札幌を観光するなら絶対行くべきオススメ人気観光スポット15選! 2ページ目
◆札幌のおすすめ観光地6 大通りとテレビ塔
見事なバランスで碁盤の目の街区を魅せてくれる「大通り公園」と「さっぽろテレビ塔」それぞれからの風景
「大通公園」は、近代公園の先駆者と言われる長岡安平の設計により整備されてから、2011年で100周年。札幌市の中心部に位置し、大通西1丁目から大通西12丁目までの長さ約1.5km、テレビ塔から西へ伸びる面積約7.8haの特殊公園です。
国際都市札幌のシンボルとして、「大通公園」は、花・つどい・フロンティア・オアシス・交流の5つのテーマに基づく個性的な5つのゾーンから構成されています。92種約4,700本にもおよぶ四季折々の花や樹木のほか、「ライラックまつり」、「YOSAKOIソーラン祭り」、「雪まつり」や「ホワイトイルミネーション」など、ここで繰り広げられる多彩なイベントは四季を通じて訪れる観光客や市民などを飽きさせることがありません。
札幌市のもともとの設計は、1869年(明治2年)に北海道開拓使が置かれた頃に端を発します。当時の開拓判官であった島義勇(しまよしたけ)が街区の碁盤の目状の区画を最初に構想したのでした。そこからさらに、1871年(明治4年)、中心部から北部の官庁街と南部の住宅・商業街とを大きく分ける大規模な火防線が作られていきます。
つまりこれが今の大通公園のはじまりでした。
一方「さっぽろテレビ塔」ができたのが、1957年(昭和32年)。大通公園東端に位置し、地上90.38mの展望デッキからは西方向にまっすぐ遠くの山々まで続く大通公園の見事なパースペクティブと(周りに高い建物がまだないので)360度のパノラマを。
さらに、お天気のいい日には石狩平野や日本海も一望できます。
特に、眼下の大通公園でホワイトイルミネーションや雪まつりのある冬は、展望台は特等席。閉館後の30分間、展望台を貸切りにできる特別プランも、札幌の思い出にとカップルには人気です(要問合せ)。
■住所:札幌市中央区大通西一丁目(さっぽろテレビ塔)
■交通:JR札幌駅南口から徒歩約15分
http://www.tv-tower.co.jp/
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◆札幌のおすすめ観光地7 時計台
かつては巨大過ぎた鐘楼の時計も今はビルの谷間に。札幌市民の心の拠り所「時計台」
1876(明治9)年に今の北海道大学の前身、札幌農学校が開校。当時は、今の北1条西2丁目と北2条西2丁目にまたがるほどの広さでした。そこには、西洋の知識と技術を吸収すべく、マサチューセッツ農科大学長のW.S.クラーク、同校教師のW.ホイーラー、D.ペンハローが教師陣として招かれました。
農学校での教育面は全て初代教頭となったクラーク博士に一任。8月14日の開校式の演説でクラーク博士は、「学生諸君、be gentleman! 紳士たれ!校則はいらない。自己の良心に従って判断行動し勉学に励みなさい」と訓示しています。
さらにクラーク博士は、将来、開拓の指導者たる強い体力と精神を養うことを目的に、訓練のための施設の建設をと提言します。それが現在、「時計台」と呼ばれる建物の最初の構想でした。だから、その正式名称は「旧札幌農学校演武場」。
ちょっと硬いイメージです。その後、クラーク博士が本国に戻ってからは、2代目教頭に就いたホイーラー先生がそれを引き継ぎ、1階には研究室、講義室、動植物・鉱物の博物標本室、2階には演武場として兵式訓練、体育の授業と入学式、卒業式、催事場に使われるホールが作られました。
