俳優・高橋文哉が“学生の君に伝えたい3つのこと”「自分の意思を持つためにも、周りの大人をよく見ておく」

人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。
10月18日よりスタートするTBS系火曜ドラマ『君の花になる』に出演する高橋文哉さん。7人組ボーイズグループ8LOOM(ブルーム)のメンバー・佐神弾(さがみ・だん)を演じ、実際にグループとしてもデビューし活動することが大きな話題となっています。今回は、ご自身の学生時代に経験したことからアドバイスをくれました。
▼眞栄田郷敦さん、山本舞香さん、高杉真宙さんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと
俳優・高橋文哉が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.勉強はできればできるほどいいと思う
――学生のあいだにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?
勉強ですね、間違いなく(笑)。できればできるほどいいと思います。といいつつ僕は苦手で、今になって漢字が読めないとか、勉強できたらよかったなぁと思うことが多々あるんです。台本に知らない漢字があったら調べて学ぶんで、大人になっても学ぶことはできるんですけど、毎日何時間も勉強する時間を組んでもらえることはないので、そういった意味で僕は一番後悔しています。あと僕の場合は、バイトをしすぎちゃったなと思います。高校生になるとバイトができるようになるから、お金を稼ぐのが楽しくていっぱいシフトを入れちゃうけど、大人になってからも働くじゃないですか。適度なバイトは必要だと思いますけど、わざわざ学生の頃に働かないで、もっと友だちと休みの日にいろんなところに行けばよかったなって思います。
――どれくらい働いていたんですか?
週6くらいです。掛け持ちもしていて。僕はバイトが好きだったのでよかったんですけど、もしバイト漬けで楽しいことがないなと思っている人がいたら、一回シフトを減らしたほうがいいと思います。他に今しかできないことがたくさんあるから。
2.周りの大人たちをよく見ておく

――学生のうちに見て・聞いておいたほうがいいと思うことはありますか?
周りの大人たちをよく見ること。先生や家族、バイト先の人たちでも、学生の頃しか見られない大人たちの姿があると思うんです。大人がどういうふうに自分たちを思ってくれていて、自分たちはそれに対して何ができるのかみたいなことをその頃から考えられたら、そのあとの人生が楽になったり、誰かのために行動できる人間になれる気がするんです。僕は自分の中で「この人、カッコいいな」という人を見つけたら、なんでカッコいいと思ったのかを考えていたので、そういうこともしてみると楽しいし、人を見る力が身に付くと思います。
――いろんな大人と接することで、いろんな生き方があるんだなと知れますよね。
そうですね。そうすることで夢を諦めることもできれば、夢を追い続けることができるということも分かったので。僕は調理師という夢を諦めて芸能の道を選んだんですけど、そこまでに出会ってきた人たちの感性に触れたからそれを決められたと思うんです。何歳でも、重要な決断をするのはやっぱり自分なので、人の意見を聞きつつも自分の意思を持つために大事なことなのかなと思いますね。
3.知らないところに飛び込んでみる
――今まで経験した中でやっておいてよかったと思うことは?
僕は高校2年生の夏休みに1ヶ月、料理の宿泊研修で軽井沢に行ったんです。キャリーケース一個で知っている人もいない、泊まったこともない町で朝から晩まで働いて、僕はそのときに出会った人から学べたことがたくさんあって。年齢が上の方が多くていろんな人に紹介してもらったりもして、最後にはホームのような感覚になっていたんです。今もはじめましての方と会うことが多い仕事なので、そういうときに高校2年生という年齢で知らないところに自分かから飛び込んでよかったなと思いますね。お給料もいただいたんですけど、そのときの達成感はバイトの比じゃなくて。自分が向き合ってきたことが形になったし、やってきたことは間違ってないんだなと大人に認めてもらえた瞬間で、そういった意味でもやってよかったなと思いますね。
弾はツン多めのツンデレ、不器用という言葉がすごく似合う男

