上智大学の学食「東京ハラルデリ&カフェ」に潜入! ハラル料理専門学食、そのお味は?【全国学食MAP】
こんにちは! 都内を中心にさまざまな学食を巡っている早稲田大学学食研究会です。
みなさんは知っていますか? 現代社会では全世界でイスラム教徒が16億人を突破し、5人に1人はイスラム教徒であることを。そして、そんな“超“イスラム社会で、食に対して繊細な気遣いが必要となってきていることを。そう、最近なにかと話題となっているハラル料理です。イスラムの教えで豚肉はもちろんのこと、アルコールも厳格に禁止されていて、それらを含まない料理のことを指して「ハラル料理(ハラルフード)」と呼びます。
また、同時に訪日イスラム教徒も年々増加していて、2020年には100万人を超えると囁かれています。しかし、酒を調味料として使う日本で訪日イスラム教徒が外食することは非常に厳しい状況です。そんな中、ハラル認証を受けた料理店が増加傾向にあり、その中の一つが、今回取り上げる上智大学キャンパス内にある「東京ハラルデリ&カフェ」です。去年オープンしたばかりの比較的新しい学食です。我が学食研究会が作成している最新学食ランキングでも初登場9位を獲得し、今大注目の学食なのです!
さて、そんな期待の新星とも言える上智大学の「東京ハラルデリ&カフェ」。いったいどのようなハラル料理を提供しているのでしょうか!
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キャンパス&学食の外観
上智大学四谷キャンパスは、JR・東京メトロ四谷駅から徒歩3分の場所に位置しています。四谷と言えば、東京屈指の利便性を誇ることで知られており、電車で新宿・渋谷・池袋といった主要都市まで10分圏内、東京・大手町まで15分圏内となっています。
まずは上智大学の起源に遡ってみましょう。そもそも上智大学の建学は、かの有名なイエズス会宣教師・フランシスコ・ザビエルの悲願でした。ヨーロッパのパリ大学のような学問機関を作り、文化や思想の交流をより活性化しようと、日本の首都に大学を建てようと言う構想を立てたのが16世紀中頃。しかし、キリシタンが弾圧され、ザビエルの大学建学の願いはここで一旦断たれます。しかし歴史はここで終わったわけではありませんでした。20世紀に入り、当時のローマ教皇がイエズス会に日本へのカトリック大学の建学を要請し、1913年に上智大学が開学。約350年の時を経て、ザビエルの夢は実現されたのです。
※参照元:上智大学公式HP「上智大学の建学の理念」http://www.sophia.ac.jp/jpn/aboutsophia/sophia_spirit/sophia-idea/kengaku
さて、今回お目当ての東京ハラルデリ&カフェは北門から入り、そのまま直進、突き当りを左折したホフマンホール4階に位置しています。
【学食の内観】
東京ハラルデリ&カフェの店内は、白を基調とした明るい雰囲気で清潔感たっぷり。
席数は約50席でこじんまりしていますので大人数での食事には向きませんが、カウンター席もあり、おひとり様にもやさしいつくりになっています。
またテラス席も用意されていますので、天気がいい日は外でカレーを食べるのもいいですね。
【メニューについて】
東京ハラルデリ&カフェのメニューは、醤油などの調味料も全てハラル認証を受けた食材を使用しています。東京ハラルデリ&カフェでは宗教法人日本イスラーム文化センターの認証を得ているため、厳格なイスラム教徒でも安心して利用可能な学食なんです。
そして非常にお得なのがセットメニュー。例えばカレー&ナンセットは、選べるカレー+焼き立てナン+選べる2品のデリ、さらにドリンクまで付いて500円! となっています。
カレーはチキン、野菜、キーマ、週替わりカレーの4種類から選べます。
デリは4種類ある内の2種類から選べ、取材日はジェノベーゼのパスタやカレー粉を混ぜ込んだオクラの天ぷらなど、魅力的なデリが並んでいました。
またデザートも充実していて、ケーキやフォカッチャ、チーズナンなどがあり、お昼下がりにカフェとして利用するのにもぴったりですね!