2016年決勝も間近! 歴代欧州CL決勝ベストバウト5選をサッカー好き学生が紹介!【学生記者】
みなさんは普段、サッカーを観ますか? 大学生といえば、日本代表の試合を仲間たちと一緒にスタジアムやテレビで観戦し、盛り上がることが多いと思います。そんなみなさんの愛するサッカーの試合がこの時期に開催されていているのをご存知でしょうか。それは欧州チャンピオンズリーグ(以下CL)の決勝です。
欧州CL決勝は事実上の世界一クラブを決める戦いとも言われているため、その注目度は非常に高いです。今年の決勝は日本時間の5月29日3時45分から行われ、いよいよ間近に迫ってきています。
そこで今回は毎週各国のサッカーの試合をテレビで観戦しているサッカー大好き山下が、歴代の欧州CL決勝ベストバウト5選をご紹介します! これを読むと、今年のCLがもっと楽しく観られるかも!?
1. 1998-99 マンチェスター・ユナイテッドVSバイエルン・ミュンヘン
イングランドとドイツを代表する両チームによる決勝で、舞台は言わずと知れた名スタジアム・カンプノウで行われました。
いきなり前半6分にバイエルンが先制点を挙げます。前半を終え、後半を迎えてもバイエルンが終始優勢のまま進んでいきました。
しかし90分、コーナーキックを得たマンチェスター・ユナイテッドは一度クリアされたボールをギグスがシュート。そのボールに反応したシェリンガムがコースを変え、同点に追いつきます。押せ押せムードになったユナイテッドは再度コーナーキックを得ると、同点ゴールを決めたシェリンガムが頭でシュートし、ゴール前にいたスールシャールが右足で反応し逆転ゴールを挙げます。もはやバイエルンには逆転を目指す気力すらなく、ユナイテッドは大逆転勝利で優勝を果たしました。
◆山下メモ
CL決勝という舞台での劇的な大逆転勝利は、まさにベストバウトと言っていいでしょう。
2. 2003-04 ポルトVSモナコ
両チームともに世界を代表するビッグクラブではないものの、名指揮官のもと決勝まで進んでいきました。試合は39分にカルロス・アルベルトがボレーシュートを決めてポルトが先制します。後半にはさらにカウンターから71分、75分に立て続けに追加点を挙げ勝利を確実のものにし、ポルトが優勝の座を勝ち取りました。その後、ポルトの監督だったモウリーニョはチェルシーへと移り、世界でも有数の指揮官のポジションを確立しています。
◆山下メモ
世界的なビッグクラブではない両チームが決勝の舞台で戦ったことを考えれば、ベストバウトにふさわしいのではないでしょうか。
3. 2004-05 リバプールVSミラン
ともにチームカラーが「赤」のチーム同士の戦いとなり、スタジアムが真っ赤に包まれました。試合は大方の予想どおりのミランペースで進み、前半を3-0で折り返します。
窮地に陥ったリバプールは後半になると、大胆にシステムを変更する策に出ます。それが功を奏し、リバプールはわずか6分間で3点を決め、同点としました。試合はそこから互いに譲らない展開が続き、延長戦を終えてPK戦へと向かいます。PK戦では、リバプールのGKデュデクはクネクネした動きで相手の動揺を誘い、リバプールが大逆転の末に優勝を果たしました。
◆山下メモ
前半に3点差ついてしまうと、普通は諦めが頭によぎると思います。諦めずに同点にしたリバプールは凄いの一言です。
4. 2012-13 バイエルン・ミュンヘンVSドルトムント
ドイツ・ブンデスリーガに所属する2チームの間で行われました。今では因縁深い関係にある両チームによる対戦で、現在はバイエルン・ミュンヘンに所属するレヴァンドフスキやゲッツェなどがドルトムントに所属していました。
試合は両チームが主導権を譲らない展開で進んでいきます。前半、バイエルンのロッベンが決定機を迎えますが、ドルトムントGKが顔でシュートを防ぎ、失点を免れます。
後半に入りバイエルンはマンジュキッチのゴールで先制するも、ドルトムントがその8分後に追い付く展開。試合は1-1のまま進み、延長戦の雰囲気が漂う中89分に試合がついに動きます。こぼれ球に反応したロッベンが相手を一瞬にして抜き去るとGKの位置を確認したシュートを決め、2-1でバイエルンがドルトムントを下しました。
◆山下メモ
ドイツという同じ国のリーグでも凌ぎを削っている両チームの最後まで展開が読めない試合はベストバウトという言葉がびったりです。
5. 2013-14 レアルマドリードVSアトレティコマドリード
マドリードという同じ街に本拠地を構えるチーム同士の戦いとなり、同じ街のチームが欧州CLの決勝で戦うことは、今までの歴史上で初めてのことだったそうです。
試合は前半36分にアトレティコマドリードが先制し、ゲームは進んでいきます。トップクラスのタレントを揃える銀河系軍団のレアルマドリードでしたが、アトレティコの強固な守備を前に得点を奪うことができずにいました。試合は進み、後半アディショナルタイム。レアルはコーナーキックのチャンスにセルヒオ・ラモスが頭で合わせ、土壇場で見事同点とします。これで勢いに乗ったレアルは延長戦で立て続けに3ゴールを挙げ、12年ぶり10回目の優勝を果たしました。
◆山下メモ
この試合はリアルタイムで観ていたので、レアルが土壇場で追いついた瞬間は思わず声が出るほどでした。今年の決勝と同カードなので、どうなるか楽しみです。
いかがでしたか? ここで挙げていない試合もベストバウトと言っても過言ではありません。今年の決勝はレアルマドリードVSアトレティコマドリードです。ぜひ、日本時間の5月29日3時45分リアルタイムで仲間とサッカーを観戦して盛り上がりましょう。