短大ってどんなとこ? 女子短大生がレクチャーする秘密の花園の実態【学生記者】

ゆっこ

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こんにちは、そして初めまして。青山学院女子短期大学の渡邉薫子です。
みなさんは女子短期大学についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。合コンしてそう、かわいい女の子たくさんいそう、お嬢さまetc……。まわりの四大(4年制大学)の友人にぼんやりと一般的なイメージを聞いてみましたが、圧倒的に多く出てくるイメージが「合コン」でした。派手で華やか、遊んでいそうなキラキラ女子が、『イケイケの社会人にかわいがられる女子大生である自分』を楽しんでいる、というのがみなさんのイメージのようです。しかし、内側にいる私からするとこのイメージはちょっとずれているなぁと感じるところがあります。そこで、今回は秘密の花園・女子短期大学の実態をお伝えしたいと思います。

1.全体的に見ると大して合コンしていない


バブルのころならいざ知らず、そんなに恋愛面でちやほやされることはないというのが実際に通ってみた私の所見です。2年目の一年生(半年休学しました)である私が今まで誘われた合コンは2つありますが、1つは実現せずに流れ、もう一つは某有名大学の頭はいいけどピュアすぎる男子が相手だったためお断りしました。

周囲を見てみると私も含め、まだ合コンとはなにかを知らない女の子が多いです。それはまるで箱入りのお嬢さまのよう。しかし、いわゆるブランドバックで通学するようなお嬢さまはお見かけしません。寮があるため、地方出身のお上りさんも多いです。

2. 早期からの進路選択プレッシャー&物理的な時間の無さ

とにかく短大は忙しく、受験戦争から解放されて、さあ学生生活を満喫しようとサークル・バイト・恋愛と楽しいこといっぱいな四大生を尻目に入学当初から怒涛の進路説明会があります。新歓に出会いを期待し胸弾ませる中、説明会が終了すると3日間連続で「短大で何を学ぶか」をテーマに講義が行われます。2年しかないという緊張感と焦りのなか、1年のときから就職するか四年制大学に編入するか選択を迫られるので、ぼーっとしている時間がありません。学生生活が2年しかないのでモラトリアム期間ではなく、自分と向き合い自己成長する時間、と捉えている真面目な子が多いです。合コンに行っている余裕なんてありません!


3. さまざまな人生経験を持った人が集まる

現役か浪人やその他か、という違いは多少ありますが、そこはしょせん一つや二つの年の差です。短大には社会人を経験し、結婚した上で主婦をしながら学生をしている方、四大に入ったけれども退学してまた短大に入り直した方、、ひいてはおばあちゃんまで、さまざまバックボーンを持つバラエティー豊かな学生が揃っています。世間一般のスタンダードからずれたことによって苦労された経験を持つ人もいて、みなさん人間味と魅力があります。

もちろん四大にもさまざまな年齢の方や個性的な方がいますが、それ以上に短期大学という環境は個性的な人が溢れているように感じます。社会人経験者が四大と比べても多く、それぞれの人生経験に基づいた多様な価値観に触れることができます。私自身、その人たちとの交流を通して「社会にはおもしろい人がたくさんいるものなんだ」、「何歳でもやりたいと思ったことは挑戦していいんだ」と気付きました。

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