声優・飯田里穂が“春からの君に伝えたい3つのこと”「新しいことを始めるときは“準備”が大事」

編集部:あこ

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人生の先輩である著名人の方々から、春から新生活、新しい学年が始まる大学生のみなさんに、エールを送る「春からの君に伝えたい3つのこと」。

伏線が張り巡らされたストーリー、芸人やラッパーを声優として起用したことなどで昨年大きな話題を集めたアニメ「オッドタクシー」。4月1日には、新たな角度で再構築した「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」が公開されます。今回はヒロイン・白川を演じた飯田里穂さんに、ご自身の大学時代の経験から温かいアドバイスをいただきました。

声優・飯田里穂が<春からの君に伝えたい3つのこと>

1.大学で友だちはたくさん作っておく

――春から新生活を頑張る学生がやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

私が大学に通って卒業した実体験から話すと、友だちはたくさん作っておいたほうがいいです。ひとりでやりたいことに向かって勉強するのも大事なんですけど、大学だからこそいろんな友だちを作って「この授業の単位が危ないぞ」なんてときはちょっと助けてもらうとか(笑)、そういう協力プレイはかなり必要になるかなと思いますね。それに今自分自身がよく会ったり、近況を話すのは大学の友だちなんですよ。なので、多分みなさんも今そばにいる人たちと今後も長く付き合うことになるんじゃないかなと思います。

――飯田さん流の友だちを作るコツはありますか?

まずは自分のことを「私はこうなんだけど、どう?」と話して、そのあとによく友だちの話を聞くとかですかね。急に相手のことばっかり聞くと、この世の中ですから「私、そんなにプライベートのことを話したくないんだけど……」「なんの個人情報を引き出そうとしてるの?」と思われちゃうかもしれないので(笑)。

2.竹富島に行ってパワーをもらってほしい

――新生活を頑張る学生に、見て・聞いてほしいものを教えてください。

まず大前提で「オッドタクシー」は観ていただくとして(笑)。そして私が声優として初めて出演した「ラブライブ!」も元気をもらえる作品でおすすめなんですけど(笑)、私が一度行って、みんなにもぜひ行ってほしいのが沖縄の竹富島です。映画の撮影で滞在したんですけど、普通は本島にホテルを取って竹富島は日帰りということが多いんですよ。だけど島に泊まってキレイな星を見たり、星砂のビーチに行ったり、島民の方とコミュニケーションを取ってみてほしくて。私が行ったのは高校3年生の卒業式の前後だったんですけど、卒業式を終えた次の週に撮影に戻ったら担任の先生がその島にいたんですよ。他にも不思議なことがめちゃめちゃ起こった場所だから、もう一回行ったほうがいいなと思っているし、この状況だからすぐには難しいかもしれないけど、みんなも行ったらパワーをもらえるんじゃないかなと思います。

3.新しいことを始めるときは“準備”が大事

――新しいことを始めるときに、やっておいてよかったなって思うことはありますか?

新しいことを始めるときは、準備が大事ですよね。今、家の近くに工事現場があって、そこに「準備が大事」みたいな横断幕が貼ってあるんですよ。私は毎日それを見て「よし、準備した!行ってきます!」と思いながら仕事に行っているんです(笑)。準備が大事だと頭で分かっているんですけど、目で見ると改めてそう思うし、最近は「自分は準備をしたから絶対にできるぞ!」みたいな自信をつけて現場に行けるんです。だから工事が終わらないでほしいなって思うんですけど(笑)。これから会う人がこういう職業の人だからどういう会話ができるかなと考えたり、行く場所のおいしいごはんを調べるとかでもいいと思うんです。そういう準備や下調べはすごく大事だなと思っています。

人間味が溢れている白川さんを演じるのが楽しかった

――「オッドタクシー」は昨年放送され大きな話題になりましたが、その反響は飯田さんにも届いていましたか?

届いていました。知人からたくさん連絡が来ましたし、あとはネット上でも「白川をやってるの、飯田里穂だったんだ」とか、素直な反応とかをたくさんいただきましたね。もともと落ち着いたトーンの役柄は挑戦したかったんですけど、なかなか機会がなかったところに今回の白川さんを演じることになったので、個人的には夢だったことが実現したのが「オッドタクシー」だったんです。だからそういう反応をいただけたことも嬉しかったです。

――飯田さんから見て、白川さんはどういうキャラクターだと思われましたか?

キラキラ輝いて男性に「頑張れ!」と言うようなヒロインというよりは、結構特徴のある(笑)、変わったヒロインだなと思っていて。最初は怪しい人物としてフラグが立つんですけど、物語を追っていくうちに主人公の小戸川さんに心を開いていって心情が変わっていくし、人間味が溢れているので演じるのもすごく楽しかったですね。あと白川さんはナースなんですけど、カポエイラをやっていて。それを見せたがるのもかわいいんです(笑)。

――個性豊かなキャラクターがたくさんいますが、白川さん以外で気になるキャラクターは?

