【写真解説付き】浴衣の着付けを覚えよう! 9月の花火大会やお祭りで活躍する着付けの基本
花火大会や縁日では浴衣姿の人を数多く見掛けますが、みなさんは浴衣の着方はわかりますか? 「浴衣いいなあ」と思っていても、どう着ればいいかわからないという理由で諦めている人が多いかもしれません。そこで今回は、「浴衣デビューしたい!」という人に向けて、「浴衣の着付け」をご紹介します!
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東京・東上野の『楽しむ着付け教室 タマニワきもの』の講師・淺田瑞香先生に、浴衣の着付けを教えてもらいました。
『タマニワきもの』は、初心者向けの着付け教室として人気で、これまで着物を着たことがない人だけでなく、日本在住の外国人も着付けを習いに来ているそうです。
■浴衣の着付け 女性編
まずは女性の浴衣の着付けからです。
1.おなかの部分にタオルを巻く
タオルを巻くのは「くびれをなくすため」です。浴衣はくびれがない方がきれいに見えるので、このようにタオルを巻くのです。またタオルは汗を吸い取る役目もします。
2.肌じゅばんなど下着を着る
次に浴衣スリップや肌じゅばんなど、専用の下着を着ます。この場合、薄手のワンピースなどでもいいですが、必ず腰まであるものを選びましょう。キャミソールとステテコでもOKです。下着を着てからタオルで補正してもOKです。ブラジャーは、浴衣の場合は胸の部分の見栄えが悪くなってしまうので付けないほうがいいでしょう。
3.浴衣を着て下半身をつくる
浴衣を羽織ったら、まずは下半身から作っていきましょう。裾の長さはくるぶしくらいがちょうどいいとされています。浴衣の腰の部分をつまんで持ち上げるようにして、長さを調節しましょう。
裾の長さが決まったら、次は左右の調節です。自分から見て左側を右脇に持っていくようにして、自分の体がちょうど隠れる位置に合わせます。
同じように右側も、左脇に持っていくようにして調節します。
左右の位置が決まったら、左側が前になるように重ねます。先ほど決めた裾の位置がずれないように注意しましょう。このとき上半身はだらっとなっていてもOK。下半身がきっちりときれいになっていることが大事です。
次はひもで左右の位置を固定します。骨盤の上辺りにひもを当てて結びましょう。ひもが緩いと着崩れてしまうので、ぎゅっと強めに結ぶように。
ひもで固定したら、ひもから下の部分のしわを直します。これで下半身は完成です。