【JR東海の先輩社員】中央新幹線推進本部リニア開発本部 山梨実験センター車両基地:齊藤慎二さん
2009年JR東海に入社。新幹線車両のメンテナンス業務に従事。2017年8月より中央新幹線推進本部リニア開発本部山梨実験センター車両基地に配属。
東京駅から新大阪駅まで走る東海道新幹線、また東海地方の在来線などを運営している東海旅客鉄道株式会社。JR東海という通称でもおなじみです。「そうだ 京都、行こう。」のキャッチコピーが登場する観光キャンペーンのCMもJR東海によるものですね。今回は、大学生の就職志望企業ランキングでも高い人気を誇るJR東海の先輩社員・齊藤慎二さんに、仕事内容や学生時代の経験について聞いてみました!
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今のお仕事はどんな内容?
現在、「中央新幹線推進本部 リニア開発本部 山梨実験センター車両基地」に所属しています。中央新幹線推進本部は、JR東海が取り組んでいる「リニア中央新幹線」の計画全てを担当している部署です。その中でリニア開発本部は、超電導リニアの開発がメインとなります。超電導リニアは山梨県にある実験センターで走行試験などを行っているのですが、そこでの「超電導リニアの車両メンテナンス」が私の主な仕事です。
車両メンテナンスは、安全確保を目的とした車両の検査以外に、走行時に取得したデータの解析も行っています。また、リニア中央新幹線開業までに現在行っている検査をさらにブラッシュアップさせ、車両品質と検査効率を向上させていくための検討も行っています。 いずれも将来の営業線の安全・安定輸送に関わる大事な仕事です。
入社時から「リニア部門の仕事に携わりたい」と思っていたので、世界が注目する大きなプロジェクトに関わることができているのは非常にうれしいです。品川-名古屋間は2027年開業予定ですが、やはり大変なことも多くあります。しかし、この仕事は「新しいものを自分たちの手で作っている」と感じられますし、それが大きなやりがいです。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
当社の新入社員は、入社後に研修センターに泊り込みで新人教育を受けることになっています。その際、先輩社員がインストラクターになり、寝食を共にしながら教育のサポートを行うのですが、入社8年目でそのインストラクターを経験しました。そのときのことは今でも非常に印象深いです。
新入社員は学生から社会人へと転換する時期で、さまざまな不安を抱えています。その中で一人ひとりに向き合い、自分が彼らに何ができるのか考え取り組んだことは、大変でしたがいい経験でした。日を追うごとに社会人らしくなっていく彼らの「成長」を感じることができたのはうれしくあり、おもしろくもありました。自分も新人の頃は同じように研修センターで教育を受けましたが、そのときのインストラクターの気持ちがわかりましたね(笑)。
今の会社を選んだ理由は?
インフラ関係や製造業に興味にあり、さまざまな企業を見ていたのですが、その中でJR東海を選んだ理由は「チームワークを重んじる会社」だったからです。私は学生時代にラグビーをやっており、その中で、一人が全員のことを考えて一つになって取り組むという「One for all, All for one」の精神を学びました。そのため、就職するならばチームワークを重んじる会社がいいと思っていました。
JR東海の仕事は、運転士、駅員など社員全員が一丸となってお客さまの安全を追及する、まさにチームワークなしでは成立しない仕事です。そのため社内では、「十人の一歩は一人の十歩に勝る」という言葉を重んじています。就活を進める中でJR東海の考えや社風に強く共感し、志望に至りました。