俳優・白洲迅が“学生の君に伝えたい3つのこと”「“ひたすらに遊ぶこと”これは本当にやっておいた方がいい」

編集部:あこ

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人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。

10月7日より福岡・熊本で先行公開し、10月14日からは全国で公開される映画『向田理髪店』。その中で東京から故郷・筑沢町に戻り、父が営む理髪店を継ぐと言い出す、和昌という役柄を演じる白洲迅さん。今回は大人になった今だからこそ感じる、学生のうちにやっておくべきことを教えてくれました。

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学生の君に伝えたい3つのこと

俳優・白洲迅が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.学生のうちはひたすら遊ぶこと

――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

もうひたすらに遊ぶこと。これは本当にやっておいたほうがいいと思います。大学生って大人になる直前の猶予期間みたいなもので、その時間をどう使うかは本当に自分次第ですし正解はないと思いますけど、社会人になると想像以上に遊べなくなるので。それに学生のうちに遊ぶのと社会人になってから遊ぶのって、なんか違うんですよね。なんて言ったらいいか分からないけど、大人になってもすごく思い出に残るし、何にも代え難い、かけがえのない時間なんです。そしてちょっとでも興味のあることは一回だけでもいいから、とりあえず挑戦してみたほうがいい。大人になってからだと、そういう軽く挑戦してみようということがなかなか難しくなってくるんですよ。それは本当に、あの頃の自分にも言ってあげたいですね。

2.漫画「アオアシ」を読んでみてほしい

――学生のうちに見て、聞いておいたほうがいいと思うものは?

「アオアシ」というサッカー漫画があるんですね。僕はサッカーがわからないんですけど、物事の考え方やマインドの持って行き方がすごく勉強になるなと思いました。自分自身と向き合うことや、気持ちという曖昧なものを言語化することは難しいし大変なんだけど、その分ものすごく大事なことなんだなぁと改めて思ったし、よくできた作品なんです。相当労力をかけて書かれていると思うんですけど。人気漫画なのでもう充分知っているよという方も多いかもしれないですけど、何にでも通ずることを教えてくれる漫画で、勉強になる、本当に素晴らしい作品です。大学生の頃ってやりたいことや進路が決まっていないと、特に不安になる時期だと思うんですよね。現に僕もそうだったし。その中で僕は考えを言葉にすると自ずとやりたいことも見えてくるんじゃないかなと思ったので、この作品はその助けになるかなと思いました。ちょっとずつでも、そのかけらになるような単語でもいいから、とりあえず書き出してみたり、考えようとするのがすごく大事なのかなと思います。

3.ダンスは経験しておいてよかった

――これまで経験してよかったと思うことは?

僕に関してはダンスですかね(笑)。中学まではずっと野球をやっていたんですけど、高校からは、まあちょっとモテたくてダンス部に入ったんです(笑)。この業界に入ったからかもしれないですけど、今となってはやっておいてよかったなと思いますね。

演じた和昌は悩める若者代表みたいなキャラクター

――10月より公開される映画『向田理髪店』について、原作・脚本への印象を教えてください。

とても面白く読ませていただきました。心温まる家族の話でそこはしっかり感動しながら、ところどころに入っているユーモアな表現であったりとか(笑)、田舎ならではの小さな事件から本当の刑事事件まで起きてしまう、ある種ファンタジックな見せ方もあって、全体を通して飽きさせない、いい作品だなと思いました。

――今回演じた和昌はどんな人物だと思われましたか?

東京で働いていたはずが、ある日突然、会社を辞めて地元に帰ってきて両親に「俺は床屋を継ぐ」というところから始まるんですけど、とても共感できるというか。和昌は27歳の設定なんですけど、20代後半って多少経験を積んで、いろいろ余計なことを考え始めるんですよね。周りと比べてみたり、自分はこのままでいいのだろうかと考える、そういう時期だと思うんです。僕もそうで、周りのみんなも同じように20代後半は悩んでいるんだなぁと思っていたらこういうお話が来たので、悩める若者代表みたいなキャラクターなのかなと(笑)。そういう根底にある悩みみたいなものはすごく理解できるんですけど、実はバイタリティあふれる男で、ポンって仕事を辞めて地元に帰って来ちゃうのもそうだし、親父に反対されるのも分かっていながら、「これをやるんだ」と言い切るところは勇気があるな、なかなかできないことだなと思いますね。どこまで熟考して考えたことなのかはわからないんですけど(笑)、それが若さなのかなとも思います。僕も含め、世の中の人ってやりたいことがポンっと出てきても、挑戦できないのが普通だと思うので、和昌はいいぶっ飛び感があるなと(笑)。僕の友だちでもそういうやつはいますけど、尊敬しますもんね。細かいことや周りの目を気にせず、自分の気持ちに素直に生きることができるのは素晴らしいなと思います。

地元は変化するものと揺るぎないものを感じられる場所

――白洲さんは東京都出身ですが、地方出身という役どころについてはどう感じましたか?

僕の両親が青森出身で、小学生ぐらいまで毎年夏休みは一ヶ月半くらい、じいちゃんとばあちゃんがいる田舎に行っていたんです。だから地方出身者の気持ちが分かるとは言えないんですけど、田舎のよさは多少分かるつもりではいるので、故郷という意味ではその頃の記憶だったり、田舎で過ごした時間を思い返しながら台本を読んだりしましたね。

――作品について「人との繋がり、家族という存在の大切さを、演じながら改めて考えさせられ、感じることができた」とコメントされていましたが、特にそれを感じたシーンはありますか?

