賃貸物件の探し方&内見のポイント13選 失敗しない部屋探しのコツは? 2ページ目

編集部:はまみ

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賃貸物件は物件を下見しよう

自分が求める条件が決まったら、それを基に複数の物件をピックアップしましょう。数は多くなっても構いませんが、妥協はしないことです。

気になる物件が見つかったら、仲介業者に依頼してその物件を下見させてもらいます。物件を下見することを「内見(ないけん)」あるいは「内覧(ないらん)」といいます。

内見に必要な所持品

複数の物件を見せてもらって検討するため、各物件の記録が必要です。内見には以下のような物を持っていきましょう。

筆記用具、メモ帳

部屋の中で気になったこと、計測した内容、周辺の様子など、気になったことはメモしておきましょう。

メジャー

今使っている冷蔵庫や洗濯機を使う場合、それらが設置できるかどうかも重要です。それ以外にも、通路の幅や天井の高さなどを測っておきます。

カメラ

部屋の中や建物全体、周辺の様子などを撮影しておきましょう。また、バスを使う場合にはバス停の時刻表も撮影しておくと便利です。

コンパス

日当たりを調べるために方角を確認する必要があります。

物件の図面

内見には仲介業者が立ち会います。予約のときに図面を持ってきてもらうように依頼しておきましょう。

内見で見るべきポイント

内見では、部屋の中を確認するだけではなく、建物全体や共用スペース、近所の様子も確認します。以下のような点に注意しましょう。

最寄り駅からのルート

最寄りの駅までのルートは、実際に歩いて時間を計りながら確認しましょう。途中にある交番、スーパーやコンビニ、飲食店、学校、公園、病院、郵便局などをチェックしておきます。

周辺住人の様子

駅から物件まで歩く間は、近所に住んでいるのがどんな人なのか見ておきましょう。

ごみ捨て場などの共用部分

共用部分がきれいな物件は、管理が行き届いていて安心して暮らせる可能性が高いと考えられます。

ごみの捨て方は自治体によってまちまちですが、ルールを守っていないごみは回収されずに残されます。残っているごみがあるということは、ごみ捨てルールを守っていない住人がいるということで、トラブルの原因になる恐れがあります。

ドアや窓の立て付け

ドアや窓、クローゼットなどがスムーズに開け閉めできるかを確認します。立て付けが悪いと隙間風が入ってきたり、雨が吹き込んできたりする場合があります。

契約アンペア数

電気製品を多く使う人は、特に注意すべきポイントです。一般的な1人暮らしなら30Aで十分ですが、20A以下ではエアコンを使う夏・冬はブレーカーが落ちるかもしれません。

部屋の汚れや臭い

壁や床、天井が汚れていないか、気になる臭いがないか、水回りやエアコン付近にカビや結露がないかを確認しましょう。

コンセントの数が十分かどうか

冷蔵庫や洗濯機、テレビ、パソコンなど電気製品の使い勝手は、コンセントの位置に大きく左右されます。電気製品を多く使う場合は、コンセントの数もチェックすべきです。

家電、家具を置くスペースが十分かどうか

冷蔵庫や洗濯機、たんすなどの大きい家電、家具を持っているのなら、それらを置くスペースがあるかどうか確認しましょう。家具のサイズを計測しておくのを忘れないように注意しましょう。

防音が十分かどうか

壁を軽くたたいて音を調べます。響くような音がする場合、隣の部屋の住人との騒音トラブルに気を付けなければなりません。

エアコンが設備品かどうか

内見で部屋にエアコンがある場合でも、それが前の住人が置いていったものの可能性があります。物件の設備の場合は不具合があれば修理してもらえますが、残留品の場合は買い替えか自腹で修理しなければなりません。

ベランダ、バルコニーの確認

低層階の部屋の場合、ベランダ、バルコニーから不審者が侵入する恐れもあります。簡単に入ってこられるような造りの場合は避けた方がいいでしょう。

日当たりが十分かどうか

日当たりが十分かどうかは大きな問題ですから、内見で確認します。持参したコンパスを使って方角を調べ、周辺の建物の陰になるかどうかを見ます。

周囲の音がどれだけ聞こえるか

ドアと窓を閉め、外の音がどれだけ聞こえるかも確認しておきたいポイントです。特に、学校や公園、大きい道路、線路などがある場合には気を付けましょう。

内見が終わってもすぐには決めない

内見を予定している物件は全てチェックしましょう。途中で気に入った物件があったとしても、その後にもっといい物件があるかもしれません。ただ、空いている物件は早い者勝ちでもあります。本当に満足したのであれば、早い段階で決めてもいいでしょう。

なるべく多くの物件を見せてもらう

いい物件を見つけられるかどうかは、結局のところどれだけ多くの物件を内見できたかによります。1日に見られる物件には限りがありますが、日程が許す限りは多くの物件を内見しましょう。


賃貸物件の探し方や、実際に物件を内見するときに見ておきたいチェック項目を確認しました。物件探しは引っ越しの最初にすることですが、これからの暮らしが快適かどうかを決定する最重要項目です。自分がどんな条件の物件を探しているのか、どんな点は妥協できるのかをよく考え、なるべく多くの物件に足を運びましょう。

(藤野晶@dcp)

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