TVアニメのほうでは、お話的に「田中革命」(4話)で、斉藤壮馬さんがひとりでずっと喋る回があるんですけど、あれはかなり印象が強いですね。結構序盤で突然あの話がくるし、しかもひとりで語っているのに全然飽きさせない内容で。誰しも表に出してないだけでこういう気持ちってあるよねと思いましたし、「田中〜!」ってなりましたね(笑)。

バラエティに富んだキャスティングも人気の要因のひとつ

――この作品は考察しながら楽しむファンの方が多かったですが、飯田さんは結末を知ったときはどう感じられましたか?

びっくりしました。私、アニメを2周くらいしたあとにYouTubeのオーディオドラマを聞いたので、それまでよく分からないところがあって。なんとなくこうなるのかなと予想を立てて見ていましたけど、それとは全然違った結末だったから本当に驚きましたし、オーディオドラマを聞いてよりゾクっとしました。

――「オッドタクシー」は物語はもちろん、音楽や芸人さんの参加など、いろんな方面から注目をされた作品だと思います。飯田さんが特に魅力に感じたのはどういったところでしょうか?

バラエティに富んだキャスティングも人気の要因の中にもあって、声優さんのお芝居のリズムとは違う芸人さんの掛け合いも物語の中でかなりいいスパイスになっているし、ラップとか今までのアニメのルーティンにないものが取り込まれているのも、かなり影響があったのかなと思います。それに「まっすぐ走っていくぜ!」「ついて来い!壁があったら乗り越えていくぞ!」みたいな内容とは真逆じゃないですか。意外とみんなが持っている気持ちとか、有象無象なのに世の中で表に出さないのが正義みたいになっていることを、あえてアニマルたちで描いたのが多くの方々とすごくマッチしたんだと思うんですよね。ミステリー要素もあるから「どうなっていくんだ?」と好奇心を持つ方も多かったでしょうし、いろいろな要因があったのかなと思います。あと周りからはSUMMITさん、スカートさん、PUNPEEさんとか、「オッドタクシー」に音楽で参加しているアーティストさんがもともと好きで見始めたら面白かったというのもよく聞きましたし。だから決して誰かひとりの力じゃなくて、みんなの力だったんだなと思います。

――4月1日にはアニメシリーズを再構築した「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」が公開されます。見どころを教えてください。

映画で初めてこの作品を見る人でも見やすいストーリーになっていますし、何回も考察した人は「あそこはどうなっていたんだろう?」と思っていた裏側がやっとスッキリするというか、いろんな捉え方ができる映画になっていて。「実はあのとき、こう思っていた」とか裏話的な部分も見えて、各キャラクターの深掘りもされているので、さらにこの作品にハマれると思います。最後にはかなりいい展開がいっぱいあるんですけど、私的な白川さんのベストシーンは終盤のほうに来るので最後まで見てほしい!(笑)こういう作品なので、ただじゃ終わらない感がどうやらあるらしいです。と、スタッフさんからも聞いています。映画館に行かないと分からないことみたいなので、楽しみにしていてください。“らしい”“みたい”ばかりで申し訳ないです(笑)。

飯田里穂さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!

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PROFILE

飯田里穂

10月26日生まれ、埼玉県出身。
2002年 NHK「天才てれびくん」において、てれび戦士として4年間レギュラーを務め人気を博す。映画・TV・舞台・CM・ラジオ等徐々に活動の幅を広げ、2010年 メディアミックス作品『ラブライブ!』(星空凛)にて声優デビュー。近年の代表作として『オッドタクシー』(白川)、『アイドルランドプリパラ』(香田澄あまり)、『終末のハーレム』(東堂晶)、『フリクリ オルタナ』(矢島聖)などがある。

『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』
4月1日(金)全国ロードショー


©P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ

偏屈で無口な変わり者<小戸川>。個人タクシーの運転手として街を流しながら、なるべく他人と関わらないように、平凡な日々を過ごしていた。ところが、ある日思い掛けず『練馬区女子高生失踪事件』に巻き込まれてしまう。事件には、億を超える巨額の金、目的不明の半グレ集団、売り出し中のアイドル、カリスマ化されていく大学生など、様々な事物が絡み、混沌としていく。それでも、ある計画の実行をきっかけに、事態は一気に収束。一連の出来事は、多くの悲しみや不条理をはらみながら、いったんの結末を見た。
――かに思われた。
関わっていた人々は、口々に証言する。“あの時一体何が起きていた”のかを。それらを繋ぎ合わせることで浮かび上がってくる、事件の新たな輪郭。一人のタクシードライバーの “人生を一変させるような出来事”がカタチを変え、運命の歯車は再び揺さぶられていく。

URL:https://oddtaxi.jp/

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取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子
編集/学生の窓口編集部

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編集部:あこ

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