英文科志望の受験生は必見!? 現役英文科学生に聞いた、英語学習のコツ【学生記者】 2ページ目
―なる
なるほど、海外の文化と横倉さんの性格が合っていたということが自信を持てるきっかけになったのですね。私は語学を学ぶのは難しくてつらいと思ってしまうのですが、横倉さんはどう克服してきましたか?
―横倉
難しく捉えないで単純に楽しいことを好きなことと結び付ければいいと思っています。たとえばハリーポッター好きの人は、英語音声で観てみようとか最初は字幕付きでもいいから観てみようとか。今僕はフランス語も勉強しているけど、フランス語を学ぶのは正直とてもつらいです。でもそれは、フランス語と好きなことをちゃんと結び付けられてないからつらいんだと思います。フランス語の歌を好きになったり文化を知ったり、フランスに行ってみたりしたら好きになるんじゃないかなって思っています。
◆英文学科志望の受験生に向けてのメッセージ
―なる
勉強を勉強と捉えないことが大事ということですね! 先日センター試験も行われましたが、横倉さんも在籍されている「英文学科」を目指している受験生に向けて何かメッセージをお願いします。
―横倉
受験勉強はとてもつらいですよね。伝えたいこととしては、「英語を勉強しているときに心が折れそうになることもあるかもしれないけど、今勉強している英語が全てじゃないからね!」と言いたいです。 いろいろな勉強法があると思います。
英語ができたら出会える人の幅が広がるから、受験が終わったら自分の好きな英語を自分の好きな方法で勉強してほしいなって思います。英語はドラマを観ているときだって勉強になりますし、それが英語のいいところではないでしょうか。数学みたいに計算を解かないとダメっていう教科じゃないですからね。自分の好きなものを好きな方法で追及していってほしいです。
―なる
ありがとうございます。文法や用法はあっても語学に正解はないですもんね! 私が受験生のときによく「受験英語は実際外国人とコミュニケーションを取るときにはあまり役立たない」と聞きましたが、本当なんでしょうか?
―横倉
いいえ、僕はそうは思いません。受験英語は話す力をつけるのに特化していないので、受験英語ができても英会話はできないことがよくあります。しかしそれは話す練習をしていないだけであって、受験英語が外国人とコミュニケーションを取るときに役に立たないということではありません。文法をしっかり覚えることは、将来必ず役に立ちます。
英語を学ぶ非英語ネイティブの外国人は、英語を積極的に話そうとする姿勢はすばらしいものの、文法がめちゃくちゃだったりします。文法がしっかりしているのは日本人の強みなので、決して今勉強していることが無駄だと思わないでほしいです。
◆効果的な勉強方法って?
―なる
文法を意識することは日本人の強みになるということですね! ほかになにか、英語を勉強している方々に向けてアドバイスはありますか?
―横倉
僕もこれまで英語の勉強をしてきて、まだまだこれからですが、ひとまず英検準1級、TOEIC750点、TOEFL527点まで、それぞれ来ることができました。これまでの勉強の中でわかったのですが、4技能((聞く、話す、読む、書く)をしっかりするのが最も英語を習得するために効果的かと思います。そのためには直接ネイティブと話をすることがいいのではないでしょうか。
日本の中でも外国人はいっぱいいるので、ぜひいろんな人と出会い、英語で会話をしてほしいです。日本在住の海外の人は優しい人が多いから、英語を教えてくれたりします。僕は「英語はおもしろい」と自信を持って言えるから、日本中にもっと広まればいいと思います。だからぜひがんばってほしいです。いっぱい英語をしゃべってほしいです。
◆モチベーションが下がっている方へ
―なる
英語を話すことができれば世界中の方と交流できますもんね。一方で、英語学習へのモチベーションが下がってしまっている方もいると思いますが、そういう方に対しても何かメッセージをいただいてもよいでしょうか?
―横倉
モチベーションが下がっている人は目標が見えなくなってるときだと思います。やる気が出ない人は目標を変えたらいいんじゃないでしょうか。
―なる
ありがとうございます。英語の勉強の仕方はさまざまで正解がないということは、自分の好きなことと結び付けやすいということですよね。私も含め、日本に英語を話せる方がもっと増えてほしいですね!
◆まとめ
いかがでしたでしょうか。次回は、横倉悠人さんにインタビュー第2弾「英語を学んで感じたこと」です。ぜひ併せてご覧ください!
インタビュー第2弾「英語を学んで感じたこと」
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/45946
文・なる