エナジードリンクでご飯を炊くほどの偏愛ぶり!「早稲田エナジードリンク研究会」 #なぞサークル調査隊
大学の部やサークルのうち、スポーツ系のサークルは野球やサッカーなどわかりやすいものが多いのですが、文化系は「何をしているんだろう?」と疑問に思うものも少なくありません。
例えば、早稲田大学には『早稲田エナジードリンク研究会』というサークルがあります。どんな活動をしているのか気になりませんか? 今回は『早稲田エナジードリンク研究会』の実態に迫ります!
都外からもエナドリ好き大学生が集まるサークル
早稲田エナジードリンク研究会の幹事長、矢部文都(やべみさと)さんにお話を伺いました!
――サークルの歴史を教えてください。
矢部さん 2014年に誕生したサークルで今年で6年目です。エナジードリンク研究会は2014年4月創立時点でほぼ3年生だけで活動をしており、2年生がいない状況でした。
下の代がいないためその年でサークルをたたむつもりだったそうですが、11月の文化祭で当時1年生だった先代が入会し、そのまま幹事長になったことで継続することになったそうです。
――現在は何人くらいで活動されているのでしょうか?
矢部さん メンバーは全部で50人ほどですが、普段の活動に参加しているのは10~15人くらいですね。早稲田の学生が中心ですが、インカレサークルなのでいろんな大学のエナジードリンク好きが集まっていますよ。
――例えばどんな大学の学生がいますか?
矢部さん 慶應や学習院、東大の学生もいます。群馬県や栃木県など、都外の大学の学生もいますよ。
――遠方からでも来たいと思える魅力的なサークルなのですね。
矢部さん エナジードリンク好きって意外と身近にいないですからね。好きな者同士で語り合える場というのは貴重ですから、多少遠くても参加したいと思われているようです。
エナジードリンクの飲み比べを行う
――活動内容を教えてください。
矢部さん エナジードリンクの飲み比べが基本的な活動です。みんなエナジードリンク好きなので、日本で販売されていないものを通販で購入したり、米軍基地で買ったりしてコレクションしているんですよ。
それを持ってきてみんなで飲み、味や成分について語り合っています。
――思った以上にマニアックな集まりなんですね。
矢部さん 新しい製品が発売された際にもみんなで飲んでレビューを行っています。
先日も、発売されたばかりの『モンスターエナジー』の新商品をみんなで飲みながら語り合いました。その商品は先に海外で発売されており、私も飲んだことがあったので、日本版はこんな味・成分になったんだと楽しみながらレビューができました。
――学外に出て活動することもありますか?
矢部さん 米軍基地に行き、そこで販売されている海外のエナジードリンクを買って飲むという「遠足」も行っています。
――それは面白そうです。
矢部さん ほかにも学祭で提供する「アルコールを使わないエナジードリンクカクテル」を考案しています。エナジードリンクって種類によって入っているものや糖分が異なるので、きれいなグラデーションを描くことができるんですよ。先代以前と現在で唯一共通で行っている企画です。
変わった活動としては、エナジードリンクを使ってご飯を炊いたり、粉状のエナジードリンクをチョコに練り込んだチョコバナナを作ったりもしています。
――エナジードリンクを使っていろんなことに挑戦しているのですね。
矢部さん そうですね。次はエナジードリンクを混ぜ込んだカップケーキなんていいかな、と考えています。
わかり合える者同士がとことん語り合える場
――「エナジードリンク研究会」の魅力はどんなところだと思いますか?
矢部さん 「エナジードリンクが好きな者同士が、思いっ切り語り合える場」というのが一番の魅力だと思います。先ほどもお話ししましたけど、そもそも「エナジードリンクが好き!」という人はそんなに多くないため、わかり合える人が周りにいないんです。
――好きな者同士が集まれる貴重な場なんですね。
矢部さん 情報交換もできます。ときにはレアなエナジードリンクを飲むこともできるので、それも魅力だと思います。
――エナジードリンクはいろんなブランドがありますが、矢部さんは何が好きですか?
矢部さん 私は『レッドブル』が好きですね。ただメンバーは『モンスターエナジー』派が中心です。『モンスターエナジー』は種類が豊富なので、コレクションしている人も多いです。
――そもそもなぜエナジードリンクが好きになったのですか?
矢部さん 高校のときに学校の自販機でエナジードリンクが販売されていて、何の気なしに飲んでいるうちに日常の一部になりました。受験勉強をする際にエナジードリンクを飲む人も多くいますが、私も箱買いして飲んでいましたね。
海外に行ったときにいろんな種類のエナジードリンクが売られているのを見て、それを面白いと思ったのも好きになったきっかけです。
――今回の記事を読んで入会したいと思う人も出てくると思いますが、どういった人に入会してもらいたいですか?
矢部さん 「エナジードリンクが好き!」という人に入ってもらいたいですね。また、単純に興味があるという人でも大丈夫です。基本的に緩くて居心地のいいサークルなので。
――最後に今後の展望を聞かせてください。
矢部さん 合宿を開催したいですね。以前は行われていたそうですが、私の前の代にはなかったので復活させたいと思っています。「エナジードリンクの製造現場」を見学する合宿なんて面白そうです。
他には、以前エナジードリンクを使ったかき氷を作ったことがあったので、次はアイスやフローズンドリンクを作ってみたいです。
――エナジードリンクの色はさまざまですから、SNS映えしそうですね。
矢部さん かき氷はカラフルで好評でしたよ。こうしたいろんな活動を重ねていって、最終的には私たちが考案したエナジードリンクを発売できたらいいな、と考えています。
――もしかしたら人気ブランドになるかもしれませんね。ありがとうございました!
『早稲田エナジードリンク研究会』は、都外からもエナジードリンク好きが集まる、まさに「エナジードリンク好き学生のよりどころ」のようなサークルでした。同じようにエナジードリンクが好きで、周りに語り合える仲間がいない、という人には非常に魅力的に思えるのではないでしょうか。
公式Twitterでは活動の模様がツイートされています。大量に並ぶエナジードリンクの写真は好きな人にはたまらないものでしょう。気になる人はぜひチェックしてみてください♪
⇒『早稲田エナジードリンク研究会』Twitterアカウント
https://twitter.com/waseda_monster
(中田ボンベ@dcp)