スリラー×ヒューマン!?こわいだけじゃないスリラー映画は面白い!映画『ダニエル』公開直前!学窓ラボエンタメ部座談会
みなさんは「スリラー映画」をご存じですか?
ホラー映画と同じように観客の緊張感や不安感を煽るスリラー映画。映画『ダニエル』は、ホラーやスリラー映画が苦手な方からも「面白い!」という声が多数あがっている作品なのだそう。
今回は、そんな映画『ダニエル』を、ホラーやスリラー映画に苦手意識のある大学生を含めた6人の学窓ラボエンタメ部女子メンバーに観てもらい、率直な感想や映画の考察などを、楽しく共有した座談会の様子をお届けします。
スリラー映画に興味がある方、チャレンジしてみたい方はもちろん、映画を観終わった後に読むと一緒に考察した気分になれると思います!
作品は、世界的大ヒットシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』の主演でも知られるイライジャ・ウッドが製作を手掛け、内気で繊細な青年と、圧倒的カリスマ性を持つ“空想上の親友”『ダニエル』、両極にある二人の恐ろしくも美しい関係を描いた新感覚〈イマジナリー×スリラー〉。ハリウッドを代表する若き二世俳優たちが二人の男を演じ、そのイケメンぶりも話題です。
メンバーはこちら!
普段から映像作品を観るのが好き。アニメもホラーもジャンル問わず観たい。 |
|
スリラー・ホラー映画は苦手。ハリーポッターが好き! |
|
ホラー映画は脅かされるから苦手。スリラー映画は初めて。洋画が好き。 |
|
友達と月に1回ホラー鑑賞会をするくらい好き! |
|
ホラー映画はあまり観ないけど、映画を誰かと一緒に考察したり感想を言い合うのが好き |
|
映画はあまり見た事がないけど、これを機に観始めたい。ホラー映画に興味あり! |
STORY
両親の離婚により孤独な幼少期を過ごしていたルーク(マイルズ・ロビンス)。心に大きな傷を負った彼の拠り所は、ダニエル(パトリック・シュワルツェネッガー)という名の、自分以外には見えない親友の存在だった。
ある事件をきっかけにそんな“空想上の親友(イマジナリーフレンド)”を封印したルークだったが、時が経ち不安と孤独に苛まれたことで長年の封印からダニエルを呼び起こす。カリスマ性に溢れ妖しくも美しい魅惑的なダニエルは、孤独なルークにとって再び“唯一の理解者”となっていく。やがてルークの生活は一変。すべてが順調に進み、いつしかダニエルを必要としなくなるが、ダニエルはそれを許さず、次第にルークを支配しようと動き出す―。
Q、まず、率直な映画の感想を教えてください!
すごく面白かったです!
幼いルークとダニエルが楽しく遊ぶ様子にほっこりして、怖い映画は苦手だけど、「意外と平気かも!?」と思いました。
ドキドキハラハラして、ワクワクがあって、いい意味で疲れるというか。観終わった後の満足感がすごかったです。想像とは全く違うラストで、人の心理を題材にしているだけに一筋縄にはいかない展開だなと思いました。予想を裏切られる結末で、すごく驚きましたね。
冒頭は怖い要素を感じずに観ることができました。
幼少期のシーンで、ルークのお母さんがダニエルに話しかけるシーンで怖さを感じました。お母さんにはダニエルが見えないから目線が合っていなくて..。全体的に私には怖くて、観終わるのが大変でした。
でも物語の内容がすごく詰まっていて描写が細かくて丁寧だったから、余計に怖さを感じ取ってしまったのかもしれないです。ずっと緊張し続ける感じがあって、ハラハラしていました。
私はジャンルを問わずに映画をよく観ますが、この作品の概念そのものが新しいなと感じました。要所要所に写真や絵が効果的に映し出されていて、演出やキャストも含めて芸術作品のような美しいスリラー映画って斬新だなと思いました。
この作品はどちらかというと、悲しい話だなと思いました。
ダニエルっていう歪んだ人格がルークの心の中に生まれてしまった原因は、幼少期の家庭環境だったり。ルークは何も悪くないのに、そういったものが宿ってしまったのは悲しいなと思いました。心にくる映画でしたね。
怖いだけではないスリラー映画だと思いました。面白かったです!
