2019年03月15日 更新

バルコニーを上手に使って、おしゃれな暮らしを楽しもう

部屋のバルコニーをおしゃれにアレンジして、毎日の暮らしをもっと楽しみませんか。今回は、バルコニーをちょっとした癒し空間に変える簡単な方法をはじめ、気になるベランダやテラスとの違い、ルーフバルコニーとルーフテラスについてまとめました。集合住宅のバルコニーは建物の共有スペースであるため、使う際に気を付けるべきいくつかの注意点についてもご紹介します。バルコニーをもっと有効に使いたいとお考えの方はもちろん、これから賃貸マンションを探す予定があるという方も、ぜひチェックしてみてください。

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バルコニーってどういうもの?

バルコニーはベランダやテラスなどと混同されがちですが、実際はそれぞれ違う建築様式として区別されています。

バルコニーとベランダとテラスの違い

イタリア語で「balcone(バルコーネ)」、フランス語では「balcon(バルコン)」と呼ばれる「バルコニー(balcony:英語)」は、建物から張り出した手すり付きの露台(ろだい)のうち、2階以上に作られた屋根のないタイプのことを指します。

これに対して、「ベランダ(veranda:英語)」は、同じく建物の外に向かって張り出したスペースに屋根が付いたものを表します。バルコニー、ベランダともに、多くの場合は2階以上のリビングや客間に接するように作られます。

つまり、一般的な集合住宅に付いている物干しスペースは最上階を除き、屋根が付いた構造になっているため、「ベランダ」と呼ぶのが正しいということです。
日本建築でも庇(ひさし)の下に納まる長い廊下や、縁側(えんがわ)などもベランダに分類されます。

よく混同される「テラス(terrace:英語)」は、建物から庭などに突き出した屋根のない床面のことで、主に1階部分に設けられたものを指します。

少しややこしいルーフバルコニーとポーチ

「ルーフバルコニー(ルーフテラス)」は一戸建ての屋根を平らにした屋上や、下の階の屋根部分をバルコニーとして活用したもので、屋根付きのバルコニーという意味ではありません。

また、玄関先に庇(ひさし)が付いた空間(外玄関)を「ポーチ(front porch:英語)」といいますが、これは本来、ホテルのエントランスに見られる車寄せと同じ役割を果たすものです。しかし、外観デザインによっては庇を設けないケースもあります。

以上をまとめると、次のようになります。

  • 「ベランダ」…2階以上の張り出しスペースで、手すりと屋根があるもの

  • 「バルコニー」…ベランダに屋根が付いていないもの

  • 「ルーフバルコニー」…屋根をバルコニーにしたもの

  • 「テラス」…1階部分に設けられた平らな床面のこと

  • 「ポーチ」…玄関前に庇を設けた空間(外玄関)のこと

バルコニーを上手に使う暮らしのアイディア

日当たりを利用して家庭菜園に

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屋根がないため風通しも日当たりも良いバルコニーは、観葉植物や家庭菜園を育てやすいことがメリットといえます。
日当たりの良いバルコニーを収納スペースとして有効利用しながら、手すり用のガーデンバスケット(プランターホルダー)などで花や観葉植物を配して癒しの空間としても楽しみましょう。
一方で、雨風に晒されがちなことから劣化しやすいのが難点です。
しかし、スチール製の素材を使ったおしゃれなカントリー調の収納庫やベンチであれば、丈夫で手入れもしやすくおすすめ。座席下が収納スペースになったベンチを選べば、ガーデニング用品もスッキリと片付けられます。

テーブルとパラソルでリラックス空間にも

バルコニーのサイズに合ったテーブルと椅子を置いたら、ガーデンパラソルで居心地の良い日陰を作るのも良いでしょう。
また、ちょっとしたキャンプ気分が味わえるワンポールテントや、自立式のハンモックも人気です。
夜はLEDキャンドルを灯すだけで一気にリラックスムードに包まれますし、リビングからの眺めもリゾートの雰囲気も感じられます。

バルコニー使用時の注意点

避難経路は塞がないように注意

マンションやアパートなどの集合住宅には、緊急時の設備として避難用ハッチ(避難はしご)や、「非常の際はここを破って隣戸へ避難してください」と書かれた避難壁(隣室との仕切り板)があります。バルコニーを使用する際には、ここを完全に塞いでしまう使い方をするのは避けましょう。

一般に、マンションのバルコニーは非常時に避難通路となることもあるため、占有部分に含まれていません。特にハッチは全ての住戸に備えられているわけではなく、角部屋や建物の一番隅のバルコニーに設けられています。いざという時に避難経路を塞ぐことのないよう、注意が必要です。

土やゴミで排水口を詰まらせないように注意

バルコニーで家庭菜園や観葉植物を育てる場合は、排水口に枯葉や土が溜まらないようこまめにチェックしましょう。バルコニーはそれほど厳重に防水処理されているわけではないため、下階への水漏れや害虫が発生する原因になります。

さらに、景観保全や安全面への配慮から、バルコニーの使い方を規制している賃貸物件も少なくありません。思わぬトラブルを避けるためにも、ベランダを使用する際には管理規約をよく読んでおきましょう。

まとめ

バルコニーは屋根が付いたベランダよりも風通しや日当たりの良いことが多いため、観葉植物やプランター菜園を置くのにもおすすめです。しかし、集合住宅のバルコニー部分は非常用通路として利用される共用スペースでもあるため、いざという時には速やかに移動できる範囲でアレンジを楽しんでくださいね。
監修:堀よりこ
インテリアコーディネーター
Green Interior代表。毎日が忙しい人のためのメール完結するインテリアコーディネートサービス「Roomo」運営/東京都内在住のインテリアコーディネーター。大手ハウスメーカーにてお客様の住空間に関わった後、法人・個人のインテリアコーディネート業をはじめ、コラム執筆など多方面で活動。「私が幸せになれる部屋」をコンセプトに活動中。

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