レイアウトを工夫! 狭い部屋を広く見せるコツ
一人暮らしのほとんどの人が、狭い部屋をなんとか広く見せる方法や、快適にすごせる方法を探しているのではないでしょうか。実際に部屋を広くすることはできませんが、少しでも広く見せること、あるいはスペースを有効に使うことはできます。ここでは狭い部屋を広く見せるために、レイアウトのコツやテクニックをご紹介します。
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■狭い部屋のレイアウトのコツ
インテリアにおいて、レイアウトとかコーディネートといった言葉を聞くことは多いでしょう。まずはこの違いをご説明します。
レイアウトとは「配置する」という意味。インテリアにおいては、インテリアを構成する什器(家具や家電・道具など)を配置することをインテリアレイアウトといいます。コーディネートは組み合わせるという意味なので、インテリアを構成するさまざまな要素(什器だけにかかわらず、壁やカーテン、小物などの素材・形・色など)を全体的に見てバランスよく組み合わせること。この章でご紹介するのはレイアウト(家具の配置)の方法です。
・狭い部屋のレイアウトのコツ1 家具はできるだけまとめて配置
家具を配置する場合は部屋のあちらこちらに置かず、ひとつのコーナーにまとめるように配置しましょう。まとめて配置することで、床面に広がり感が生まれ少しでも広く見せることができます。
・狭い部屋のレイアウトのコツ2 低い家具を配置する
家具を選ぶ場合は、なるべく低い家具を選びましょう。目線より高い家具は圧迫感があります。また、高さも揃えたほうがスッキリするでしょう。そしてベッドやソファーを置く場合も、低いもののほうが空間は広がるため広く見えます。できるだけ低い位置での暮らしを心がけましょう。目線を低くすることで上下の空間が広がり、部屋が広く見えるはずです。
・狭い部屋のレイアウトのコツ3 なるべく凹凸のない配置をする
家具の高さだけでなく、可能ならば家具の奥行も揃えたほうがすっきり見えます。壁に配置するチェストやラック、シェルフなどは同じ色、同じタイプ、同じ奥行のものを選ぶとすっきり広くなるでしょう。シェルフなどに本を並べる場合も、手前から見て凹凸のないように並べるとすっきりします。
・狭い部屋のレイアウトのコツ4 背の高い家具は入口から見えない場所に!
ワードロープなどの背の高い家具は、入口から見えない手前の壁などに配置しましょう。また、どうしても背の高い家具や大き目の家具を置きたい場合は、壁の色と同じにするのがおすすめ。壁に溶け込むように見えるため、存在感が薄れます。部屋はほとんどが白い壁ですから、白い家具を選び壁と同化させると広く感じます。
・狭い部屋のレイアウトのコツ5 視線を遮る物は置かない
視線の先に物があると、どうしても圧迫感があります。理想は入口から奥まで、視線を遮るものを置かないことです。奥に窓がある場合は、窓まで一直線に視線が通れば開放的なイメージになります。物を置く場合は両サイドの壁に沿わせるか、コーナーにまとめるなど、窓を遮らないよう配置しましょう。窓の周囲にいろいろな物を置くと狭く感じます。
・狭い部屋のレイアウトのコツ6 なるべく床に物は置かない
床にラグやクッション、座椅子などを置くと狭く感じてしまいます。そのため、床面を多く見せることが広く見せるコツです。とはいえ、冬はどうしても敷物が必要でしょう。人は季節や状況によって同じ物を見ても違った印象を持ちます。例えば冬の寒い日に広々とした空間を見ると、寒々しいと感じてしまうなど。しかしこれが夏の暑い日なら、全く違った印象になります。例えば「清々しい」とか「気持ちいい」と感じられるのではないでしょうか。このように、人はその時々の状況で見たものの印象が変わります。そのため、冬は狭く感じることが温かさや快適感に繋がるので、ただ広く見せることだけを意識する必要はありません。部屋の印象も衣替えをするように、夏はできるだけすっきり広く見せる工夫を。冬は部屋が狭く感じても暖かく見える工夫をすることが、快適な生活に繋がります。