【先輩しくじり体験談】起きたら突然ダミ声に!? あなどれないフィリピンの大気汚染【学生記者】
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みなさんはフィリピンに旅行や留学に行ったことがありますか? 今回は、私が経験したフィリピンの大気汚染に関するしくじりをご紹介します。大気汚染はフィリピンに限ったことではありませんが、アジアへ旅行する方には参考になるはずなのでチェックしてみてください。
■私はここで失敗した!フィリピン生活でのしくじりポイント
現地に到着してしばらくの間は特に問題なく過ごしていたのですが、3週間ほど経った頃に喉が痛くなってきました。慣れない場所で風邪か、冷房の付け過ぎだろうか……と思いながら数日間は空調に気を配り、日本から持参した風邪薬も飲みました。しかし、2~3日経っても喉の痛みが治りません。風邪の場合は、普段なら薬を飲めば3日ほどで治ってしまうので、何か異変を感じながらもまた数日過ごしていました。すると、今度は声がダミ声になってしまったのです。ただ、喉の痛み以外には風邪らしい症状はなく、この頃には別の病気を疑っていました。
滞在先でダミ声になってしまったことに、想像以上に不安になりました。何か変な病気に罹ってしまったのではないかと考えていたのですが、この原因は何だったのでしょうか。その答えは、同じく日本からフィリピンへ来ていた方からの話で判明することに。
■しくじってしまったのはなぜ? 今振り返ってわかった原因
実は同時期に、私と同じく日本から来ていた人も全く同じ症状で苦しんでいました。その人のほうが症状が重く、現地の病院に駆け込んだときに医師から意外な原因を伝えられたそうです。
その原因は……「大気汚染」でした。フィリピンでは、未だに排気ガスが多い車を使うのが一般的で、現地の人々もハンカチで鼻や口を押さえながら街を歩いているほど。日本では、黒い排気が出にくい車が走っているのが当たり前なので、途上国と比較すると街中の空気はきれいです。この環境に慣れて暮らしてきた日本人が、排気の多いフィリピンで突然暮らすと、喉が刺激されてしまい痛みが出たりダミ声になってしまうのだそう。その証拠に、持参していた使い捨てマスクを使ってみたところマスクの外側は1日使うと黒くなっていました。
このお話を聞いてから、数日で喉の痛みは軽減されたので、私も同じ症状だったことがわかりました。ひどく汚染されていた空気をしばらく吸っていたのだと考えると少し怖いですが、滞在中の学びの1つになりました。