【サイバーエージェントの先輩社員】株式会社VRAgent 取締役:張巧実さん
2012年、株式会社サイバーエージェントに新卒入社。ゲーム系子会社にて、サーバーサイドエンジニアとしてスマートフォンゲームの開発に携わる。2014年、株式会社グレンジへ異動。2016年12月1日、VR関連事業を行う株式会社VR Agentの設立と共に取締役に就任し、総合職へ転向。
株式会社サイバーエージェントにエンジニアとして入社し、スマートフォンゲームの開発に従事した後、VRやARに関する事業を提案。それがきっかけで2016年に新しく設立された株式会社VR Agentで取締役に。世界に通用する新たなサービスの開発に向けて活躍中の張巧実さんにお話を伺いました。
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今のお仕事はどんな内容?
最初は、エンジニアとしてサイバーエージェントに入社しました。その後、2016年の12月に株式会社VR Agentが設立されて、取締役になりました。
サイバーエージェントには「あした会議」という1泊2日の合宿があります。役員がチームリーダーとなって、社員とチームを組み、会社の"あした"をつくるような事業や課題解決案を提案します。ある時、私が所属しているスマートフォンゲームやエンターテイメント事業に携わる子会社が所属するSGE(Smartphone Games & Entertainment)事業部のあした会議で、VR市場に向けて事業を立ち上げたいという提案をしました。その案が通って、VR Agentの設立が決まりました。アミューズメントコンテンツやリアルイベントでVRやARの技術を活用したプロモーション実施などを行う会社です。私の仕事は、企画、営業やディレクション、などエンジニアリング以外の仕事のすべてです。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
VR事業を始める前、ゲームアプリのエンジニアをしていた頃の話です。ゲームの新規イベントを実施したところ、大きなバグが発生してしまい、バグの改修の対応はもちろんなのですが、何よりもいつも遊んでくれているお客様に本当に申し訳なく、チームメンバー全員、心身ともに疲れてしまっていました。そんなとき、お客様から「頑張って」「楽しみにしてるから」などの励ましの言葉をいただいたんです。そのとき、本当にうれしくて、というか感動してしまい。お客様の声を間近に聞けるのはいい仕事だなと改めて思いましたね。もちろん、こういうミスはしてはいけないのですが、その経験によって自分たちがやっていることの価値が自分の中で明確になりました。サービスがこんなにも大勢の人に受け入れられていて、それを自分たちが提供しているんだと思えることは自分の力にもなりますし、これからもそういうコンテンツを作っていきたいと思いましたね。
今の会社を選んだ理由は?
社会人になる前の私は、受験もスポーツも挫折ばかりで、就職はラストチャンスだという気持ちがありました。人生の中で仕事が占める時間の割合は60%だという話を聞いたことがあって、それなら仕事ではやりがいや、楽しさみたいなものを体現できる会社に入りたいなと思っていました。
もともと、FacebookやLINEといったソーシャルメディアやインターネット関係の仕事に興味があったので、就活ではインターネット関連の会社に絞り込んでいました。その中で、サイバーエージェントが掲げていた「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンが、それまで駄目だった自分を奮い立たせてくれたんです。
私は仕事を進める上でビジョンの共有がとても大事だと思っています。自分たちが目指す指針が、明確でかつそれに共感できるかどうか。人によって感じ方はそれぞれ違うものだと思いますが、私は、サイバーエージェントのビジョンに共感したのが入社の決定的理由でした。