インドネシアのおすすめ観光地20選! バリ島だけじゃない、アジアの楽園の魅力を紹介 3ページ目
東ヌサ・トゥンガラ州にある「コモド国立公園」は世界最大級のトカゲ、コモドオオトカゲが生息する国立公園で、パダール島、リンチャ島とともに国立公園に指定され総面積173.5平方kmが世界遺産(1991年)に登録されました。
水中の景色もすばらしく、世界一のダイビングスポットとも言われています。珊瑚礁が広がる海は、およそ400種のサンゴ、そしてイルカ、ウミガメ、赤エイなどが生息し、海洋生物保護区に指定されています。水温も25度から29度で暖かく、砂浜の白い砂に赤いサンゴが混ざる"ピンクビーチ"で知られています。
インドネシアのおすすめ観光地7.ウジュン・クロン国立公園
インドネシアのジャワ島の西、ウジュン・クロン半島にあるウジュン・クロン国立公園は、沖の火山島の大噴火で壊滅した熱帯雨林が、100年かけてジャングルを自然に甦らせ、自然の再生とともに動物たちも戻ってきました。地球上に残る熱帯雨林のうち10%はインドネシアに残されていて、ジャワサイは、今ではウジュン・クロン国立公園でしか生息していません。
オプショナルツアーで訪れることのできる秘境、世界自然遺産のウジュン・クロン国立公園ツアーは自然との共存なので、天候が悪く道路状況がよくない場合、中止になることがあります。虫(蚊)などの虫よけ対策、日差しや雨対策も十分に行いましょう。念のため参加される方は旅行保険に加入して行くことをおすすめします。
インドネシアのおすすめ観光地8.サンギラン初期人類遺跡
ジョグジャカルタのサンギラン初期人類遺跡は、ソロ市近郊にありジャワ原人の大きな銅像がお迎えしてくれる博物館があります。展示物はジャワ原人の遺跡が発掘された場ということもあり、人類史を総合的に見ることができる内容で化石に興味のある人にはたまらない博物館です。
ここはオランダ人がジャワ原人の化石を発見した場所で、ホモ・エレクトス・エレクトス(ジャワ原人)の骨や跡などが見られます。ジャワ原人の頭蓋骨、歯、大腿骨の化石が見つかり、出土品が展示されていますが大切なものや大きな発見は、発掘者がいるオランダに持ち出されていて、ここにはレプリカや写真が中心の展示となります。しかし"人類とは"という大きなテーマがあり、ジオラマを使った展示やダーウィンの進化論などの説明もあって、じっくり見ているとあっという間に時間が過ぎて行きます。インドネシア語での解説しかないため、しっかり見るときは日本語のガイドさんと巡るのがいいでしょう。
インドネシアのおすすめ観光地9.ロレンツ国立公園
未開の地、ジャングルも多いニューギニア島西部にあるロレンツ国立公園は、東南アジア最大の面積をもつ自然公園です。赤道付近に場所がありながらも、スディルマン山脈のジャヤ山の平均気温はマイナス5度で、万年雪を頂く山々と氷河、広大な低湿地帯、熱帯海洋地区などまだわからないことがたくさんある場所です。
20世紀に入り、探検隊がこの世界地図のジャングル地帯を調べに現地へ向かったところ、見たこともない動植物が生息していることがわかりました。特に有袋類のキノボリカンガルーや、体長わずか30cmほどのマウンテンカンガルー、そして極楽鳥(ゴクラクチョウ)にハナガオフウチョウなど、ここで進化を遂げたとみられる動植物をたくさん発見しました。
インドネシアのおすすめ観光地10.スマトラの熱帯雨林遺産
スマトラの熱帯雨林遺産は、2011年に「危機にさらされている世界遺産」リスト登録されていて、地元での密猟や違法伐採がその理由とされています。
スマトラ島北西部から南東部へのバリサン山脈に広がる地域にあるブキット・バリサン・セラタン国立、ケリンチ・セブラ国立公園、グヌン・ヌセル国立公園が指定エリアで面積はおよそ2.5万平方kmに及びます。ここでしか見られない絶滅危惧種のスマトラオランウータンやパンキーモンキーなど、運がよければ多くのサルの仲間を見ることが出来ます。コースによってはラフレシアの花もみることができるでしょう。