活動内容は水を飲むだけ?! 「大学のお水飲み比べサークル」に突撃! #なぞサークル調査隊

編集部:いとり
2019/05/08
サークル選び
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日本全国にはさまざまな大学サークルがありますが、中には「このサークルはどんな活動をしているんだろう……」と不思議になるものも少なくありません。
例えば、『大学のお水飲み比べサークル』はどうでしょうか? どんな活動をしているのか、本当に水を飲み比べているだけなのか、気になりませんか? そこで今回は、大学のお水飲み比べサークルの実態に迫ってみました!

活動内容は水を飲むだけ?! 『大学のお水飲み比べサークル』に突撃! #なぞサークル調査隊

本当に水を飲み比べするだけなの?

大学のお水飲み比べサークルの会長・茂木響平さん(上智大学4年)にお話を伺いました!

会長の茂木響平さん
会長の茂木響平さん

――サークル名に「大学のお水飲み比べ」とありますが、本当に飲み比べをしているのでしょうか?

茂木さん はい、それが活動内容ですから。

――具体的な活動例を教えてください。

茂木さん 基本は大学の学食に行ってそこの大学ブランドの水(オフィシャルウォーター)を買い、僕が持参した他の大学の水と飲み比べをしながら交流する、というものです。初めて参加する人も多いので、「水には軟水と硬水があって……」など水に関する基本的な情報やどんな違いがあるのかの解説も行います。

――本当に水の飲み比べをするだけなのですね。

茂木さん 大学の学食はだいたい夜の6時には閉まるので、そこから参加者で食事に行くこともありますが、本活動は水を飲むことです。健全ですよ。

――新歓でもお酒はなし?

茂木さん ありません(笑)。今年の新歓は新宿・歌舞伎町のホストクラブを貸し切りにして行いましたが、提供するのは水です。豪華にシャンパンタワーも行いましたが、水しか使っていないのでウォータータワーですね。

大学ごとに水の味が違う!

――大学ごとに水の味って違うものなのですか?

茂木さん サークルを立ち上げた当初は「そんなに変わらないだろう」と思っていたのですが、実際に飲み比べてみるとかなり違いますね。大学ごとに硬度が全然違います。
例えば上智大学の水は硬度が低く、早稲田大学の水は硬度が高いです。全然味が違うので、初めて参加した人には分かりやすいようこの2つを飲み比べてもらっています。

――そこまで極端に違う例があるのは面白いですね。

大学ごとにいろんな水がある
大学ごとにいろんな水がある

茂木さん 最近は海外の大学の水も手に入るようになったので、飲み比べの幅が広がっていますね。

――どうやって手に入れているのですか?

茂木さん 留学した人に持ち帰ってもらったり、後は学会で海外を飛び回っている大学の先生もメンバーにいるので、その人に学会で出る水を持ち帰ってもらったりしています。
ハーバード大学の水とかも飲みましたよ。

――ワールドワイドな水飲み比べが行われているのですね。ちなみに、茂木さんが一番好きな水はどこの水ですか?

茂木さん 上智大学の水と言いたいところですが、そこまで「どこの水が最高においしい!」というのはないですね。まあどこもおいしいです(笑)。

気が付けば大規模なサークルに……

――そもそも、どのような経緯でサークルを立ち上げたのですか?

茂木さん 大学1年のときにいろんな大学のサークルに顔を出していて、行く先々の大学で自大学ブランドの水を販売しているのを見ました。それがなんとなく面白いと思ったのがきっかけです。同時に自分も何かサークルを立ち上げたいとも思っていたので、じゃあ大学の水を飲み比べてみるのはどうかと考えました。

――何気ないことがきっかけだったのですね。

茂木さん そうですね。それで自分のTwitterアカウントで「水を飲むだけのサークルです!」とツイートしたら、何人かから入りたいというメッセージが送られてきました。その反響を受けて本格的に立ち上げることになり、サークルのアカウントを作成して入会者を募集したら今度は100件くらい連絡があって……。

記念すべき最初のツイート
記念すべき最初のツイート

――それだけ反響があると驚いたのでは?

茂木さん びっくりしましたね。同時に具体的な活動方針も決めていなかったので、これだけ入りたい人がいる以上はちゃんとしようとも思いました。
それで初ツイートから3日後くらいに最初の飲み比べを開催したのです。

――1回目の活動はどうでしたか?

茂木さん 1回目から意外と盛り上がりましたね。その模様をTwitterにアップしたら、「本当に水だけ飲んでるよ」とまた注目されて、それで入会を希望する人が増えました。
最初は10人くらいの内々の集まりでしたが、そこから次第にどんどん広がっていき、気が付けば大所帯になりましたね。

――現在は何人くらいですか?

茂木さん 549人(※)です。

※取材日(2019年4月7日時点の数)

――水を飲むだけのサークルとは思えない数ですね。

茂木さん ツイートがバズると一気に増えます。立ち上げたのが2016年の7月ですから、振り返ってみると2日に1人のペースで入っている計算になりますね。一時期は1日に何件も入会希望のメッセージが来て、返信し切れないほどでした。

――どんなツイートが注目されやすいですか?

