富士山の登り方を調べてみた! 夏しかできない富士登山に必要な準備と基礎知識 3ページ目
さて、富士山に登るときの装備ですが、
・空気が薄い
・紫外線が強い
・足場が悪い
・天気の急変があり得る
・夜間に備える
といった点に特に注意して揃えましょう。具体的には以下のものを準備します。
●富士登山のためにそろえておく装備
・登山靴・トレッキングシューズ
・雨具(ズボンと上着に分かれたもの)
・防寒着
・肌着(速乾性のもの)
・帽子(熱中症・日焼けの予防)
・日焼け止め
・サングラス
・ヘッドランプ
・水(1-2L)
・行動食(手軽に食べられるもので高カロリーのもの)
・ゴミ袋
・お金(山小屋ではカードがほぼ使えません)
・登山地図・コンパス
・携帯電話
・タオル
砂、岩など足場が悪いので、登山靴、トレッキングシューズは必須です。転ぶこともありますから耐久性の高いものを選ぶようにしましょう。
富士山では寒暖の差が激しく、特に山頂付近では夏でも零度以下になることがあります。ですので防寒具は必須です。また風が強いので、防寒具に併せて耐久性の高い雨具が必要です。ビニール製のレインコートでは風で破れる可能性があります。
登山では大量に汗をかきますが、長い時間肌着が濡れているとその分気化熱で体温を奪われます。ですから、速乾性の肌着を着て、その替えも準備します。汗が出れば水分補給が必要です。水も用意します。山小屋で買えばいい、と考えるのではなく自分でも準備することが重要です。ちなみに山小屋ではほぼカードが使えませんのでお金も忘れずに!
水分もそうですが、体力を保全するために行動食を持っていきましょう。チョコレートやキャンディーなど、手軽に食べられて高カロリーのものを選ぶのが正解です。汗をかいてミネラル分が失われますから、ミネラル補給できるものも用意しておくといいですね。
日差しが強いため、紫外線対策も万全にしましょう。帽子をかぶり、サングラスもあるといいですね。また日焼けが気になる女性は日焼け止めを用意します。
夜間に登山する気がなくても、あなたの体力によっては予定どおり進めなかったということがあり得ます。ですので夜間に備えて「ヘッドランプ」を準備しておきましょう。携帯電話はいざというときに救助を呼ぶのに使います。
「ゴミ袋」も忘れないようにしましょう。自分で出したゴミは自分で持ち帰るのが基本。日本の霊峰富士をきれいに保つようマナーを守ることを心掛けてください。
以上のような装備は最低ここまでは必要というもの。逆にいえば、これらがないなら富士登山に臨むのは避けましょう。「山をなめないこと」が重要な点です。装備を軽くしたい気持ちがあっても、まさかの事態に備えて持っていくのです。
⇒参照記事:『富士登山オフィシャルサイト』「登山に必要な装備」
http://www.fujisan-climb.jp/erquipment/