【1話】夏直前!突然現れた変質者からサバイブせよ!#令和サバイバー
令和サバイバーとは?:2019年5月、新時代「令和」がやってきた! この企画は令和時代を生き抜くすべてのワカモノに捧げる、 日常に潜む様々な危機へのサーバイブ(生存)方法を科学的/非科学的に探究するコンテンツである。
第1話_突然現れた暴漢からサバイブせよ!(前編)
YEAH!夏が来るぞ~、
ビアガに花火にナイトプール!最高なイベント盛りだくさん!
でもこの時期ってさ、変質者が増えるイメージあるよね。
へ、変質者?
帰り道とかに 変質者に襲われたらどうしよう・・・ ってこの時期になると怖くてしかたがないよ僕は。
ヒエーッ!たしかにめっちゃ怖い!!
こんなキモ変質者なんて私がぶっ倒してやるわ!!ご覚悟!!
突然目の前に現れた変質者から無事にサバイブせよ!
調査レポート
というわけで、今回お邪魔しましたのはコチラ!
バーーーンッ!防犯対策のプロといえばALSOKさん!
瀬戸さん、よろしくお願いしますー!
早速ですが、変質者をやっつける護身術の必殺技を教えて下さい!!
って、ひえっ...!?
「変質者に興味がある」とのことでしたので、今回は特別に、変質者風男子を弊社のほうでご用意させて頂きました。そして結論から言ってしまうと、変質者への必殺技など存在しません。
(別に変質者そのものに興味があるわけじゃないですけど...)
必殺技無いんですか?無いならどうすればいいわけ!?
まず最初に覚えていて欲しいこと。犯罪は化学反応のようなものです。アメリカの犯罪学者マーカス・フェルソンらが「日常的活動理論」の中でそのように提唱しています。
化学反応のひとつの例として「燃焼」の発生条件はこんな感じです。
上の図において(1)~(3)が重なり合っている部分で燃焼(火災)が起こります。燃焼を防ぐためには、(1)火気の近くに(2)可燃物を置かないなど、この3つの要素が揃わないように注意することが大切ですよね。
実は、犯罪にもこれに似た3つの要素があるのです。
以下の図が「女子大生が変質者に襲われる」という状況の3つの要素を表した図です。
上の図において(1)~(3)が重なるような状況が特に危険です。犯罪発生を防ぐためには、(2)女子大生 が (1)犯行者を接近させないこと (3)人通りの少ない場所をさける といった、犯行の「機会」を与えないことが大切なのです。
そして、犯行者にとって (2)格好の標的 だとみられないようにするのが最も重要なことです。普段から危険をいち早く察知する意識を持ってください。特にスマホ操作などの「ながら歩き」は言語同断です!
でも、人通りのない中で通話しながら歩くのって、犯罪防止になるって聞いたことあるんですけど?すぐ電話で助けもとめられるから有効だって...!
それは大きな勘違いです。例えば、数秒間、触ることを目的とした痴漢に襲われたとしても、電話先の相手はすぐに助けに来られませんよね。通話中=注意力散漫な状況であること を犯行者にアピールしているようなものです。
「ながら歩き」は絶対にしないこと、コンビニなどいざというときに逃げ込める場所を日常から意識しておくことも大事です。
防犯カメラのある道を優先して歩くというのも有効。証拠が残ることを嫌う犯行者は防犯カメラの場所をあらかじめチェックしている場合も多いですからね。
なるほど!普段から意識していることが重要なんですな。
おっけー!瀬戸さんありがとう!
これで私ももう変質者なんかに襲われないよ~んだ☆
って、ひえっ...!?
ギャーッ!!
しっかり防犯意識を持っていても、このようなピンチに陥ってしまうことがあるかもしれません。 そのために、変質者に接近されてしまったときの対処方法もしっかり学んでおく必要があるんですよ!
もったいぶらないで早く教えてくださいよぉ!(涙)
(取材協力:ALSOK)
キャラクター紹介
サバ子
大学1年生。ちょっとだけ自意識過剰気味。「令和サバイバー」部の新人。入部理由は「平和ボケした毎日にスリルを感じたかったから。」
イバお
大学1年生。超ビビり。同じく「令和サバイバー」部の新人。入部理由は「自分の身を守る知識をつけたかったから。なぜなら世の中は危険に満ちてるからです。」