【ユーキャンの先輩社員】教育事業部 開発部 開発課:K.Dさん
国際基督教大学教養学部卒業。2012年に株式会社ユーキャンへ入社し、現在入社6年目。入社当時はウェブマーケティング部に所属し、インターネットを使った広告について学んだ。その後2015年に開発部に異動し、講座の開発を担当している。
社会人通信教育の最大手『ユーキャン』で、通信教育講座の企画・開発を担当している先輩社員・K.Dさん。今回は現在のお仕事のやりがいと、今につながる学生時代の経験についてお伺いしました。学生時代から“教育"に関わる仕事に憧れていたというK.Dさんが、受講者にわかりやすい教材を作るために心がけていることとは?
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今のお仕事はどんな内容?
入社3年目で講座開発業務に携わることになり、新規の通信教育講座の企画立案や開発編集をしています。制作の過程としては、まず始めに「世の中にどのような資格があり、その受験者は何人くらいなのか」「最近トレンドになっている趣味はなにか」などをリサーチし、新しい講座の企画を社内で提案します。その後、アンケートなどを実施し、需要がありそうか、人気が出そうか、という点から判断して、実際にその講座の教材を制作するか決めます。
制作するうえで重要なのは、講座の内容をわかりやすく受講者に伝えられるよう意識することです。テキストの中でも、読み方によっては誤解を招いてしまうこともあるので、そういうことが起こらないよう、文章一つとっても最大限精査します。講座の内容について質問できるサービスもあるのですが、できるだけそれを利用せずに、受講生の方が教材だけで完全に理解できるような講座というのが理想ですね。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
これまでに私が企画から携わった講座は、「風景スケッチ」と「大人のマジック」です。「風景スケッチ」は絵画系の講座のなかでも「油絵」「水彩」「デッサン」などすでに実績がある講座とは別にどう魅力を出していくかという点を検討しながら開発しました。「大人のマジック」はマジックを講座として取り扱うことがユーキャン初の試みだったので、どちらの講座もとてもやりがいがありました。どちらの講座も、もともと開発部配属になる前に参加していた「大人の学び開発プロジェクト」で、シニア向けに検討していた企画だったので、実現できて嬉しかったです。
「大人のマジック」の教材は、プロマジシャンの先生に監修をお願いしました。開発前の取材の際にマジックの複雑な動きを実際に目の前で見せてもらい、それに基いてテキストの内容をまとめていきました。実際にマジックの動きを見ながら真似するのと違い、説明文やイラストだけで理解できるような教材作りはやはり難しく、表現の仕方に苦労しましたね。例えば、「観客へ向けてフェイクのセリフを話しつつ、裏では別作業でトリックを仕掛ける」といったマジック特有のテクニックを、テキストでどう説明するかなど、頭をひねりながらの制作でした。
苦労したぶん、リリース後にSNSなどで「ユーキャンでマジック講座!?」と驚きの声があがっているのを知ったときは、うれしくてニヤケてしまいました。これからも受講者の方をいい意味で驚かせるような斬新な講座を生み出していきたいです。
今の会社を選んだ理由は?
教育関係の仕事には昔から興味を持っていて、大学でも教育を学んでいました。教師になることも選択肢のひとつだったのですが、教職課程を取り、教育実習で教壇に立ってみたときに「知識やノウハウを教師として教室の中で発信するよりも、より広範囲に届けられる仕事がしたい」と考えるようになりました。そして、就職活動の中でユーキャンに出会い、ダイレクトメールや広告媒体を使ったマーケティングを行っていることを知り「良質な教育コンテンツを全国のより多くの方に届けたい」と興味を持ったんです。実際に入社後は、上司や先輩に教えてもらいながら、新規講座の広告ページの提案などにも関わりました。このときの経験は、今の開発部での仕事にも生きていると思います。