リプの意味とは? Twitterでのマナーとトラブル回避術【事例あり】
すでにTwitterを使っている方は、「リプ」という用語をご存知かもしれません。しかし、これからTwitterをはじめる方や、Twitter初心者の方は「リプとは何?」とお困りではないでしょうか。
ここでは「リプ」のTwitterやインスタにおける意味や使い方、Twitterでのリプの送り方、トラブル事例やマナーまでをわかりやすく解説していきます。
▼目次
1.リプとはどういう意味?
2.「リプ」を使った言い回しの例
3.twitterでのリプの送り方を実践!
4.リプから生まれた派生語とトラブル対処法
5.リプで押さえておきたいマナー
6.まとめ
リプとはどういう意味?
「リプ」はTwitterを中心にSNSでよく使う専門用語。「リプ」とは英語のリプライ(Reply)を短く略したもので、他人のツイートに対して返信することです。
英語のリプライ(Reply)には、「返信」「回答」「応答」「返事」「応酬」という意味があります。「リプライ」のままでも良いのですが省略して「リプ」になりました。Twitterでは「リプライ」ではなく「リプ」が一般的に使われています。
Twitterにはさまざまな情報発信のためのツールが用意されており、その柱となるのが「リプ」です。フォローしているユーザーの「ツイート」に対して反応し、コメントすることが「リプ」なのです。
返信ではないリプもある
ちなみに本来のリプライの意味とは少しズレますが、Twitterにおける「リプ」とは返信リプばかりではありません。正確には特定の相手(@アカウント名)を指定して送るツイートは全て「リプ」と呼ばれています。
特定の相手を指定してリプライを飛ばす方法は、
「@アカウント名 (自由にコメント)」
このように、最初に相手のアカウント名を入力してからツイートするだけです。
インスタにおけるリプとは
今回の記事ではTwitterでのリプを中心に解説していますが、実はInstagram(インスタ)でもリプという言葉が使われます。
とはいえ、インスタにおいては「これがリプライ」という明確なルールはありません。本来、リプライには「返信」という意味があることから、
・DM(メッセージ機能)でもらったメッセージに対する「返信」
を指して使われることが多いです。
「リプ」を使った言い回しの例
リプという言葉の基本的な使い方としては「リプられた」「リプった」「リプる」などが挙げられます。Twitterを想定して、いくつかリプを使った言い回しの例文をご紹介します。
・○○さんのツイートにリプしたら、リプ返(※)があった。
・○○さんのツイート、めっちゃリプついてたね。
※「リプ返(りぷへん)」とは、リプに対してさらに返答するリプを指します。
Twitterでのリプの送り方を実践!
では実際に、Twitterでのリプの送り方を実践してみましょう。実は、Twitterのリプには2通りのやり方があり、それによってタイムラインに表示されるか否かが変わってきます。
1)吹き出しマークからリプライ
1つ目は、吹き出しマークを使う方法です。
Twitterトップページからツイート一覧を見ていくと、各ツイートのすぐ下に吹き出しマークが出ていることが分かります。
ここをタップすると入力欄が出てきて、元ツイートにリプライすることができます。
吹き出しマークからリプライすると、フォロワーのタイムラインに表示されます。
自分の意見をフォロワーさんにも広く知らせたい場合には、吹き出しマークからのリプライがおすすめです。
2)「返信をツイート」からリプライ
2つ目は、「返信をツイート」欄を使う方法。
こちらはツイート一覧から、リプライしたいツイートの表示をタップして、該当ツイートのみを表示させます。
すると画面一番下に「返信をツイート」欄が出てきます。
ここに入力することでも元ツイートにリプライすることが可能です。
「返信をツイート」からリプライすると、フォロワーのタイムラインに表示されません。
都度フォロワーさんのタイムラインで見られたくないという方には、こちらがおすすめ。ただし、元ツイートを開けば誰でもあなたのコメントを閲覧することはできますのでご注意ください。
リプから生まれた派生語とトラブル対処法
Twitterでの交流が盛んになるにつれて、リプの意味合いに応じたさまざまな派生語が生まれました。
・エアリプ
・巻き込みリプ
・クソリプ など
