コアなファンが多い? サブカル好きにおすすめの漫画10選 2ページ目

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■失踪日記2 アル中病棟:吾妻ひでお

2005年に発売された吾妻ひでおの漫画「失踪日記」の続編の漫画です。失踪日記では「夜を歩く」「街を歩く」「アル中病棟」の3つのエピソードが収録されています。「夜を歩く」では仕事を放り出し、行方不明になる、首つり自殺に失敗しホームレスとなるが、警察に捕まり終了します。「街を歩く」ではまた失踪をし、ホームレスになり、配管工になり、社内報に漫画を採用されるという事態にまでなる、破天荒を現実に行っています。そして「アル中病棟」では家族に強制的に入院をさせられた入院中の様子をリアルに伝えています。

その続編としての「失踪日記2アル中病棟」は先述したようなホームレスや自殺未遂などの重いテーマもギャグタッチの漫画なので、さくさくと読めてしまいます。しかし内容はかなり実際に重いです。薬を服用し、アルコールを摂取すると気分が悪くなり、睡眠障害、鬱などの障害がでています。完治の難しいアル中のリアルな様子が知りたい人にはぜひ読んでください。おもしろいのに怖い、という不思議な感覚に陥ります。

そしてこの漫画のおもしろさは本人以外ではなく、まわりの人間をとてもコミカルに描いているところです。リーダーがいたり、ケンカばかりする人、暗い人、うつうつしている人、など、筆者の視点で自分の友だち?! というくらいわかりやすく描写されているのも漫画にのめり込む要素の一つです。

作者:吾妻ひでお
出版社:イースト・プレス ※描きおろし

■おろち:楳図かずお

日本のホラー漫画界の大御所楳図かずおの作品です。本作の他にも「まことちゃん」「漂流教室」などの有名作品があります。この「おろち」は独特の世界観が魅力です。謎の美少女「おろち」が悲壮な運命に翻弄される人を見つめていく、もしくはその運命に介入していくというストーリーです。9つのストーリーがあり、たとえば「姉妹」では18歳を迎えると醜くなっていく、という血筋に生まれた美人姉妹の物語をおろちが見つめています。女性の生まれながらにもち美への執念と、その執着から見えてくる人間の愚かさ、など、人の心の奥底にある怖さをいうのがぞっとします。おろちはただ冷静沈着に人の人生を見ています。おろちは不思議な能力を持っている、普通の人間とは違うという点では人間味があまりありません。

不老不死であり、ずっと美しいままのおろちは念動力を使うこともでき、その力をもって、人の人生に介入し、手助けしたり、状況を変えたり、ということを行っていきます。少しずつおろちの感情の動きが見えてくる、というのもおもしろい点です。美しく、冷静なおろちがなんだかかわいく見えるシーンもあるのが読んでいて楽しみになります。おろちは映画化もされています。「姉妹」と「血」の2編を基にしたストーリーを映像化されとても不思議な世界観が再現されています。

作者:楳図かずお
出版社:小学館
掲載誌:週刊少年サンデー
連載開始:1969年
巻数:全4巻

■にこたま:渡辺ペコ

主人公のあっちゃん(温子)には交際歴9年、同棲5年の恋人コーヘー(晃平)ですが、なかなか結婚のきっかけをつかめないまま、楽しく仲良く過ごしていました。「いつかコーヘーと結婚とかするのかなぁ」なんてぼんやり考えていたある日、コーヘーから衝撃の「俺、子ども出来た」。そこから物語は展開を始めます。アラサー未婚カップルの恋愛事情が生々しい漫画です。長い春を過ごしてしまったカップルの彼氏が「俺、子ども出来た」と突然告白をする……もう修羅場です。あっちゃんが冷静になりたいと思いつつも、感情のままにうつになっていく、本気でブチキレする、など感情を爆発させる姿は女性には共感できるのではないでしょうか。

なんとなく結婚が人生の目標のようになって、「自分もいつかは結婚するのかなー」なんて思いながら毎日を過ごしているアラサー女性はとても多いと思います。結婚して家族を作る、当たり前のことのように思えるのですが、それが意外にも難しく、なかなか手に入れることができないものだという現実を少しずつ理解してしまう、悲しさや切なさも感じます。優しいタッチの漫画なので、内容の濃さはあまり想像ができません。しかし、この絵だからこそ人間らしさやセリフの重さ、深さをより感じることのできる奥深い漫画です。

作者:渡辺 ペコ
出版社:講談社
掲載誌:モーニング・ツー

■ストロベリーショートケイクス:魚喃キリコ

映画化されていたので、タイトルだけでもご存知の方はいるかもしれません。デリヘル店の電話番をしている里子は恋を待ちこがれ、毎日を淡々と過ごしていました。そんな里子になぜか憧れるデリヘル嬢の秋代や同級生の菊池に恋をしながらも告白までは至っていない状態のままです。OLちひろ、イラストレーターの塔子はシェアハウスをしている2人。4人の女性を中心に物語が進んでいきます。線が細めに描かれた画風が、女性のはかなさやむなしさをあっさりと表現しつつ、ストーリーを邪魔しないのが特徴です。4人の女性が恋愛、仕事、友情などに悩みながらももがく、そして結局成長できないもどかしさも異様にリアルです。

この4人の女性はみんな違うように見えて、どれも読者の中にいる性格にどこか似ているところがあります。ちひろのかわいらしく愛想がいいけれど嫉妬深い欲望も多いところや、塔子のように仕事はうまくいっているが、内面がめちゃめちゃ脆い部分など……。秋代はさばさば系女子、里子は一緒にいて安心できるタイプ、なぜかほっとさせてくれるキャラクターです。各キャラクターは女性なら誰でも持っている要素を大きく全面に出して、4人に分けたという印象。ハッピーに進む話ではありませんが、それがリアルに共感できるのではないでしょうか。「あるある」と思う事間違いなしです。

作者:魚喃キリコ
出版社:祥伝社
掲載誌:FEEL YOUNG
連載開始:2002年12月

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