【ぴあ株式会社の先輩社員】ライブ・チケッティング事業局 セールスプロモーション:坂本萌さん
プロフィール:坂本萌(さかもともえ)
明治大学情報コミュニケーション学部卒業。2015年入社。
『ぴあ株式会社』は、1984年に日本で初めてオンラインチケット販売「チケットぴあ」を開始し、現在はチケット販売の最大手として多くの人に認知されている企業です。その他にもイベントの企画、MOOKや書籍の出版など、幅広い活躍を見せています。今回は、『ぴあ株式会社』で働く先輩社員・坂本萌さんに、現在の仕事内容や入社経緯、また学生時代の経験について聞いてみました!
今のお仕事はどんな内容?
私は『チケットぴあ』というwebサイト上での、「広告プロモーション業務」を行う部署に所属しています。メルマガ、web広告、SNS広告といったツールを活用して、より多くの人にぴあが扱うエンタテインメントの情報が届くよう、さまざまな取り組みを行っています。ぴあでは数多くのジャンルのチケットを取り扱っていますが、私は主に韓流(K-POP)とイベントを担当しており、K-POPはライブイベント以外にも、K-POPのミュージシャンの方のファンミーティングの告知なども対象です。イベントについてはパフォーマンス系のエンターテインメントイベントのほか、グルメ関連のイベント、夏季だと花火大会の告知も担当しています。
単に公演情報を伝えるではなく、興行それぞれで、どういった情報が一番お客様が知りたいことなのかをしっかりと把握し、よりよいタイミング、そして適切な方法で告知をする必要があります。そのために、お客様の属性を想像しながら、どういったアプローチが響きやすいのかも考えなければいけません。お客様は「知りたい情報」があるから登録しているわけですから、「お客様が求めている情報を届ける」ということは、普段から心掛けていることです。
扱っている興行数は年間で15万件にも上りますが、その中には「あまり知られていないけど、実はおもしろいイベント」も数多くあります。そうしたイベントをうまく告知することで、新しいユーザーの方が増えることは非常にやりがいを感じることです。もちろん仕事なので「売上げ」を重視して高単価の興行も取り扱わないといけません。この「自分がやりたいこと」と「やらなければいけないこと」のバランスの取り方が難しいところですね。
この仕事をしていると「自分の知らないことを知ることができる」ことも多いんです。例えば花火大会に予約席が設けられていることを、情報を整理している中で知ったときは驚きました。実際に予約席での観覧を経験しましたが、花火が非常に美しく見え、知らないと損だと実感しましたね。こうした好奇心が刺激されることも、この仕事の魅力だと思います。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
楽しかったこと、つらかったことで今でも覚えているのが、入社一年目で経験した「ぴあ創業記念祭」ですね。ぴあの創業記念日(7/10)に行われるイベントで私たちは新入社員の企画コーナーがあったのですが、ぴあの事業と企業理念にちなんで「ギネス世界記録に登録されるような世界一大きなチケットを作って実際に売ろう」という企画を立てました。
最初は「なんとかできるだろう」と軽く考えていたのですが、担当会社の上司や営業とも何度もプレゼンや打ち合わせをするなど、形になるまで非常に困難な道のりでした。まだ右も左も分からない新入社員でしたし、本当に難しいチャレンジだったと思います。
結局チケット制作は創業祭には間に合わなかったのですが、後日実際に完成させ、上司からも高評価を受け、ギネス世界記録にも認定されました。その功績を讃える形で、社内の会議室の一つに「ギネス」という名前も付けてもらったくらいです。苦しい経験でしたが、その会議室を使うたびに誇らしい気持ちになりますし、得るものも多かったです。
参考:ぴあが制作した「メガチケ」が"世界一大きな入場チケット"としてギネス世界記録に認定!
今の会社を選んだ理由は?
当時は化粧品メーカーやマスコミ関係の企業も志望していましたが、その中でぴあを選んだ理由は、ぴあが「自分が知らないことを知り、吸収していける環境」だと思ったからです。先ほど今の仕事の魅力としても話しましたが、ぴあは幅広い情報を取り扱っていて、あまり世の中に知られていないような公演もあります。そうした新しい出会いがすごくおもしろそうだなと思いました。
また、私は昔から「自分の思ったこと、感じたことを人に伝えたい」という気持ちがありました。例えば、「自分が観た映画の感動を他の人にも伝えたい!」といったように、自分がいいと思ったものを他の人と共有したいという思いがあったんです。その思いが仕事として生かせていけると思ったのも、ぴあを志望した理由です。
これらに加え、面接時の「年齢関係なく、フラットな姿勢で意見を聞いてくれる」という姿勢も、よりこの会社に入りたいと思わせてくれた要素ですね。