茂木さん バズりやすいのは「水のレビュー」ですね。特にその大学の個性をうまく取り入れたレビューだと、話題になりやすいです。

水のレビュー

水のレビュー

茂木さん 他にも京都大学に行って立て看板を出したり、YouTuberとコラボしたりいろいろなことをしています。個人的に面白かったのは代々木公園で行った「大学の水だけの流しそうめん」ですね。500mlで100円の上智の水を贅沢に使った流しそうめんで、水だけで1万円以上になるなど思い出深いイベントでした。

自分の世界を広げたい人、大歓迎!

――どこの大学に行くのか、どんなことをするのかは茂木さんが決めているのですか?

茂木さん 基本的には僕が決めています。

――活動内容を決めるに当たってどんなことを意識していますか?

茂木さん 「他の大学を知る」ということですね。他の大学の校風を学んだり、時にはその大学ならではの歴史的な建造物を知ったりと、いろんな学びが得られるようにしています。
参加しているメンバーも異なる大学の学生や社会人なので偏りがありませんから、いろんな意見が出て面白いですよ。これはうちのサークル活動の大きな魅力だと思っています。

――ただ水を飲むだけではない側面もあると。

茂木さん そうですね。大学生なら他大学を知るだけでなく、自分の大学を客観的に見ることもできます。社会人や高校生は、大学の雰囲気や施設に触れられますからね。

それに「水」も大学の個性が出ているものが多くて面白いですよ。例えば慶應義塾大学の水は、キャップにもシンボルマークが印刷されています。他の大学の水にはないですからね。それだけ愛校心が強いのだと思います。

――大学で売られている水から校風が読み取れるのは面白いですね。他にこだわっていることはありますか?

茂木さん こうしたサークルは活動を続けているうちに個性が偏ったコミュニティーになりがちですが、できるだけそうならないようにと思っています。

そもそも「水」って誰もが飲んだことがある普遍的なものですからね。誰もが自分の考えを語り合える開かれたコミュニティーにしたいです。

――この記事を読んで「入りたい!」という人が出てくるかもしれませんが、どういった人に入ってもらいたいと思いますか?

茂木さん 「こんな人がいい!」というのは特にないですが、いろんな大学、仕事、業界の人がいるので、好奇心が強くて、自分の世界を広げたいという人に来てもらいたいです。
うちのサークルでの活動がいい刺激になって人生が変わったという人も少なくないので、興味がある人はぜひ入ってほしいですね。

――参加したい人は社会人・高校生問わず歓迎ですね。

茂木さん そうですね。あえていうなら高校生に来てほしいですね。いろんな大学の先輩や社会人と交流できるので、自分の将来の参考になると思います。この活動がきっかけで東京の大学への進学を決めた子もいます。

また、高校生のときからよく活動に参加してくれていた会員は、今年大学に入学して大学生として活動に来てくれるようになりました。

――新歓や飲み会といっても飲むのは水だけですから、高校生も安心して参加できるでしょうね。

水のブランディングの第一人者を目指す

――今後の展望を教えてください。

茂木さん さしあたっての目標としては、水の採水地に行ってそこで水を飲むことですね。ペットボトルの水とどれだけ違うのかなどを知りたいです。

――それは面白そうですね。大学の水をペットボトルと採水地で比べてみる……みたいな。

茂木さん それから、「大学ブランドの水」についての研究も進めているので、より本格的に行えればと思っています。実はあまり研究されていない分野で、そもそも初めて登場したのがいつなのか、どこの大学が最初なのかなど明らかになっていません。いつの間にか世界中にある、という状態なんです。

――確かについ最近になって増えてきているように思えますね。

茂木さん 2010年あたりから大学ブランドの水が登場して、増え始めたのは2016年くらいです。今ではいろんな大学にもありますが、意外と新しいものなんです。早稲田大学も2017年からですからね。

最近になって企業もオフィシャルの水を作っていますけど、この「水をブランディングする流れ」がどこから来たのか、どのように広まったのか突き止めたいです。

――もしかしたら第一人者になれるかもしれませんね。

茂木さん そうなりたいですね。自分たち以外にはいないと思います。恐らく海外にもいないのではないでしょうか。

『大学のお水飲み比べサークル』は名前のとおり「大学の水を飲んで交流しているサークル」でした。ただ、参加人数や活動規模は想像以上。また、活動内容も水を飲んでいるだけとは思えないほど興味深いものです。

もし記事を読んで興味が湧いた人は、まずはTwitterを見て「日本一健全な飲みサー」の活動風景をご覧になってはいかがでしょうか。

⇒『大学のお水飲み比べサークル』アカウント
https://twitter.com/daigakuno_omizu

大学のお水飲み比べサークル

(中田ボンベ@dcp)

編集部:いとり

好きなものはチョコとビールと音楽と映画。ネトフリ廃人。ときどき絵を描きます。
Twitterで人の「いいね!」欄を見て時間をつぶすのが日課。

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