俳優・高杉真宙が“学生の君に伝えたい3つのこと”「 学校以外にもいろんな選択肢があることを知っておいて」

人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。
偶然の出会いからひとつ屋根の下で暮らすことになった男女と、その家族との繋がりを描いた映画『いつか、いつも……いつまでも。』が10月14日に公開。今回は主人公・俊英を演じた高杉真宙さんが、学生時代だからこそできる時間の使い方や人間関係についてのアドバイスをくれました。
▼磯村勇斗さん、BE:FIRST・RYOKIさん、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと
俳優・高杉真宙が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.恥ずかしがらずにやりたいことをやる
――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?
やりたいことをやるべきです。やりたいことがないなら勉強でもゲームでも遊びでもいいし、何でもいいんですよ。そうじゃないと、大人になったときにやりたいことに時間を使えなくなっちゃうので。学生のうちは時間って自分のものだけど、大人になると、人と共有する時間が幸せになっていく瞬間が増えていって、自分の時間が圧倒的に少なくなると思うんですよ。子どもができると自分の時間がトイレだけになると聞くこともあるんで。まあ僕は子どもを育てたことがないから、分からないですけどね。大人になってからできることも多くありますけど、大人になってからできないことも圧倒的にあるから、恥ずかしがらずにやりたいことをやるべきだと思います。
2.大人と話ができる時間は貴重
――これまで経験しておいてよかったことはありますか?
大人といろんな話ができたこと。これは重要ですね。仕方ないんですけど、学生の頃って学校の中が世界のすべてなのかなと思うくらい、コミュニティが狭いんですよ。僕は中学2年生で上京して、学校ではほとんど人と話さなかったですけど、趣味と仕事があっていろんな人と話すことがあったから「まあ、こんなもんか」と思って過ごせましたし。
3.学校以外にもいろんな選択肢があることを知っておいて
部活で友だちができることもありますけど、習い事でコミュニティを広げるのもいいと思うし、学校以外にもいろんな選択肢があるんだと知っておいてほしいです。
演じた俊英は不器用な人

――10月14日に高杉さんの主演映画「いつか、いつも……いつまでも。」が公開されますが、完成作をご覧になった感想を教えてください。
台本を読んだとき、演じてみたとき、見たときとですべて印象が違うなぁという感じですね。台本を読んで想像していたときは、もう少し淡々と進んでいくものなのかなと思っていました。会話劇なのでどちらかというと動きが少ないイメージだったんですけど、演じてみると思いの外バタバタしているというか(笑)。それが完成作では音楽や編集でもっとポップになっていたというか、色がついたなと思いましたね。改めて素敵な作品だと感じました。
――今回演じた俊英という役柄の印象を教えてください。
不器用な人だなぁという印象がありましたね。別にそんなにずぶとい人ではないんですけど、気になるところは気になる、気にならないところは気にならないと、パッツリ分かれている人なんじゃないかと思います。だからこそ憧れの人の写真をずっと持っていたんだと思いますし、看護師さんにいろいろ言われても「俺は俺だし」という感じで(笑)。あとは結構、自我が強いですよね。まあ、家族みんな自我は強いんですけど(笑)。この印象は演じる前と演じたあとで変わらなかったです。
――作中で描かれた俊英と亜子の関係や、家族の形はどう思いましたか?
俊英と亜子ちゃんの関係性はこれからだと思うので、まだないに等しいようなものだと思うんですけどね。でも築き上げた信頼関係で繋がっていて、そこは強いのかなと思います。家族の形についてはすごくうらやましいんじゃないですかね。俊英の家族は楽しそうだなと思います。ただ、一人暮らしはしたいです(笑)。いつ叔母が来てはちゃめちゃにして帰っていくか分からないまま過ごす日常は、楽しめるのかなという(笑)。いい人なんですけどね、大変そうです。
――俊英と亜子は、お互いにどういうところが信頼できると感じたんだと思いますか?
亜子ちゃんがどう考えていたかは分からないですけど、俊英に関しては家族以外でここまで思ったことをはっきり表現できる、自由に生きられる人はなかなかいないからなのかなぁと。そういう繋がりがあれば、あとは亜子ちゃんに引っ張ってもらうだけだったので。そのほうが俊英はフリーダムに生きられるんだと思います。
一番安らげるのは“パソコンの前”

