2019年05月13日 更新

ロフトを上手に活用して、おしゃれな一人暮らしを。ロフト付き物件のキホン

一人暮らしでロフト付き物件に住みたい、と思う人は少なくありません。今回はロフト付き物件のメリット・デメリット、有効活用するためのアイデアなどをまとめました。これからロフト付き物件に住んでみたいと思われている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ロフトはこぢんまりとした空間ですが、使い方は多様です。自分好みの趣味で埋めた空間にしたい、収納場所に使いたい、などの理由でロフト付きを選ぶ方もいらっしゃるでしょう。アイデアと創意工夫でロフトを有効に使えれば、一人暮らしをより充実させることができる可能性があります。

ロフト付き物件ってどういうもの?

ロフト付き物件とは、天井が高く、屋根裏部屋のような小さめの空間がある住宅のことです。はしごや階段が部屋に付いており、ロフトのスペースまで昇降できるようになっています。

ロフトが魅力的な理由

一人暮らしをする方でロフト付きを好む方も多く、ロフト付きワンルーム物件はそんなに珍しいものではありません。

ロフトが魅力的な物件だと見られる理由としては、「屋根裏部屋のような空間が秘密基地のようでカッコいいから」「ワンルームなのにもう一部屋あるように感じる」ことが挙げられるようです。
ロフトを作るために住宅の天井が高くなっているので、部屋が狭くても開放感があって圧迫感を感じさせません。

ロフト付き物件は家賃が高くなるかも

魅力的なロフト付き物件ですが、その分家賃は少しだけ高くなる可能性があります。通常の単身者用の住宅よりも1~2万円ほど高いと言われていますが、物件にもよるのでその都度確認しましょう。

ロフトがあればワンルームよりも部屋の空間が広くなるので、物が多くて収納場所に困ることが多い方などは、特にロフト付きの賃貸・アパートがおすすめです。

ロフト付き物件のメリット・デメリット

メリット

  • 冬は暖気がたまって温かい

  • ロフトを部屋として使えば、生活スペースが広くなる

  • 収納スペースとして使えば、物が多くても部屋をきれいに見せられる

  • 大きな荷物や季節外れの家電を置く場所に使える

デメリット

  • 掃除機を持ち上げるのが大変なので、掃除がしづらい

  • エアコンが効きづらい

  • 夏は熱がこもって暑い

  • はしごを上り下りするのが面倒

  • ロフトの天井は低いので、背が高い人は頭をぶつけやすい

楽器など生活の中で大きな荷物を持つ人や、物が多い人、ふだんの衣食住とは別の生活空間が欲しい人、来客が多い生活スタイルを送っている人には便利だといえます。
しかし、面倒くさがりの人は、はしごで上り下りするため、掃除などの手入れの手間がネックになりそうです。暑がりの人だと、夏は暖気がロフトにこもるため使いづらい可能性があります。
また、背が高いと頭をぶつけやすく、腰を悪くしやすいという声もあるため、このような点もしっかりと考慮して物件を選びましょう。

ロフトを上手に使う暮らしのアイデア

ロフト付き物件に住む方は、さまざまなアイデアと工夫で、自分が使いやすいスペースを作り出しています。

ベッドルームや物置など、隠したいものを置く場所に

一般的な使い方は、ベッドルーム、物置として使うことです。
ベッドルームをロフトにすれば、食事などをする日常スペースが広く使え、生活のメリハリが付くという方もいます。

物置としては、すぐに使わない物や、大きくて場所を取る物を収納するスペースとして使用できます。例えばキャンプ用品や、スキーなどのスポーツ用品、シーズン外れの洋服や家電製品の保管におすすめです。さらに、DIYで棚などの収納場所を自分で作り、大量に収納できるようにする方もいます。

また、洗濯物を外に干しづらい事情がある場合などに、洗濯物を干すスペースとしても使用できます。天窓がある物件なら日差しが入って、洗濯物も速く乾くでしょう。来客があっても人目に付きづらい点もポイントです。

狭い空間だからこそ、趣味に没頭できる空間に

その他、趣味の部屋として使っている方もいます。好きな物に囲まれた空間を作れば、自分だけの世界に没入することもできるでしょう。
例えば、本が好きな方は書斎を作ったり、フィギュアなどを集めたりしている方はコレクションを並べる場所としても使用できそうです。

ロフトを付き物件はちゃんと内見してから決めよう

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ロフト付き物件には良いところがたくさんありますが、住むことを決める前に必ず内見して、自分の感覚と合うか確認しておきましょう。
実際に、はしごや階段で行き来してみたり、空間の広さを測ったり、ロフトで過ごすときの自分の体勢などをチェックします。
はしごを使うのが面倒だと感じたり、スペースが狭くて置きたい家具が置けなかったり、思ったより苦しい体勢で過ごす必要があるなど、理想とは違う部分が見つかることがあるかもしれません。

もし、内見ができない事情があるようであれば、不動産屋さんに頼んでロフトの天井高や、広さなど、窓の有無など詳細に情報を送ってもらってよくよく検討するようにしましょう。

まとめ

ロフト付き物件や、ロフトの活用のアイデアなどをご紹介しました。
ロフトがあると、通常の単身者用物件より少し家賃が高くなる可能性がありますが、ワンルームでも部屋を広々使えたり、物を置く場所が増えたりなどの利点があります。アイデア次第で用途が無限に広がるので、気になる方はぜひロフト付き物件を探してはいかがでしょうか。
監修:堀よりこ
インテリアコーディネーター
Green Interior代表。毎日が忙しい人のためのメール完結するインテリアコーディネートサービス「Roomo」運営/東京都内在住のインテリアコーディネーター。大手ハウスメーカーにてお客様の住空間に関わった後、法人・個人のインテリアコーディネート業をはじめ、コラム執筆など多方面で活動。「私が幸せになれる部屋」をコンセプトに活動中。
※掲載の価格、商品スペック等は掲載時の情報です。

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