そして、いよいよ時計です。ホイーラー教頭は、アメリカ合衆国ニューヨーク市ハワード時計商会に塔の大時計を注文します。ところが、1879(明治12)年6月に届いた時計は予想以上に巨大なもの。時計塔の設置には大がかりな改修と費用、関係者らの説得などかなりの苦労がありましたが、なんとか1881(明治14)年8月12日に大時計は時を知らせるようになりました。
今ではすっかり周囲をビルに囲まれ、その景観から「日本三大がっかりスポット」とも言われ、一時は中島公園などへの移転話もありました。でも、市民からは「時計台はビルの間にあってこそ」などの反対意見が多く、1966年には札幌市議会で永久保存が決定しています。
1963年(昭和38年)に制定された札幌市民憲章の前章には「わたしたちは、時計台の鐘がなる札幌の市民です」との一文が。札幌市民にとっては「時計台」はそんな象徴的な存在です。
■住所:札幌市中央区北1条西2丁目
■交通:JR札幌駅南口徒歩約10分
http://sapporoshi-tokeidai.jp/
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◆札幌のおすすめ観光地8 道庁
復活した「八角塔」は独立と進取のシンボル。通りの西端、銀杏並木の奥にそびえ建つ「北海道庁旧本庁舎」
北海道を代表する建築物と言えば、その歴史・様式からして、やはり、札幌の北3条通かの西の突き当たりに建つ「北海道庁旧本庁舎」なのではないでしょうか。『赤れんが庁舎』の愛称で知られる煉瓦造りのこの西洋館は、北海道の歴史を学ぶにはぜひ押さえておきたいポイントです。
歴史を紐解くと‥
明治15年に開拓使が廃止され、三県一局の時代(札幌県、函館県、根室県)を経て、明治19年(1886年)「北海道庁」が創設されます。北海道庁の創設に伴い、新しい北海道にふさわしい道庁をと「赤れんが庁舎」が計画されました。
創建は、明治21年(1888年)。アメリカ合衆国のマサチュューセッッ州議事堂をお手本とするアメリカ風ネオ・バロック様式のレンガ造り。資材は札幌の軟石など道産品を使っています。
庁舎には、当時アメリカで流行っていた「独立と進取のシンボル」としての「ドーム」が当初採り入れられ、屋上に「八角塔」を設置して明治21年に竣工。しかし、明治29年には「八角塔」は建築上の問題から撤去されます。
その後、明治42年(1909年)札幌の大火により内部が焼失していますが、赤レンガ壁そのものには損傷がなく、44年には復旧しました。この段階では「八角塔」は無いままです。
しかし、時代は下って昭和43年、北海道開拓100年を記念してさらに大掛かりな復元が行われ、当初のオリジナルヴァージョンに立ち戻って、八角塔も復元されました。ここでは、明治時代に作られたひずみのあるガラス、寒さ対策の二重扉など、当時の建築技術の工夫がそこかしこに。
現在、この建物は重要文化財指定。館内は、今も実際に使われている会議室のほか、北海道立文書館、開拓記念館、樺太関係資料館など、北海道の歴史を知る上で貴重な資料が数多く収集・展示されています。
■住所:札幌市中央区北3条西6丁目
■交通:地下鉄南北線・東豊線・JR線「さっぽろ(札幌)」 下車、徒歩8分
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/sum/sk/akarenga....
