【サッポロビールの先輩社員】商品・技術イノベーション部:宮崎真衣さん 2ページ目
宮崎さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?
▲学生時代の宮崎さん
大学生になってから先輩の誘いではじめた社交ダンスサークルでは、運動部のように毎日練習していました。ステージ上できらびやかなドレスや高いヒールを履いて、スポットライトを浴びて踊るなんてことはそうそうない経験なので、やっていてよかったなと思います。社交ダンスは小さい頃にバラエティ番組で見ていてキレイだなと感じていたくらいで、まさか自分がやるなんて思ってもいなかったですから(笑)。
男女ペアの社交ダンスは相手といかに息を合わせて踊るかが重要。その中で、パートナーとの感覚をすり合わせていくために、コミュニケーションを取ることの大切さを学びました。今の仕事でもまずは言葉を交わさないとわかりあえないシーンが多々ありますので、そういった部分が今にもつながっていると思います。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
大学院では環境に優しい新素材について研究していたんですが、1年目が終わった段階で修士論文が思っていたものの半分しか成果がでておらず「これはかなりまずい」という状況でした。それに気付いた時点でスイッチが入り、約半年間で成果を出して卒業することができました。先生の助けも借りながらではあったのですが、やりきる力をつけたことは自信にもつながりましたね。
現在の仕事でも、常に大切にしていることのひとつに「納期を守ること」があります。企画がおりて商品をつくる段階では、すでに発売日が決まっていることが多いので、期日までにやりきるということがすごく大切なんです。「難しいと思っていたことも諦めず前に進めば達成できる」ということを大学院では学びました。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
就活の前に、そのときモチベーションになっていることを自己分析してみるといいと思います。わたしの場合は「研究していたことがどんな仕事に生かせるか」や、「なぜ社交ダンスを続けられたのか」などを分析してみて、想い描いた仕事とのつながりを面接で志望理由として話せたことがよかったと思います。最初はこじつけかもしれないですが、きっとどこかでハマるときがあると思いますよ。
商品の味をつくる宮崎さんのお仕事は、食品メーカーを志望する学生にとってイメージしやすい仕事のひとつではないでしょうか。一見、特別な仕事のようにも思えますが、コミュニケーションや納期を大切にするなど、どんな仕事でも基本は同じなのだと感じさせてくれました。
趣味:編み物(挑戦中)
特技:社交ダンス
就活で受けた企業数:10社
志望していた業界:繊維業界、食品業界
今の会社の魅力:従業員一人一人の働きやすさを考えてくれているところ
文・田本麻未(M-3)
写真・木下幸樹(ブリッジ)
取材協力:サッポロビール株式会社