思わずホロリ! 漫画「こち亀」の人情に訴え掛ける名エピソード5選

学生の窓口編集部
2015/12/20
学生トレンド
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『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、通称「こち亀」。「少年誌の最長連載記録」を持ち、コミックスはこれまでに197巻まで刊行されている、まさに怪物作品です。ギャグ漫画であるこち亀ですが、中には人情ものの感動できるエピソードも数多く存在します。今回は、そんな「こち亀の感動する人情エピソード」をピックアップしてご紹介します。

●「親愛なる兄貴への巻」(コミックス92巻)

結婚した弟・金次郎の新居祝いに訪れた中川さんと麗子さん。そこで金次郎から少年時代の思い出深いエピソードを聞きます。金次郎は小学生のころ、いじめられているところを偶然通り掛かった弁護士に助けられ、弁護士を志します。しかし入りたい名門中学の受験は難関で、兄の勘吉(両さん)にも「弟は兄と同じ学校に入るのが兄弟の仁義」と反対されます。なんとか親を説得して受験させてもらえることになるのですが……。

試験当日、試験会場へ向かう金次郎は受験票を川へ落としてしまい、絶望します。そこへ勘吉が駆け付け、川へ飛び込んで受験票を回収。さらに合格祈願のお守りを渡して「絶対に合格できる!」と励ますのでした。見事に合格した金次郎は現在は立派な弁護士。当時を振り返り、反対していたけど一番応援してくれていたのも兄だった、と述べました。両津兄弟の厚い絆を知ることのできるエピソードでした。ちなみに話のオチも秀逸です。
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●「クラス会の巻」(コミックス16巻)

小学校時代のクラス会をすることになった両さん。クラス会の会場となる店の前でヤクザの乗った車にひかれそうになります。怒った両さんは、ヤクザと一触即発の状況になりますが、後部座席に乗っていた親分らしき人物が仲裁に入り、その場は収まります。実はその親分は両さんの同級生の金太でした。

クラス会に誘われて来たものの、ヤクザである自分が入るとクラス会が盛り下がらないかと両さんに不安を打ち明けます。両さんの説得でクラス会に出た金太でしたが、やはり不安は拭えず。そこで両さんがなじみの店で二人で飲もうと提案し、やっと金太は盛り上がります。そんなとき、金太の部下が外で別のヤクザとケンカを起こします。助太刀に入る両さんと金太。そこで初めて両さんが警察官だと金太は知るのでした……。友人の二人が別々の道を歩むというものでは、エリートからヤクザになる「村瀬」の話が有名ですが、こちらも人情にあふれた名エピソードです。
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●「まごころ説教!?の巻」「アドリブ旅行…の巻」「冬の旅…の巻」(コミックス8巻)

公園で騒ぎを起こし、派出所に連れてこられたチンピラの加藤松吉。両さんはブラブラしている松吉の仕事を世話するようになり、無事に仕事をさせることに成功します。そんな折、両さんの元へ「松吉が事故で亡くなった」という知らせが届きます……。

両さんは松吉の家族に彼が死んだことを伝えるため、遺品を持って松吉の地元・岩手県へ向かいます。道中、心配になった部長が付いてきて騒動が起こりますが、無事に松吉の実家へ到着。両親に亡くなったことを伝えると、母親は泣き崩れますが父親は「関係ない」と相手にしません。いたたまれなくなった両さんは宿があると言って家を出ます。すると家の外では一人静かに号泣する松吉の父親の姿があり……。それを見た両さんはふと公衆電話から自分の実家へ電話をするのでした。初期のエピソードではかなり高い人気を誇るもので、これ以上ないくらいの人情ドラマです。
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●「嗚呼!我が青春電車の巻」(コミックス158巻)

電車の食玩フィギュアに夢中になっている両さんと本田さんのところへ部長がやって来ます。怒られる展開……ですが食玩フィギュアを見た部長は「この電車は懐かしい」と昔を懐かしみます。実はその食玩フィギュアの「デハ200形電車」は、部長が奥さんと初めて出会った思い出の車両だったのです。

その話を聞いて、実際のデハ200形を誕生日に贈ることにした派出所メンバーは、現存していた車両を整備。部長と奥さんを招待してデハ200形をプレゼントします。すると手すりの傷からその車両は偶然にも二人が出会った車両だったことが判明。両さんたちの部長に対する人情だけでなく、若き日の部長の甘酸っぱい恋模様も描かれている作品でした。他にもプレゼントものでは部長が卒配当時の本庁を再現してプレゼントしたり、豪華なサプライズが多く行われています。
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●「両さんの長崎旅行(3)の巻」(コミックス36巻)

仕事で長崎県警へ行くことになった両さんですが、もらった交通費を全部使ってしまい自転車で向かうことにします。さすがにこれは無理だったようで、麗子さんの助けを借りてなんとか大阪まで行くことに成功。次の手段として東京から本田さんを呼び出し、長崎まで送るよう命じます。しかしその途中、広島でガソリンが無くなり、さらに無一文になってしまいます。

このトラブルにも両さんはたくましく、ある裏ワザでガソリンを入手、さらに見知らぬ老夫婦の家を訪ねて「親戚の者」と名乗り、無理やり泊めてもらいます。おいしい料理を食べ、布団でぐっすり眠る両さんですが、本田さんは気が気ではありません。ついに良心の呵責(かしゃく)に耐え切れなくなり、翌日の朝に老夫婦に「親戚というのはうそだ」と伝えますが……なんとその老夫婦は最初から知っていたと話します。そして「久しぶりに楽しい夜だった」「袖振り合うも多生の縁」と言って、また来るように言うのでした。そこまでクローズアップはされませんが、最高の人情話といえます。
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挙げれば切りがないほどのこち亀の人情エピソードの中から、ピックアップしてご紹介しました。この中ではやはり「両さんの長崎旅行の巻」がお薦め。人情部分だけでなく、両さんの無茶無謀な描写も面白いエンターテインメント性に優れたエピソードですよ。

(中田ボンベ@dcp)

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