「やる気を出すには、とことんネガティブになろう」ぺこぱ流・モチベーションを上げるヒント #大学生の相談窓口
大学生が抱えるさまざまな不安や悩みに対して、突破口になるようなアドバイスを著名人の言葉で贈る「大学生の相談窓口」。今回学生の悩みに答えてくれるのは、『M-1グランプリ2019』にて第3位の成績をおさめ、子どもから大人まで大人気のお笑いコンビ・ぺこぱの松陰寺太勇さん、シュウペイさん。長い下積み時代を経てブレイクを果たしたお2人に、やる気を出す方法についてアドバイスを伺いました!
Q.やる気を出す方法を教えてください
わたしは何かをしなければならないときに限り全くやる気が出ず、いつもギリギリになってから行動してしまいます。どうすればやる気が出るのでしょうか?
(女性/21歳/大学4年生)
A.未来の自分をイメージしたら「やっておこう」と思えるかもよ
ネガティブになる&ご褒美作戦で乗り切ろう
松陰寺太勇さん(以下:松陰寺):これめちゃくちゃ分かるな〜。僕も結構ギリギリの人間で、学生時代のテスト勉強なども、いつもギリギリになってから手をつけていました。ただ、質問者さんのように「やばい!」と思いつつも、ちゃんと行動をしているだけで十分えらいと思いますけどね。本当にやらない人もいますから(笑)。
シュウペイさん(以下、シュウペイ):やる気を出すために、しいて意識していることはある?
松陰寺:「めちゃくちゃネガティブになる」ことかな。「テストで0点を取ったらどうしよう……。まわりにバカにされる……親にも怒られる……ああ、嫌だな!と思うくらいなら勉強しよう」と、最悪のストーリーを想像します。そうすると、なんとか回避したくなるので「やろう」と思えますね。ネガティブの先が見えたらやる気は出るんじゃないかな。
シュウペイ:ちなみに僕もいつもギリギリの人間なんですけど、自分の娯楽というか、ご褒美を意識して乗り切っていることが多いかも。例えば、飲みに行く予定が入っていたら、日が近づくにつれて目の前のことをしっかりと終わらさないと、行けないわけですよね。娯楽やご褒美と照らし合わせながら「ちゃんと遊ぶために乗り切るぞ」と考えると、少しはやる気が出るかもしれません。デートの予定とかね!
「行動しなきゃ!」と思うギリギリまで、何もしない作戦もアリ
松陰寺:それか、究極ギリギリまで何もせずに寝て、デットラインを超えたら本当にまずいぞ……!というチキンゲームを一人でやってみる(笑)。
シュウペイ:「しなきゃ」と思うまで、本当に何もしなくていいかもね。
松陰寺:そう。「やる気出ないな。じゃあもう何かするのやーめた」と、すべてを投げ出してみる。そうするとだんだんと「やっべえ!」という気持ちになるかもしれません。何もしないことにそわそわするまで何もしない、はどうだろう。みんなギリギリで生きていると思うから、どうせならギリギリをゲーム感覚で楽しんでみるのも一つの手!
シュウペイ:ただし、責任は取れません(笑)。
【まとめ】
未来の自分をイメージするとやる気アップ!どうしても無理なら、一度何もしない選択肢をとるのもアリ
ついギリギリに行動してしまう人も多いはず。そんなときはお2人のように、未来の自分をイメージすると「苦しみたくないから今やっておこう!」と思えるかもしれませんね。
文・取材/田中さやか
写真/島田香
編集/学生の窓口編集部
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