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◆札幌のおすすめ観光地9 ラーメン横丁
各店の店主はまるで求道者を思わせる人物ばかり。札幌・すすきの『ラーメン横丁』の頂点に立つ店は現在17店
ラーメンといえば、今ではもうすっかり「日本食」の地位を獲得していますが、その中でも「札幌ラーメン」は全国各地でそれぞれの店名のアプリケーションとして見かけるカテゴリーにさえなっています。例えば、日本食・品川とか、中華・ナントカ飯店とかのように、札幌ラーメンクマちゃんといった表示。
北海道でなくともどこかの駅前などの看板で見かける「札幌ラーメン」とは違って、なんといってもここは正真正銘の元祖、まさに札幌の現地なのですから。
その歴史の始まりは、昭和26年、札幌市中央区南5条西3丁目の東宝公楽横に8軒の「公楽ラーメン名店街」ができたことから。ちょうど、歴史ある神社などで、昔からの味を守り続ける○軒茶屋みたいなイメージなのでしょう。
そういった意味ではこの『ラーメン横丁』自体、60年を超える歴史を経て聖地になりつつあるといえるのかもしれません。
『ラーメン横丁』は日本の三大歓楽街(博多・新宿・すすきの)のひとつ、「すすきの」に位置しているためか、ほとんどのお店の営業時間は11時から翌日の明け方まで。23時以降のお客様には「お夜食ラーメン」を500円で提供する店も何軒かあるそうです。
現在、ここに出店するお店は、『ラーメン横丁』にある店舗は、『元祖鮭ぶしらーめん一蔵』、『味一番 おぢぢ』、『味の華龍』、『札幌の味 喜龍』、『麺屋 國光』、『札幌ラーメン 熊吉』、『札幌ラーメン酒場 けあらん』、『麺処 白樺山荘』、『拉麺 ちゃんや』、『弟子屈ラーメン』、『ドラムカンスープ 天鳳』、『特一富屋』、『四代目 とらや食堂』、『二代目 萬来軒』、『ひぐま 横丁本店』、『よし乃』、『来々軒 総本店』の以上17店舗。
ほとんどが、ごまかしの効かないカウンター形式の店ばかりです。
国内はもとより外国からの観光客もますます増えつつあるすすきので、ひしめき合う名店が生き残っていくには、昔から変わらぬ伝統の味を守り続けるだけでなく、時代のニーズに応え続けなくてはなりません。ここで生まれた「味噌ラーメン」を超える味わいへの挑戦がこれからも続きます。
■住所:札幌市中央区南5条西3丁目6 N・グランデビル1階
■交通:札幌市営地下鉄南北線 すすきの駅下車すぐ
http://ganso-yokocho.com/
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◆札幌のおすすめ観光地10 札幌ウィンタースポーツミュージアム
ウィンタースポーツの博物館「札幌ウィンタースポーツミュージアム」。スキージャンプのシミュレーションにはアツくなります。
スポーツの世界をどんなメディアで表現したらより理解が進むか?と言えば、それは本を何冊も読むよりも、展示されている資料を見るよりも、まずは、実際に自分で体感してみるのがいちばん。でも、いろんな種目にチャレンジしようにもある程度練習しなければいけません。
それに1人で何種目もというのは無理でしょう。
でも、ここ、大倉山ジャンプ競技場の麓に位置する「札幌ウィンタースポーツミュージアム」でなら、ウィンタースポーツの世界を擬似体感することができます。1階にある「体感・体験コーナー」にあるシミュレーターの数々がそれ。
長大で急角度の斜面を滑り降りるスキージャンプ、飛んでくるパックの映像をキャッチするアイスホッケーのゴールキーパー、クロスカントリーレースの疑似レース、フィギュアスケートの疑似体験、など6種類のウィンタースポーツをヴァーチャル体験できます。
最初は、ちょっとした遊びのつもりでやってみると、どれもけっこう難しく、ウィンタースポーツの選手がいかに大変か、また、いかに素晴らしいが文字通り身をもって理解できるでしょう。その実感を持ったまま、2回にあるオリンピックを始めとする競技大会の貴重な資料や、ウィンタースポーツに関する歴史的資料を見ていくと、より理解は深まるはず。
中でも、まさにこのミュージアムのすぐ近くの「大倉山ジャンプ場」も舞台となった「第11回冬季オリンピック札幌大会」の模様を大会誘致から11日間のハイライトシーンまでたどった展示は、圧巻。他にも、1926年に日本で初めて手稲山に建設された本格的な西洋式の山小屋内部の原寸ジオラマ「パラダイスヒュッテ」も特に山登りが好きな人に見応えありです。
シュミレーションなどで疲れたら、ミュージアム棟3階多目的ホールにあるカフェへ。大きな展望窓からの雄大な景色を眺めながら食べる名物の「大倉山特製ソフトクリーム」また格別です。
■場所:札幌市中央区宮の森1274
■交通:地下鉄東西線「円山公園」駅下車、徒歩約31分
http://okura.sapporo-dc.co.jp/museum/index.html#ac...
▶札幌ウィンタースポーツミュージアム周辺のグルメをチェック!