今読みたい! 夏休みが印象的に描かれた漫画7選 2ページ目
科学全般に詳しく、『アステロイド・マイナーズ』などの著作があることからも分かるとおり、特にロケット愛がすごいあさりよしとお先生。本作は、小学生たちが先生の退職を止めるために、夏休みの間にロケットを制作して打ち上げる、というお話です。主人公より優秀なライバルに劣等感を抱いたり、悪戦苦闘しながら少年たちがロケットを完成させる様には感動させられます。『なつのロケット』(白泉社刊:Jets comics)は全1巻です。
●『ドラえもん』「ぼく、桃太郎のなんなのさ」藤子・F・不二雄
町の歴史を調べるという夏休みの宿題を出されたのび太君。ドラえもんのタイムカメラに過去の写真を撮影させるのですが、その写真の中に桃太郎がお供のイヌ・サル・キジと一緒に宝物を運んでいる写真を発見します。この謎を解くために過去へ向かうのですが……。藤子・F先生の別作『バケルくん』のキャラクターが登場する印象深いクロスオーバー作品で、夏休みならではの冒険が描かれ、「で、この宿題どうするよ?」というラストまで存分に楽しめます。本作は藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』(小学館刊)第5巻に収録されています。
●『もやしもん』石川雅之
菌が肉眼で見えるという特異体質の主人公・沢木惣右衛門直保が、友人・結城蛍と共に某農大農学部に進学します。沢木、同大学樹ゼミの面々を中心にどたばたのキャンパスライフを描きます。漫画内では、夏休みに農場実習が行われるのですが、実習地は沖縄! 沢木たちは農場職員の金城優と出会います。優と接するうちに沖縄の自然・文化について理解が深まる樹ゼミの面々など、印象的なシーンの多いエピソードです。本エピソードは『もやしもん』(講談社刊:イブニングKC)第3巻に収録されています。
夏休みが印象的に描かれた作品、エピソードを挙げてみましたがいかがだったでしょうか。他にも、夏休みに開催される夏祭りに合わせて重要な出来事が起こったり、といった漫画作品はたくさんありますね。あなたは、夏休みが印象的に描かれた作品というと、どんなタイトルを挙げますか?
(高橋モータース@dcp)