家族の面で話すのであれば、ラストシーンです。そこまでの積み重ねもありますし、2人の表情から家族としての愛情をものすごく感じて、あれは忘れられないシーンになったなと思うのと、息子としてはショッキングな(高橋克実さん演じる)親父の姿を見るシーンもとても響くものがありました。僕の勝手なイメージで、克実さんはおしゃべりで明るい方なのかなと思っていたけど、意外と言葉数が多くない方で。作品にあわせてそういう振る舞いをしていたのかは分かりませんが、威厳のある親父感をカメラが回っていないときにも感じたので、親父と息子の微妙な距離感みたいなものにスッと入っていけて、すごく感謝しています。富田(靖子)さんに関しては、もう本当に優しく包み込んでくれるようなお母さんだったので、今後役者としてどうするかとか(笑)、人生の話まで聞いてもらって、そういう普段のやりとりが家族でいるシーンに特に反映されていたなと思います

――今回の物語は和昌が地元に帰るところから始まりますが、白洲さんにとって地元はどういう存在ですか?

実家を出て、地元じゃない場所でひとりで過ごす時間が長くなってから帰ると、ちょっとずつ景色が変わっていたりするじゃないですか。そういう思い出だった場所の変化を感じると、急に大人になったような気がするというか、自分の現在地を感じさせてくれるのかなと思います。あとはやっぱり、親という存在はものすごく大きいですし。人も人の心も場所も、時間が経つとともに変わる部分はあれど、絶対に変わらない部分があると僕は信じているので、変化するものと揺るぎないものを感じられる場所でもあるのかなと思います。

結局は捉え方次第。どれだけ楽しいことに目を向けられるかだと思う

――先ほど和昌について話していただいた中で、20代後半は悩む時期とおっしゃっていましたが、白洲さんはどういうことに悩んだのでしょうか?

今年で30歳になるんですけど、まあ、ありとあらゆることに悩んで、悪い面ばっかり見ていたなぁ、いろんなことを求めるようになっていたんだなぁという時期があったりして。でもそういうマインドでいると、いい面を見られなくなっているから辛いわけですよ。自分が今どれだけ恵まれているのか気づかず、ある種ちょっとわがままになっている部分もあったんでしょうね。でも今となってはそういう時期を経験したからこそ、すごく楽になってきたというか。30代って楽しいとよく聞くから、「あ、そういうことなのかな」と思ったりもして。結局は捉え方次第で、どれだけイヤなことや悪いことを受け流して、楽しいことに目を向けられるか、面白いことを見つけられるかだなと思います。

――そう考えられるようになったきっかけは?

なんなんですかね。ある程度、苦しみきったからなのかな(笑)。気持ちとの付き合い方がうまくなってきたというか、そういう意味で大人になったとも言えるのかもしれないです。その苦しい最中にいろんな人に相談してみましたけど、人生の先輩方に聞いた話を頭では分かっても心の底からは分からないというか、その言葉を聞いた感想が「でもそれって」と否定から入るんですよ(笑)。今になれば、あの頃みなさんからいただいた言葉はすごく分かるんですけどね。ただそうやって相談をして、いろんな助言をいただいたことは間違いなくプラスだし、腑に落ちないという過程もあったからこそ、今の自分があるんだなと思います。

白洲迅さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!

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PROFILE

白洲迅

1992年11月1日生まれ、東京都出身。2011年に舞台『ミュージカル テニスの王子様2ndシーズン』でデビュー。直近の主な出演作に、ドラマ「リコカツ」(21)、「どうせもう逃げられない」(21)、映画『10万分の1』(21)、「鹿楓堂よついろ日和」(22)、「刑事7人」(22)、「個人差あります」(現在放送中)などがある。

映画『向田理髪店』2022年10月7日(金)より福岡+熊本先行公開/10月14日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開

向田康彦(高橋克実)は妻の恭子(富田靖子)と親から継いだ筑沢町にある理髪店を営んでいた。お客さんのほとんどが近所に住む老人たち。そんなある日、東京で働いていた息子の和昌(白洲迅)が帰郷し、会社を辞めて店を継ぐと言い出す。和昌の言葉を聞き、恭子は素直に喜ぶが、康彦は自分の過去が頭を過ぎり、不安を感じる。和昌はそんな康彦の思いを知らず、ゆくゆくはカフェを併設する店にするという夢を語り、理容師学校へ通うための費用を稼ぐために近くの運送会社でバイトを始める。そんな中、市役所で行われた地域振興に関する会議で、和昌は自分の想いを否定する康彦に反発していたが、その後、康彦がいう街の現状を目の当たりにすることになってゆく。

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取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子
ヘア&メイク/茂手山貴子
スタイリング/持田洋輔
編集/学生の窓口編集部

ジャケット¥52,800/Urig(070-8426-7161)、シャツ¥31,900/Wizzard/TEENY RANCH(03-6812-9341)、パンツ¥35,200/MUZE /MUZE GALLERY SHOW ROOM(03-6416-4347)、靴¥36,520/MUZINA(ディートエル(03-6454-0604)

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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