コアなファンが多い? サブカル好きにおすすめの漫画10選

学生の窓口編集部
2016/07/14
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よくある少女漫画や人気の少年漫画では物足りない人におすすめなのが、ちょっと変わった人間模様やポップカルチャー以外のマイナーカルチャーを扱った作品。いわゆるサブカル的な要素が強く、王道作品とは違ったおもしろさがあります。今回はそんなサブカル好きにおすすめできるマンガ作品を10選ご紹介します。

■殺し屋1:山本英夫

週刊ヤングサンデーに掲載された殺し屋1、サブカル界で圧倒的な指示を持たれている三池崇史監督により映画化されましたが、もちろんR-18指定。かなりグロい描写も多いのですが、なぜか切ない漫画として読むことができます。「ジジイ」というやくざのようなグループと「垣原」率いる暴力団である安正組との戦いがメインのストーリーです。物語が展開する場所は東京・新宿歌舞伎町の街です。かなり精巧に描かれており、実際にあるマンションやビルなどが登場します。本作の主人公は「イチ」、城石一(しろいしはじめ)という本名の22際です。普段は工場勤務をしていますが、過去のいじめによるトラウマにより、殺しの相手とそのいじめをした人が重なることにより殺人マシーンとなります。

鉄骨仕込みの靴のかかとには仕込み刃があり、主にその刃により簡単に人を切り裂き殺す殺人方法をとります。トラウマから、人を傷つけること、殺すことにより性的興奮を覚える潜在的なサディストでもあります。またライバルとなる垣原はイチとは対照的なマゾヒスト、この対比が物語の深みを出しています。登場人物のほとんどが暴力的で、慈愛など全くないイカれたキャラクターであり、なかなか救いようのない漫画ですが、過去やトラウマ、どうしようもない現実、など人の愚かさがにじみ出ていることがどこか悲しく感じる、暴力的なのに不思議な漫画です。確実に閲覧注意なシーンもあるのでお気をつけ下さい。

作者:山本英夫
出版社:小学館
掲載誌:週刊ヤングサンデー
連載開始:1998年
巻数:全10巻

■ねじ式:つげ義春

1968年に発表された、つげ義春の代表作です。腕にケガをし、静脈が切れた状態の主人公が医師を探しさまようことから物語が始まります。 あまりにもセンセーショナルすぎて、芸術、映画、絵画様々なものに影響を与えた作品と言われています。つげ義春は鬼太郎の著者である水木しげるの仕事を手伝っていたという過去を知っている人はどれくらいいるのでしょうか? その時に見た夢の内容を元に描かれた、精密にストーリーを描く現代の漫画とはかけ離れた作風です。作風がとてもシュールで、正直意味不明なところも多々あるのですが、逆にそれが読者の想像力を高めます。深読みをし、何か大きな意味をそこに見いだそうと試みたという現象もおきていますが、作者自身はその現象を否定し、セリフや情景描写にも意識をしていた、と言っています。話を読み終えても、そこに何かのこることはなく、不思議な感覚で終わってしまいます。

意味を考える、物語を考察するなどということは一切存在せず、ただ妙にリアルに感じるシーンも多々ありますが、ただ読むということをおすすめします。読み終わった後には「なんだこれ?」という感覚とともに「でももう一回読みたい」という気持ちになります。映画になっていたり、他の漫画でもパロディをされていたり、この独特の世界観は多くのアーティストに影響を与えているといえます。

作者:つげ義春
出版社:青林堂
掲載誌:月刊漫画ガロ
連載開始:1968年6月
話数:全1話

■多重人格探偵サイコ:原作大塚英志、作画田島昭宇

多重人格探偵サイコ MPD PSYCHOは原作大塚英志、作画田島昭宇によるかなりショッキングな内容の漫画です。主人公である小林洋介の恋人が手足を切断された状態で宅急便で届けられるというすごいシチュエーションから始まります。じつはこの時点で角川書店の役員が印刷機をとめ、連載が延期になったそうです。数県では有害図書としても指定されており、納得せざるをえない残虐な描写が特徴です。

まず、田島照宇の絵は天才的です。どの絵も細い線でかなりリアルに書かれた人物、そして明暗のコントラストがより絵を浮き出すような素晴らしいコントラストとなり、白と黒のはずの漫画がとても躍動感に満ちています。しかし物語ではその残虐さをピックアップされることの多い漫画ですが、ストーリーはかなり綿密に複雑な展開を見せます。タイトルの通り、主人公は多重人格です。過去の雨宮診療所でおこった事件を機として、主人公の中にはさまざまな人格が存在します。

警察官、探偵、凶暴な殺人鬼キャラクターなど、読んでいて「今、誰?」となるくらいに複雑です。そしてもうひとつ特徴的なのが宗教が絡んでくるということです。カルト宗教が全ての殺人事件の元となる展開の複雑さは何度も読み直してしまいます。そして世界的な組織との関わりなど日本を飛び出たストーリー展開にグロさを忘れてドキドキしっぱなしです。複雑に入り組んだストーリーが好きな人におすすめです。

原作:大塚英志
作画: 田島昭宇
出版社:角川書店
掲載誌:月刊少年エース→ コミックチャージ→ ヤングエース
連載開始:1997年2月
巻数: 既刊22巻(2015年7月時点)

■累 -かさね-:松浦だるま

イブニングに連載をされていた松浦だるまのデビュー作です。「伝説の女優」であった故人・淵 透世の娘・淵 累(ふち かさね)は、母と似ていない、醜い顔をしていました。それにより周囲の人間からはいじめを受けています。それなのにも関わらず、小学校の学芸会の演劇でシンデレラ役に選ばれてしまいます。 本番途中に役をおろされ、生前の母の言葉を思い出します。母の口紅を塗り、学校の美少女であり、いじめの首謀者である西沢イチカに口づけをします。するとイチカの顔を手に入れることができました。顔を入れ替えることのできる口紅を持って、イチカの顔をした累は舞台で大喝采を浴びることになります。そして舞台は芸能界へと移っていきます。

美しさへの執着と舞台で喝采を浴びる快感に取り付かれた女優たちの思いが錯綜する、毎巻目の離せない展開となっています。累の母親にも秘密があります。これはぜひ漫画を読んでほしいのですが、その秘密を累が受け継いでいく、というストーリーは恐ろしく、とても悲しいものに感じることができます。どろどろとした欲望がまざまざと描かれている漫画です。そして著者の絵の力もとてもすばらしいです。美しい女性を描くシーンもあれば、欲望にまみれた鬼気迫る女性のグロさを感じる表情などみていてぞくぞくするものがあります。

作者:松浦だるま
出版社:講談社
掲載誌:イブニング
連載開始:2013年
巻数:7巻(2015年11月20日現在)

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