富士山の登り方を調べてみた! 夏しかできない富士登山に必要な準備と基礎知識 2ページ目

編集部:いとり

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目次
  1. ●富士山登山の4ルート利用可能期間
  2. 富士山の登り方はスケジュールを立てるのが大事
  3. 富士山に登る際の装備
  4. 登山の熟練者が教える登山中のアドバイス!
■富士山の登り方・スケジュールが大事!


富士山の登り方とスケジュールの立て方

富士登山に出発するには以下のようなフローをたどります。


●富士登山のためのフロー

ルート決定・スケジュール立案

登山用装備をそろえる

当日の天候・体調確認

出発!


どのルートで行くかを決めたら、登山スケジュールを立てます。週末は大変に混雑しますから、できれば平日を選ぶのがいいでしょう。また、上記の各ルートでの登山にかかる時間を見ればわかりますが、登り・下りで優に「10-12時間」はかかります。登山口からでもこれだけの時間を要しますので、山小屋で一泊する「1泊2日」以上の行程が初心者にはおすすめです。


例えば、登山口から午前4時に出発! とかであれば、お昼ごろには山頂に着き、夕刻下山となるように思えますが、初心者の場合「体力」が問題です。ご存じのとおり富士山は標高が高く、空気が薄いですから高山病になる可能性があります。


酸素を十分取り入れられない状態で山を登るのは非常に体力を消耗することです。体力に自信のある若者でも、ぜいぜいと肩で息をすることも珍しくありません。午前4時に登山口から出発するためには、そこまで移動してこないといけないわけで、その分睡眠時間は短くなり、体力を使っています。


そこから初心者が何時間も登り続けるのは相当にむちゃなことです。ですから、初めての富士登山の際には、登山口で一泊するなど、1泊2日以上のスケジュールを組むようにしましょう。


また天候に注意することも大事です。天気予報を見て、その日が高確率で荒れ模様になるといった場合には登山は避けます。これはスケジュールを立てているときだけではなく、登山当日も同じです。天候がいい、体調もOK、となったら初めて出発しましょう。初心者の場合、何かトラブルに遭ったときに対処できないかもしれませんからね。


【登山熟練者からのアドバイス】

・1伯2日が無理がなく、安全でおすすめです。

・高山病にならないコツはあります。登山中はもちろん、休憩中でも、息が上がっていなくても、ジョギングの要領でスースー、ハーハーと呼吸を刻み続けます。空気が薄い場所では自覚できるほど睡眠が浅くなるので、初めての人は八合目より七合目で山小屋泊をした方が良いでしょう。

・天候に注意するのは大事です。初心者の富士登山は好天でも一苦労です。登山初心者は富士山にチャレンジしたというだけでも偉業です。立案の段階で「敗退」もプランに組み込んでおくことは大事です。

・趣味で日常的に登山を楽しむ人も、悪天候や事故、能力不足を想定し、山行の際にはいくつかエスケープルート(退路)を設定して登山計画書を作ります。敗退も登山におけるスキルアップの一つととらえましょう。

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