旅館のおかみさんに聞いた! いい宿を見分けるコツ
近年「海外旅行に出掛けるよりも国内旅行の方がいい!」なんて人が増加しているそうです。国内旅行の際には「どの宿にするか」が問題ですね。いい宿を見分けるコツはあるのでしょうか? 旅館のおかみさん、オーナーさんに取材して、いい宿をも分けるコツをまとめてみました。
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■こだわりが見える宿は当たり!
まず、どのおかみさん、オーナーさんもおっしゃっているのが「こだわりがあるかどうか?」です。日本には高級旅館がたくさんあります。それぞれに趣向を凝らしたものですが、よくできている、つまりファシリティーのクオリティーが高い宿には必ずおかみさん、オーナーさんのこだわりが結実しています。
筆者も取材したことのある宿を数例挙げてみましょう。
●『リバーリトリート雅樂倶』(富山県)
http://www.garaku.co.jp/
アートにこだわり非常に美しいデザインのファシリティーを持つ宿です。
●『竹林亭』(佐賀県)
http://www.chikurintei.jp/
「庭は宿、宿は庭。」をコンセプトに、雄大にして繊細な四季折々の風情を満喫できる宿です。
●『rokuza』(千葉県)
http://www.rokuza.com/
海がすぐそこにあり、例えようもなく美しい夕景が満喫できる宿です。
●『藤屋』(山形県)
http://www.fujiya-ginzan.com/
「和の大家」と呼ばれる建築家・隈研吾さんが手掛けた、細部まで美しくデザインされた宿です。
●『御宿かわせみ』(福島県)
http://www.hisuinosato.com/
供される料理の質を極限まで極めようという宿。そのハイクオリティーの料理ゆえにすでに100泊したリピーターがいるほど。
上記はどれをとっても素晴らしい宿ですが、それぞれに「たたずまい」「ロケーション」「料理の質」と、しっかりとしたこだわりが見てとれます。このようなこだわりがある宿では、ファシリティーの質が高いのみならず、サービスも上質です。宿を選ぶ際には、その宿が何にこだわっているのか、それが徹底されているかを見てみるといいでしょう。
例えば、上記で挙げた富山県にある『雅樂倶』では、美しいファシリティーに呼応するように、料理に使用される器もオーナーがこだわって集めたものを使用しています。こだわりが徹底されると、それが細部にまで及び宿のクオリティ-全体を引き上げるものなのです。