【JR東日本の先輩社員】 IT・Suica事業本部 業務推進部情報ビジネスセンター:川嶋洋介さん 2ページ目
川嶋さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?
大学時代には勉強や研究活動も頑張りましたが、それと同じくらい「いろいろなこと」を頑張りましたね。例えばテニスサークルの活動も頑張りましたし、海外旅行にもすごく行きました。バックパックを背負って世界一周にも挑戦しました。他にも、産学連携の大学だったので、ベンチャー企業で商品開発や営業といった経験もさせてもらいました。「今できるのなら今やろう」と思って、興味のあることはどんなことでもチャレンジした学生時代だったと思います。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
全ての経験が生かせてはいますが、勉強(研究)やベンチャー企業での経験で学んだことで3つ大きなことがあります。それが
・目的意識
・目標意識
・問題意識
の3つです。私は「3つの意識」と呼んでいるのですが、「目的意識」は自分がやっていることの目的は何かをしっかりと認識すること。「目標意識」は、どんなことをいつまでに達成するか、という目標を常に意識すること。そして「問題意識」は、例えば今行っている方法や準備しているものが最善のものなのか、改善の余地はないのかという問題意識を持ち続けることです。これらは学生時代に学んだことですが、分析という仕事においても重要ですので、今も生かせていることですね。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
就活では、世の中のいろんな情報が入ってくると思うのですが、それを鵜呑みにせず、また自分で思い込みをせずに「ちゃんと調べて確認すること」が大事なことではないかなと思います。そして、調べたことを自分の考えに落とし込んだら、次は親や先生、先輩など身近な尊敬できる人に相談してみる、ということが大切です。身近な人に相談するのは恥ずかしいことかもしれませんが、自分より経験の多い「人生の先輩」ですから、その考えに対していろんなアドバイスや意見をもらうことができると思います。そうするといろんな考えを取り入れることができますし、視野を広く持つこともできるはずです。
「Suicaに携わる」と聞くと、やはりカードや機械、またグッズなどに携わることがメインになるとイメージしてしまいますが、川嶋さんのデータ解析は、それら全ての「根本」となる非常に重要な仕事といえます。JR東日本ではビックデータの分析など近年注目されているIT分野での人材活用にも取り組んでいるそうですが、東京証券取引所の上場企業の中から経済産業省が選定する「攻めの IT 経営銘柄」には2015、2016、2017年と連続で選ばれるなど、IT分野でも高い評価を得ています。川嶋さんの仕事も、こうした高い評価を受ける要因の一つになっているといえるでしょう。
趣味:アウトドア、カメラ
特技:山登り、ダイビング
就活で受けた企業:15社
志望していた業界:SI(システムインテグレーション)、インフラ、広告
今の会社の魅力:仕事の幅が広く、新しいこと挑戦できる機会が多い
文:中田ボンベ@dcp
写真:ブリッジ
取材協力:東日本旅客鉄道株式会社