甘酸っぱすぎ! 観ると切ない気持ちになる青春アニメのおすすめ20選 2ページ目
5.ちはやふる
放送期間:2011年10月~2012年3月(第1期)、2013年1~6月(第2期)
あらすじ
「姉が日本一のモデルになる」。そんな夢を持っていた小学6年生の綾瀬千早(あやせ・ちはや)は、転校生の綿谷新(わたや・あらた)に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は、競技かるたで名人になることだった。普段は大人しい彼が真剣にかるたをする姿を見ているうちに、千早は幼馴染の真島太一(ましま・たいち)を巻き込んでかるたの世界にのめりこんでいき、いつしかかるたで世界一になることを夢見るようになる。
しかし、卒業後に福井県へと戻った綿谷は、祖父が亡くなって以降かるたから離れてしまった。千早は高校生になって初めてそのことを知るが、かるたの世界で綿谷と再会できる日を信じ、真島と2人で瑞沢高校かるた部を設立するのだった。
注目ポイント
小倉百人一首で行う競技かるたを題材に、キャラクターたちの成長を描いた本作。少女漫画とは思えない"スポ根"作品のような熱いストーリー展開のアニメとなっています。恋愛要素は少なめなので、男性でも楽しむことができそう。2015年4月には実写映画化も発表され、2016年3月と4月に2部作連続で公開される予定となっています。
作品概要
原作:末次由紀
監督:浅香守生
シリーズ構成:高山直也(第1期)/柿原優子、加藤綾子(第2期)
キャラクターデザイン:濱田邦彦
音楽:山下康介
アニメーション制作:マッドハウス
6.坂道のアポロン
放送期間:2012年4~6月
あらすじ
舞台は1966年の長崎県佐世保市。横須賀からひとりで引っ越してきた高校1年生の西見薫(にしみ・かおる)は伯父の家に居候している。船乗りの父親の仕事の都合で転校を繰り返しており、周囲に心を閉ざしがちな一面があった。転入初日、薫は激しい吐き気を催して学校の屋上へと向かい、「札付きのワル」と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎と出会う。彼を通じてジャズの魅力を知ることになり、初めての友達もでき、薫の生活は一変していく――。
注目ポイント
アメリカの文化が漂う海辺の街を舞台に、ジャズ仲間が集うレコード屋の娘・迎律子(むかえ・りつこ)、ミステリアスな上級生・深堀百合香(ふかほり・ゆりか)、東京の大学に通う桂木淳一(かつらぎ・じゅんいち)らの人間模様が描かれています。スタンダードナンバーとして知られる『Moanin'』『My favorite things』『SOMEDAY MY PRINCE WILL COME(いつか王子様が)』など数々の名曲が登場するほか、アニメ『COWBOY BEBOP』を手掛けたアニメ監督・渡辺信一郎氏と同作品の音楽を担当した作曲家・菅野よう子氏がタッグを組んだことでも注目を集めました。
作品概要
原作:小玉ユキ
監督:渡辺信一郎
脚本:加藤綾子、柿原優子
キャラクターデザイン:結城信輝
総作画監督:山下喜光
音楽:菅野よう子
7.月がきれい
放送期間:2017年4月~2017年6月
あらすじ
中学3年生、同じクラスになった小説家志望の安曇小太郎(あずみ・こたろう)と陸上部の水野茜(みずの・あかね)。接点のなかった二人はファミレスでの遭遇や運動会での係活動を通して少しずつ意識し合うように。運動会当日、茜が失くしてしまった御守りの芋のマスコットを小太郎が探し出したことで急接近。短距離走で自己ベストを出すという目標を見事叶えた茜に小太郎は「月が綺麗ですね」を思い浮かべながら、「つき、あって」とぎこちない告白をするも流される。
その後曖昧な関係のまま修学旅行へ。先生の目を盗んで連絡を取るも小太郎がスマホの使用がバレて没収。それを知らない茜はようやく小太郎と会えた時に小太郎に対する気持ちがはっきりし、みんなには秘密のまま付き合うことに。それを知らずに茜の親友、西尾千夏(にしお・ちなつ)は小太郎を好きな気持ちを茜に打ち明ける。小太郎と茜はお互いに惹かれ合っていることを再確認するも、茜の父の転勤が決まり二人は離れ離れにーー。
注目ポイント
「I love you をそう訳したのは、太宰だったか、漱石だったか……」というキャッチコピーの通り、純文学の世界観を取り入れた中学生の恋愛ストーリー。特に主人公は太宰治の作品にインスピレーションを受けておりセリフに注目です。アニメーション制作担当は「この美術部には問題がある!」や「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続」でお馴染みのfeel.。監督は「Angel Beats!」や「暗殺教室の」岸誠二。
作品概要
原作:月がきれい製作委員会(オリジナルアニメ)
監督:岸誠二
脚本・シリーズ構成::柿原優子
キャラクターデザイン:森田和明
音響監督:飯田里樹
音楽:伊賀拓郎
アニメーション制作:feel.
8.ハチミツとクローバー
放送期間:2005年4~9月(一期)、2006年6~9月(二期)
あらすじ
同じボロアパートで暮らす、美大生の竹本祐太(たけもと・ゆうた)、真山巧(まやま・たくみ)、森田忍(もりた・しのぶ)。ひとつ屋根の下、貧乏ながらも楽しい学生生活を送っていた3人は、ある日、大学に編入してきた花本はぐみ(はなもと・はぐみ)と出会う。竹本と森田はすぐに彼女を好きになるも、不器用なために自分の思いを伝えることができずにいた。
一方、真山はアルバイト先の建築デザイナー・原田理花(はらだ・りか)に好意を寄せていた。同級生である山田あゆみ(やまだ・あゆみ)から一途に想われていることを知りつつも、冷たくすることができず曖昧な態度を取ってしまう。この2つの三角関係を軸に物語は進んでいく…。
注目ポイント
「浜田山美術大学」を舞台に、それぞれのキャラクターの悩みや生き方を描いた青春群像劇。とくに想いの実らない悩ましい恋愛模様は、青春を甘酸っぱさを強く感じさせてくれるはず。片恋ばかりの、複雑でもどかしい人間関係が特徴の作品です。原作コミックスを手がけたのは、『3月のライオン』などでも高い人気をほこる羽海野チカ。ご本人いわく、学生当時に友達がいなかったため、憧れていた「友達のいる世界」を描いているとのことです。
作品概要
原作:羽海野チカ
監督:カサヰケンイチ(第1期)/長井龍雪(第2期)
シリーズ構成:黒田洋介
脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン:島村秀一
アニメーション制作:J.C.STAFF