連休はどこも混雑……車の渋滞を回避する方法を専門家に聞いた
大学生のみなさんはまだまだ夏休みという人が多いでしょう。また、夏休み時期や連休にクルマで出掛けるとけっこうな渋滞に悩まされたりしますね。連休は子連れで出掛ける人が増えますし、これからの秋の行楽シーズンにも渋滞が予想されます。この渋滞をうまく避ける方法はあるのでしょうか?
東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)の渋滞予報士・外山敬祐(とやま けいすけ)さんにお話を伺いました。ちなみに「渋滞予報士」とは、「いつ・どこで・どのくらいの渋滞が発生するか」を科学的に分析する人のこと。「予報によって分散利用を促進し、渋滞を減らすこと」を目的に、2007年(平成19年)7月に誕生し、外山さんで5代目となります。
NEXCO東日本には、北海道支社・東北支社・関東支社・新潟支社の4つの支社がありますが、それぞれの支社に1名ずつ、計4人の渋滞予報士がいるのです。
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■渋滞を避けるには「渋滞の日時を避けること」「渋滞予報を確認」
――渋滞を避ける方法はあるのでしょうか?
外山さん お盆や年末年始など、みなさんがクルマで移動することが増えるとわかっている日は確実に渋滞が発生します。残念ながら、その日に出掛けて渋滞に巻き込まれないということは困難ではありますが、ルートによっては比較的空いているとか、少し時間をずらすだけでも渋滞が短くなっていることもあります。
ですから、余計な渋滞に巻き込まれないように、事前に渋滞予報を確認して混みそうな「ルート」「日時」を避けること。これが第一です。NEXCO東日本では「渋滞予報」をホームページ、また『ドラぷらアプリ』でもご提供していますので、旅行計画を立てるときにはぜひ参考にしてください。
⇒NEXCO東日本『ドラぷらアプリ』(無料)
http://www.driveplaza.com/dorapura_app/
「日」だけではなく「時間」にまで気を付けるのがポイントです。ピーク時間は渋滞になるけれどもこの「時間」は空いている、ということがあります。渋滞の長さは伸び縮みしますので、同じ混む日であってもちょっと朝ご飯を食べてから出掛けるとか、少し寄り道をしてから帰るなど、1時間ずらすだけで全然違ったりすることもあります。
渋滞予報をご覧いただくと時間帯ごとに「渋滞○km」というデータがありますので参照してください。ドラぷらアプリを使っていただくと、渋滞を抜けるのにかかる所要時間も加味した到着時間を確認することができます。