も掛からず荷物にもなりません。

ただし、スマホのバッテリーの消費が早くなったり、契約している容量を超えると通信制限がかかってしまったりするデメリットがあります。

また、通話中はテザリングを利用できない点にも注意が必要です。

まとめ

引っ越しに伴いインターネットの手続きも計画的にすすめることが大切です。

引っ越し先で光回線の工事が必要な場合は、すみやかにインターネットが利用できるように、遅くとも1か月前までには工事の予約をしておくのをおすすします。

また、新規で光回線を選ぶ場合は、インターネットの利用の仕方に合わせてご自身にとって最適なプランを選ぶようにしましょう。

教えてくれたのは…

砂流 恵介さん

秋葉原でパソコンショップ販売員の経験を得て、日本エイサーへ入社。宣伝・広報を担当する。2013年に同社を退職後はパソコンを含むガジェットのレビューを様々なWEBメディアで執筆。また、BtoC企業を中心にPR業務やコンサルタント、ゲーム実況配信など、多方面で活動している。

構成・文:Media Beats
編集:マイナビ学生の窓口編集部
協力:東日本電信電話株式会社

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