これらを順番に見ていきましょう。
初リプ
初リプとは、ある特定のアカウントに対して初めてリプライを送ることを指します。その人と初めてのコミュニケーションとなるため、
「初リプ失礼します。私も〇〇に興味があり、フォローしてもよろしいでしょうか」
といったあいさつ表現として初リプが使われています。
ただしフォロワー数の多い著名人やインフルエンサーは、普段からアクセスが多いため上記の挨拶は不要と考えるケースも。状況に応じて上手に対応していきましょう。
エアリプ
エアリプとは、実は特定の相手に向けてつぶやいているにもかかわらず、リプライ機能を使わないでツイートすること。宛先@アカウント名がついていないので、見た目には誰に対してつぶやいたのか分からないのが特徴です。
エアリプのトラブル事例
エアリプは他人に対する不満を吐き出したい時に使われやすく、トラブルの元になりがちです。
B君「自分で凹むのは勝手だけど、ちゃんとやることやってるのかな」
このB君の発言を、リプライ機能を使わずに(宛先をつけずに)ツイートするのがエアリプです。時間的タイミングによってはA君に向けられたものでは?と想像しやすいですよね。
この時点ではまだトラブルにまでは至っていませんが、これ以上こじらせない為にはA君としては「これ以上追わない・反応しない」のが吉です。100%A君に向けられたものとは限らないですから、上手に「スルーする」というわけですね。
巻き込みリプ
巻き込みリプとは、単純にリプライ機能を使うことで、その時の会話の参加者全員にリプライを送ってしまうこと。
話の内容が自分に関係なくなってきているにもかかわらず巻き込みリプが続くと、通知を不快に思われやすくなります。送る側は無意識にやってしまっていることが多いので、リプライの時は気をつけてみましょう。
巻き込みリプはすぐに解決できる!
巻き込みリプは機能を使いこなすことですぐに解決できます。具体的にはリプライの宛先は見ることができますので、そこを確認して伝えたい相手以外の参加者は手動で消しましょう。
逆に巻き込みリプにあって困っている方は「この会話をミュートする」という機能を使うと通知が来なくなって便利ですよ。
クソリプ
クソリプとはその名の通り、あまりにもひどいリプライのことを指して使います。全くの見当違いだったり、誹謗中傷でしかないといった、当人にとって全く価値がないと思われるリプライのことです。
クソリプ対処法
実は役に立つリプライもあるのかもしれませんが、あまりに印象の悪いリプライに対しては応じる必要ないものがほとんど。同じ相手から何度も送られてくるようなら、ブロックしたほうが良いでしょう。また、先ほど出てきたミュート機能も有効です。
リプで押さえておきたいマナー
改めて「リプ」で押さえておきたいマナーについて解説します。
エアリプの悪口はバレると心得ましょう
先ほどご紹介した3つのリプのうち、最も人間関係がこじれやすいのはエアリプ。人間関係はある程度限られていますから、エアリプの悪口は相手が気付くと思っておいた方が良いでしょう。
Twitter上でネガティブな発言を繰り返したとしても、実際の人間関係にプラスになることは少ないものです。自分の発言や、周囲への影響についてきちんと考えてからツイートしましょう。
誹謗中傷は規約で禁止されている
近年、有名人への誹謗中傷が社会問題となっています。各SNSでは規約において誹謗中傷を禁止していますので、自分の発言がこれに当たらないか改めて見直してみましょう。
有名人への投稿トラブル事例
「腹の虫がおさまらない、今日も明日も書き込んでやる」
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しかしその後発信者が特定され、名誉毀損で慰謝料請求という事態に発展。
SNSはその匿名性からか、攻撃性が増すと言われています。ですが匿名に見えているようでも技術的には発信者を特定できるのがポイントです。その有名人(に限らず一般人相手でも)を目の前にして同じことが言えるかどうか、自分に問いかけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回はTwitterで頻繁に使われる「リプ」について解説してきました。相手を傷つけてしまいやすいリプの事例にも触れましたが、基本的に自分のツイートに反応してくれるという意味では、リプはとても嬉しいもの。
上手に活用してコミュニケーションを深めていけると良いですね。