秘書とはどんな仕事? なるにはどうすればいい? 3ページ目
秘書の収入に関しても気になるところですが、秘書の給料は基本的には働いている会社の給与基準に左右されるため、ピンキリというのが正直なところ。もし大きな企業で、社員年収も平均より高いとされているならば、秘書の給料も高いでしょうし、企業規模が小さく、社員の平均年収も低いのならば、秘書であったとしても給料はそこまで高くないでしょう。もちろん秘書課など課に属していて、課長などに昇進することで昇給することもありますが、それもベースとなる給与基準次第です。
正社員ではなく、派遣社員として秘書業務に就くというパターンもあります。この場合は月収ではなく時給というパターンもあり、時給は1,200円-2,000円といった金額であることが多いようです。もちろんですが、時給は大手企業であったり、より高い秘書スキルが求められる場合に高くなります。派遣から正社員登用というケースも見られます。
また、政治家の公設秘書の場合ですが、第一公設秘書、第二公設秘書、そして政策担当秘書の給与は「国会議員の秘書の給与等に関する法律」で定められています。それによると、第一公設秘書と政策担当秘書の給与は、最低で34万3,500円、最高で53万3,200円となっており、在職期間や年齢で変わります。第二公設秘書の場合は、最低で26万8,000円、最高で39万3,400円。こちらも在職期間や年齢で変わる仕組みになっています。これに期末手当や住居手当など諸々の手当が付くことになります。第一公設秘書や政策担当秘書にはなかなかなれませんが、給与面は非常に魅力がありますね。
今回は秘書になるにはどうすればいいかについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。スキルや知識だけでなく、上司がより働きやすいようにサポートするにはどうすればいいのかを考える柔軟な頭脳も求められますから、たやすい仕事ではありません。その代わり、非常にやりがいはあるかもしれませんね。
引用:総務省法令データ提供システム「国会議員の秘書の給与等に関する法律」
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H02/H02HO049.html
(中田ボンベ@dcp)