――印象に残っているシーンはありますか?
亜子ちゃんとの会話の中で、俊英が過去の話をするところは印象に残っていますね。ごまかすためにずっとものを食べていたんですけど、用意していただいたチョコが多分すごく高級なんです。濃厚だったんですよ。それをカットがかかるたびに食べなきゃいけないからめちゃくちゃ大変で、だから印象に残っています(笑)。本当に、一生分のチョコを食べたと思いました。10個は余裕で食べたと思うんですよね。途中から半分になったりもしたんですけど、どれだけ小さくしても中がトロトロしている濃厚チョコじゃ関係ないですよ。でも次の日にチョコを食べていて、自分にびっくりしました(笑)。寝溜めも食い溜めもできないですね。
あと、難しかったのはまり子さん(俊英の元婚約者)との関係性ですかね。俊英のちょっとした行動や言葉、目線だけでまり子さんが救われる部分はあったと思うし、それは台本には書いてないですけど、なんとなく目線や間でやろうかなと思っていたんです。でも監督から「それはなくていい」「なんでもかんでもキレイにまとまるものではないから」という話をいただいて、確かにそうだなと思って。今回はそういうところも含めて、ドラマとされているんだなぁというのは面白かったです。みんなが絶妙に自由だからこそ、その自由さがストーリーを作っているんですよね。
――作中では俊英と亜子それぞれが自分の居場所を見つけていきますが、高杉さんが一番安らげる場所や、自分らしさを取り戻せる時間はありますか?
パソコンの前ですかね(笑)。何にも考えなくてもいいのがゲームで(笑)。何も考えなくていいときって寝る以外だとなかなか見つからないんですよ。僕は映画とかを見始めると集中して何も考えないですけど、疲れちゃったりするし、絶対に途中で止めたくないんで。そういうことを含めると、すごく素敵な世界に入り込めますし、ゲームや漫画ってちょうどいいなと思いますね。だから趣味の時間ですかね。
――食卓を囲むシーンも印象的ですが、高杉さんにとって思い出深い家族の味はありますか?
ピーマンの肉詰めですね。それを母親に言ったら「多分、数回も作ってない」「逆になんでそれなんだ?」と言われましたね。「思い出深い意味がわからない」みたいな感じでした(笑)。確かに、僕が覚えているだけで思い出深いかと言われたらそこまでじゃないかもしれないですけど、うまかったなぁ〜という印象はありますね。あとは母の手作りのクッキーが好きでしたね。何味だったんだ、あれ……結構独特な味だったんです。シンプルな生地なんですけど、めちゃくちゃうまかったんですよ。それが僕のクッキー好きに繋がっていると思うんですよね。今の今まで忘れていました。何味なんだろう? 今度聞いてみようかな。
高杉真宙さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!
※ログイン、もしくは会員登録完了後ご覧いただけます。
PROFILE

高杉真宙
1996年7月4生まれ、福岡出身。2009年に舞台「エブリリトルシング‘09」で俳優活動をスタート。2011年には映画『カルテット!』で初主演を務める。直近の主な映画出演作に『前田建設ファンタジー営業部』(20)、『糸』(20)、『バイプレイヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(21)、『異動辞令は音楽隊!』(22)などがある。現在バラエティー番組「ぐるぐるナインティナイン」、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」、CXドラマ「PICU 小児集中治療室」に出演中。
映画『いつか、いつも……いつまでも。』2022年10月14日(金)全国公開

海辺の診療所で、祖父と共に働く医者の俊英。彼の前に、ある日、憧れの女性にそっくりな亜子が現れる。胸ときめくも束の間、”こじらせ女子”の亜子に振り回され、彼の理想像は粉々に。だが、あきらめきれない夢と現実の間で傷つく亜子の素顔を知るにつれ、淡々と生きていた彼の何かが変わってゆく。そして、亜子もまた、俊英や“じいさん”、家政婦の“キヨさん”と囲む家族のあたたかい食卓に、かけがえのないものを見出していく…。偶然のいたずらで、ひとつ屋根の下で暮らすことになった二人の恋と家族の”繋がり”を描く、ハートウォーミング・ラブストーリー。
©2022『いつか、いつも……いつまでも。』製作委員会
高杉真宙さんのサイン入りチェキを抽選で2名様にプレゼント!
このインタビュー記事をチェックしてくれた読者のみなさんにサイン色紙をプレゼント! 抽選で2名様に当たります。
▼応募方法はコチラ
ーーーーーーーーーーーー
1.「マイナビ学生の窓口」公式Twitter(@m_gakumado)をフォローする
【Twitter】https://twitter.com/m_gakumado
*すでにフォローしている場合も対象になります。
2.下記の投稿をリツイート(RT)
3.下記の応募ボタンから応募する!
学生の窓口会員の方▼
下の応募ボタンをクリックして、学生の窓口アカウントでログインしてください。希望のプレゼントを選択いただき、応募フォームに必要事項をご入力ください!
学生の窓口非会員の方▼
下の応募ボタンをクリックして、まずは「新規会員登録をする」から学生の窓口アカウントを作成してください。
※ブラウザの別タブでフォームが開きます。
登録完了後、もう一度下記応募ボタンをクリックして、学生の窓口IDでログインしてください。希望のプレゼントを選択いただき、応募フォームに必要事項を入力すれば応募完了です!
※会員登録は無料です。応募には学生の窓口会員登録が必須となります。
注意事項
■応募期間
2022年10月13日(木)~2022年11月12日(土)23:59まで
■抽選方法
・当選者は、ご応募いただいた方の中から抽選で決定させて頂きます。審査経過および結果に関するお問い合わせや苦情については応じかねます。
■当選連絡
・当選者の方には公正な抽選後、個別にご連絡を差し上げます。未当選となった方への連絡はいたしませんので、ご理解いただけますと幸いです。
■その他注意事項
・ご応募いただいた方の個人情報が本キャンペーン以外で使用されることはありません。
・ご提供いただいた個人情報は、当選者へのご連絡のために使用させていただき、ご本人の同意なしに第三者に開示、提供することは一切ありません。
取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子
編集/学生の窓口編集部
【お仕事図鑑】お仕事や商品の開発秘話など、直接社員の方とお話できる貴重な激レア取材!
【アンケート】一回答で最大20円相当のTポイントがもらえるアンケート実施中!
【プレミアプレゼント】人気俳優のサイン入りチェキや作品の非売品グッズが当たる!
【読者プレゼント】ワイヤレスイヤホンやステンレスボトルなど学生生活で役立つアイテムをプレゼント!