――10月から高橋さんが出演されるドラマ「君の花になる」がスタートします。今回はボーイズグループのメンバーという役どころですが、撮影はいかがですか?
ただお芝居だけに向き合って作品を作るのではなくて、ダンスや歌とかグループとしての活動も作品作りの中にあるので、今までとは大きく違いますね。
――高橋さんが演じる弾はどんな人物ですか?
ツン多めのツンデレと言われていて、不器用という言葉がすごく似合う男だなと思いますね。自分が思っていることをまっすぐに伝えられなくて、その苛立ちを人にぶつけてしまったりするけど、本当は根本に持っているものが誰よりも大きくて誰よりも熱くて。でもそれを周りに伝える必要なんてないだろう、自分の中だけで感じて俺が頑張ればこのグループはどうにかなるという考え方なんです。この作品は弾が本当はこう思っているという描写をすごく丁寧に作ってくれているので、どう映像になるかは僕も楽しみですね。
――今回はダンスと歌にも挑戦されています。
僕はあまり音楽に触れ合わないで生きてきて、「普段、何聞くの?」と言われてもパッと曲が出てこないくらいで。そんな人間が急にダンスレッスンとボイトレをして、自分たちの曲ができてみたいな状況に置かれて、すごく目まぐるしいというか、本当に自分にとって新しいものという認識が大きいですね。これまで踊ったこともなければ歌ったこともないし、人前で歌うことが苦手で友だちとのカラオケもイヤだったから、できるのかな?みたいな思いはありますし。距離を置いていたわけではないんですけど、それだけ遠くにあったものと自分を混合させなきゃいけない難しさみたいなものはあります。でも今は本当にダンスレッスンも歌も楽しいし、人は変わるんだなと思いますね。
――いろんな分野で活躍されるみなさんが集まっていることも、刺激になりそうですね。
今までは本当にお芝居しかしてこなかったので、こうやって違う分野で活躍している尊敬できる人が、同世代でできたことはすごいなと思いますね。
ファンのみんなをいい意味で裏切らなきゃいけないなと思う

――8LOOMとしての活動の裏側がTBS公式YouTube「『君の花になる』までの365日」でアップされていますが、トークでは高橋さんが仕切っている姿がよく見られますよね。
そうですね。「今日はMCを立てないでやります!」と言われても、あれだけ人数がいると勝手に体が仕切り始めるというか(笑)。
――あれは高橋さんとして仕切っているのか、それとも弾としてなのでしょうか?
どっちもあると思います。弾と僕が似ているとはまったく思わないし、今まで持っていなかった感性を持っているので、自分が寄せている部分はたくさんあるというか。啓永や愁斗、幸輝に意地悪するのは弾としてだなと思うけど、そこが似ているのか自分が似せているのかは他の役柄をやっていないので想像がつかないですね。でも弾に近づけたらいいなと思っているし、間違いなく最初よりは近づけていると思います。
――今作ではドラマを通して視聴者が推しを見つけ、8LOOMを応援していくという楽しみ方もありますが、推される側である高橋さんにとってファンのみなさんはどういった存在ですか?
僕が一番思うのは、ドラマ放送前の一番のモチベーションになっているというか。放送が始まると「こういう感じだったのか」と自分を客観的に見られるんですけど、始まるまではそれがないので、自分がどういうものをファンの方に届けたくて、ファンの方はどういう思いで見てくれているのかなと考えています。お芝居以外のコンテンツでもそうですけど、視聴者のみなさんを楽しませるとともに、高橋文哉のファンのみなさんをいい意味で裏切らなきゃいけないなという思いが毎作品あるんです。「文哉くん、こういう役をよくやってるけど、ひとつひとつに違うよさがあるな」みたいに言ってもらえるのが嬉しいので、僕にとってのモチベーションになっていますし、大事だなと思いますね、すごく。
高橋文哉さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!
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PROFILE

高橋文哉
2001年3月12日生まれ。埼玉県出身。2019年に「仮面ライダーゼロワン」で主演を務める。主な出演作に『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』(主演/20)、ドラマ「着飾る恋には理由があって」(21)、「最愛」(21)、「ドクターホワイト」(22)、「悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜」、映画『牛首村』(22)などがある。
火曜ドラマ「君の花になる」10月18日(火)スタート
毎週火曜 よる10:00~10:57放送
ある出来事により挫折した元高校教師の主人公・仲町あす花(本田翼)は突如、7人組ボーイズグループ・8LOOM(ブルーム)が共同生活する寮の“寮母”に。そこでかつての教え子・佐神弾(高橋文哉)と再会する。弾がグループのリーダーとして夢に向かってまっすぐ挑戦する姿に心を打たれ、気づけば教師だった頃の情熱を取り戻し、自身の挫折とも向き合うようになっていく。
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取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子
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