「ファイトクラブ」に似ているのかなと予想して見始めたけど、どんなストーリー展開なのか想像がつかなくてワクワクしました。印象的なシーンも多かったし、あと照明が効果的で。映画館のスクリーンで観たいと思いました。
Q、印象に残ったシーンは?
赤って攻撃的に感じる色だから、ダニエルの攻撃性を表現しているのかなと思いました。
ルークとキャシー(ルークのガールフレンド)がトイレのオブジェの壁をこわしていくシーンが、物語の後半で自我のレンガの城の壁が少しずつ破壊されるシーンにつながっているように感じて、そこはきれいな伏線回収だなと思いました。
クライマックスも感動しましたね。
私が一番感動したのは、クライマックスのルークとダニエルがもみ合うシーン。
もみ合う中でも、幼少期のルークにとってダニエルが良き遊び相手で親友だったころの、ふたりがほうきを剣に見立てた戦い遊びや、パラシュート遊びが思い起こされて・・。「ほうきだ!!」って思わず叫んじゃいました(笑)
なんだかんだありつつも、ふたりの関係性を思ってとても感動しました。
Q、ホラーが苦手な理由によくある、「脅かし」「グロさ」はどうだった?
ふいをついて脅かされるようなシーンはあまりなかったけど、ずっと緊張しながら観ている感じでした。
前半、大人になっても内気な性格のルークにダニエルが協力するシーンでは「ダニエルいいやつじゃん!」と思ったぶん、ダニエルの狂気がエスカレートしていく後半は怖かったです。
でも、 前に観たことのあるホラー映画とはだいぶ違った感覚があったな。私はハリーポッターシリーズが好きなんですけど、ハリーとヴォルデモートに似た関係性をルークとダニエルに感じました。
ただただ怖いだけの映画という感じではなかったです。
もっとこわいシーンやビックリするシーンがあると思っていたけど、「あれ?どこが?」ってくらいでした(笑)
ルークの顔が歪むところとかグロさを感じるシーンもあったけど、程よくいい感じに抑えられていて怖い映画が苦手な人にも観やすいなと思いました。
スリラー映画だけどハートフルな要素もあって、「スリラー・ヒューマン映画」という感じの作品かもしれないですね。
Q、主演のキャストのふたりはどうだった?
Q、この作品を誰と一緒に観たいですか?
まとめ
さわやかな青春映画をイメージするような、明るいポスターからは想像できないスピーディーな展開で、ホラーやスリラー映画が苦手なメンバーの感想は真っ二つに分かれました。
あいちゃんのように怖い映画が苦手でも「面白かった!感動した」という子もいれば、いづみちゃんやてれさちゃんのように「観終わるのが大変だった」という子も。
共通していたのは、ただただ怖い映画だったわけではなく伏線回収がきれいなストーリー性のある展開で、ルークとダニエルのつながりに感動した、という感想でした。(あとイケメン)
違ったジャンルの映画に挑戦してみたい方にオススメの作品です。是非映画館に足を運んでみてください!
作品紹介
映画『ダニエル』2021年2月5日(金)
新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイント、グランドシネマサンシャイン(池袋)ほか全国公開!
製作:イライジャ・ウッド
監督・脚本:アダム・エジプト・モーティマー
キャスト:マイルズ・ロビンス、パトリック・シュワルツェネッガー
配給:フラッグ
公式Twitter:@danielmoviejp
©2019 DANIEL FILM INC. ALL RIGHTS RESERVED. 【R15+】