「ステマ」とは? ステマの意味、非難される理由などを解説

編集部:いとり

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「ステマ」という言葉を聞いたことのない人は恐らくいないでしょう。ネットで何らかの商品を褒める記事があると、すぐに「ステマでは?」と疑う人が現れますし、ステマとステマでないものを見分けるのは難しいですね。今回は「ステマ」という言葉の意味、ステマの手法などについてご紹介します。

「ステマ」とはどんな意味?

「ステマ」とは?

「ステマ」は「ステルスマーケティング」の略です。

「ステルス」は「ステルス技術」「ステルス戦闘機」などのステルス、つまり「レーダーに探知されないようにする技術」、そこから転じて、視聴者に「察知されない」ことを意味しています。ですから、ステルスマーケティングは視聴者に察知されないように行われるマーケティング※活動を指しています。特に、それとわからないように行われる宣伝・広告はステルスマーケティング、略して「ステマ」と呼ばれます。

※マーケティングは「消費者の求めている商品・サービスを調査し、供給する商品や販売活動の方法を決定することで、生産者から消費者への流通を円滑にする活動」と説明されます(『大辞林 第三版』P.2374より引用)。

どんなものが「ステマ」なの?

ステマの例としては、

・一般消費者を装って、SNSメディアで商品を取り上げ褒める
・一般の人に、SNSメディアで商品を取り上げ褒めるように依頼する
・有名人・芸能人にSNSメディアで商品を取り上げ褒めるように依頼する

といった手法を挙げることができます。

ただし、それが明らかに宣伝・広告とわかる場合には、普通ステマとはいいません。

例えば、メディアがお金をもらって「自分のメディアに編集ページのように見える宣伝・広告ページを設ける」場合には、通常「PR」といった記載をして「このページは宣伝です」「広告です」と読者にわかるようにします。雑誌の場合にはノンブル(ページ番号)を消して宣伝・広告であることを示す場合もあります。これが一般に「ペイドパブ(ペイパブ)」といわれるものです。Web媒体の場合にも、宣伝・広告ページであることを何らかの形で明示するのがルールです。

しかし、ステマの場合には、それが宣伝・広告なのか、それとも本当にその人が推しているのかがわかりにくいようになっています。商品を宣伝したい企業が、一般人・有名人・芸能人にお金を支払っていたとしても、その旨がHP、Blog、SNSメディアなどに記載されていなければ読者・視聴者には判断できません。

その人が自主的に行っているように見えるのに、実は広告代理店や企業から依頼された宣伝・広告だった。これがいわゆる「ステマ」です。

「ダイレクトマーケティング」とは?

今、インターネットの発達によって「ダイレクトマーケティング」という新しい手法も誕生しています。顧客と企業が直接やりとりして関係性を深め、より顧客の嗜好に沿った商品提案を行うこと。ざっくりいえば、これが「ダイレクトマーケティング」の考え方です。特に新しいものではなく、考え方自体はアメリカで1960年代に提唱されました。

ところが、現在はネットワークが発達し『Amazon』などの通販サイトで商品を購入するのが当たり前の時代です。企業が個人と直接つながることが非常に簡単になりました。個々人の嗜好や考えをくみ取り、分析することが技術的に可能になっています。そのため、ダイレクトマーケティングという言葉もまた、「ビッグデータ」「絶対計算」などの新しい概念と結び付いて再び注目されているというわけです。

まとめ

「ステマ」はステルスマーケティングの略で、読者・視聴者にそれと知らせず行われるマーケティング活動、宣伝・広告などを指します。
意味を知らなかったという方は、ぜひ確認してみてください。

(柏ケミカル@dcp)

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