シューズ販売スタッフに聞いた! 適切なランニングシューズを選ぶコツ
寒い冬は動かず家でじっとしていたいもの。そのため体重も増えやすい季節でもありますね。肥満防止にランニングを始めよう、と考える人もいるでしょう。そこで今回は、シューズショップ販売員に聞いた、ランニングシューズを選ぶ際の注意点などをまとめてみました。
■安易に軽さだけで選ぶのはNG!
●一番適したサイズを探そう
当たり前ですが、サイズが違う靴を選んでも不便なだけ。自分の足にしっかりとフィットする靴を選ばないといけません。靴を選ぶ際には、靴ひもを締め、かかとを靴のかかと部分にしっかり付けた状態で、「爪先に約1.0センチほどの余裕」があるものを選びましょう。この余裕は「捨て寸」と呼ばれるもので、この余裕がないと逆に足に負担が掛かってしまいます。
また、お店で自分の足のサイズを測ってみてもいいですね。自分が思い込んでいるサイズと実際のサイズが異なっている人も意外といるそうです。足の形も人それぞれで特徴があるので、自分の足の特徴やサイズをしっかりと把握することも、シューズ選びをする上で大切なことです。
また、左右の足でサイズ自体が違ったり、甲の高さが違ったりもします。必ず左右両方の足でフィッティングしましょう。他にも、フィッティングの際はランニングに使用する靴下を実際に履いてみるのも大事ですね。
●適切なランニングシューズの種類を選ぶ
どれも一緒に思えるランニングシューズも、実は大きく三つの種類に分かれています。
・クッション系
・トレーニング系
・レース系
この3種類です。クッション系は初心者用、トレーニング系は中級者用、レース系は上級者用などと言い換えると分かりやすいでしょう。クッション系は衝撃吸収材が多く使われており、足への衝撃を抑える性能を重要視したもの。トレーニング系は衝撃吸収と軽量を両立させたバランスの良いタイプで、レース系は特に軽さを重視した造りになっています。
ランニング初心者はやはりクッション系をチョイスするのがお勧めです。ランニングに慣れたら、そこからトレーニング系へとステップアップするといいでしょう。「走るなら軽い方がいい」と安易にトレーニング系やレース系を選ぶと、痛い目に遭う可能性があります。
また、シューズショップではウォーキングシューズなども売られていますが、当然ながらランニングとは用途が違うため、兼用としてウォーキングシューズで走るなどはしない方がいいでしょう。
■かかとは履きつぶさないように!
次はお手入れのコツをまとめてみました。
●かかとは踏まない!
サンダルや突っ掛けのような感覚で、爪先だけを入れてかかと部分を踏む場合があると思いますが、あれは靴の機能性や耐久性を損なうアクション。ランニングシューズはかかと部分に特殊なパッドなどが入っていたりするので、そこを踏んづけてつぶしてしまうと、履き心地や走り心地が悪くなります。履くときはかかとを踏まないようにしましょう。
●使ったら必ず干す
使用後のランニングシューズは大量の汗を吸収しています。このまま放置しておくと、臭いの原因になったり、型崩れをしたりしてしまいます。使い終わった靴はできるだけ風通しの良い場所で乾燥させましょう。可能ならばインソールや靴ひもも外しておくと通気性が高まっていいですね。
他にも、撥水スプレーをしっかりと使うことで汚れを防いだり、長持ちさせることができるそうです。
これからランニングシューズを買おうと思っている人は、
・サイズをしっかりと把握
・シューズの種類を理解し適切に選ぶ
・なおざりに扱わない
・使ったら干す
これらを覚えておくといいかもしれませんね。もちろん、三日坊主にならず、しっかりと走ることも大事です(笑)。
(中田ボンベ@dcp)