学生が商品を開発!? ピップ株式会社に突撃インタビュー #大学生の社会見学
漫画家のカエルDXが大学生に贈る、社会見学レポート連載です!! 未知の世界に突撃して一緒に"あたらしい働き方"を発見しよう!!
学生が商品を開発ってどういうこと?
大学生のみなさんは普段何をされていますか?勉強、サークル活動、遊び・・・ いろいろあると思いますが、今回は学生にして世に出る商品を開発したというみなさんに突撃取材してきました!!
意識高そうで怖ぇ〜〜〜
偉すぎる・・・・・・・・・・
振り返りと解説
漫画では開発の経緯と商品の紹介をざっくり行いましたが、ここからはもう少し詳しく、写真と共にお届けします!!
・・・ とその前に今回お話を聞いたみなさんをご紹介!!
ピップ株式会社の松浦社長
情熱的な方で、学生たちのやる気に感化され共同開発を決断されました。
そして社長から右に向かって商品開発事業部本部長の久保田さん、プロジェクト当時スリムウォークのマーケティングを担当していたブランド戦略本部の伊賀さん。
さらに早稲田・明治大学の合同チームのみなさん。みなさんハキハキ喋っていて僕の挙動不審が目立ってしまいました。後ろの壁から歴代社長方も見守っています。
商品開発への道
開発のキッカケは「COMPASS」という明治と早稲田と慶應のマーケティング研究会対抗のビジネスコンテストで、久保田さんがプライベートで運営しているイベントです。
ちなみに、この久保田さん、明治と早稲田両方で講師をしつつ会社の役員もしている異色の経歴の持ち主で、今回の共同開発の立役者と言えるでしょう。
「COMPASS」での記念写真。
「COMPASS」はまず各参加学校内での予選が行われ、そこで優秀だったチームが決勝に選出され他学校と競います。そして、決勝戦にて優勝・準優勝だったチームが合同となり、実際にピップ株式会社と商品を開発していくことになりました。
ちなみに、学生のイベントではあるものの、みんな余りに真剣すぎて審査した社長が圧倒されたそう。
そして開発したというのがこの・・・
「SLIMWALK for school 着圧細見えメイクソックス」!!!!
はけば足が細く見えるこの着圧ソックス、適度な圧力でむしろ快適らしいです。
開発スタートの際はまずしっかりコンセプトを揉んで、「制服としてはいて欲しい」というのを目標にしっかりとした市場調査、価格設定、生地選びも行ったそう。
もちろん学生が主体で動いて、ピップ株式会社はアシスト&コントロールのみ。
僕が「ほ〜ん、細くなるってどんなもんかね」とめちゃめちゃ失礼な質問をしたところ、男性陣が「ふふふ」と意気揚々とはいてくれました。
なるほど、確かにピチっとしていて細く見える。
美脚だ・・・ 。
なんだか話を聞いてるとトントン拍子に企画が成功しているような印象。このままだと記事的においしくない・・・というわけで、苦労話も聞いてみようかな!!
こんな苦労がありました
「なんか苦労とかありました? 」と聞くと早稲田チームの一人が苦笑いしてこう切り出しました。
「早稲田チームは実は僕以外準優勝チームのメンツじゃないんです・・・ 」
どうやら「COMPASS」で準優勝した当時のメンバー、実際に開発に入るとなると一人を残してみんなチームから抜けてしまったらしく、改めてチームを再構築したそう。
チームで動くと色んな考えがぶつかったり想定外のトラブルが起こるものだけど、こんな苦労を学生のうちに味わえるのはある意味貴重な体験だったかもしれないですね。僕だったら泣きますね。
「SLIMWALK」
色んな人が集まって悩んだ結果生まれた「SLIMWALK for school 着圧細見えメイクソックス」。パッケージデザインもさまざまな検証を経てこの答えに辿りついたらしいです。
そして、発売は2020年の3月!!
「COMPASS」予選からの期間も合わせると実に1年の開発で、こういう取り組みは社会的にも珍しいこともあり、商品を世に提供できることをとても、喜んでいました。
社長からのメッセージ
最後に、社長からメッセージをいただきました。
「企業と学生が一緒に事業に取り組む機会は珍しい。今までとは違う視点で取り組めたり、社員にも刺激があったのが凄くよかった。自分が手塩にかけた商品が店頭に並ぶ喜びは何事にも代えがたいものなので、これからもこの気持ちを忘れないで欲しい。」
終わりに
自分も一応ギリギリなんとか多分、漫画家の端くれなのでモノづくりの大変さ(と、めんどくささ)はわかっているつもりなので「すごいなぁ」と思いながら話を聞いていました。
自分も頑張る、かァ・・・!!
ピップ株式会社 HP
https://www.pipjapan.co.jp
取材/原稿/漫画
カエルDX(@kaeru_dx)
WEB漫画家・カエルDX
自身をカエルのキャラクター「カエルDX」に投影したレポート漫画を描く、秒で何にでもハマってしまうオタクである。LINEスタンプ「カエルDX」とブログ「カエルDXのオタ活日記」もよろしく!