目次
希望日に対応してもらうためにも、遅くとも3~4日前までには連絡するようにしましょう。
それぞれの電話の仕方について、順にご紹介します。
電気の引越し手続きの例
停止前と開始後で、同じ電力会社を引き続き利用する場合は、一度の連絡だけで済みます。
解約時の手続き方法
解約する電力会社へ電話するときは、お客様番号が分かる検針票や領収証を準備しておくと良いでしょう。電話連絡の際に伝えることは、おおよそ次の通りです。
- 契約者名
- (分かれば)お客様番号
- 解約を希望する場所の住所
- 電気をいつまで使うか
- 電気料金の清算方法
電気を解約する際に、別途解約料金などはかかりません。また、立ち会いは基本的に不要です。 例外として、使用量が確認できる機械(検針BOXなど)がオートロックの中にある場合や、当日にその場で直接電気代を清算したい場合などは、立ち会いが必要になることがあります。電話連絡をする際、必ず確認しましょう。
電力会社が遠隔操作できるスマートメーターがついていない物件の場合、引越し当日は、室内にあるブレーカーを落としておくと安全です。 加えて、寒冷地に住んでいた場合、電気を使った凍結防止装置がついた給湯器や配管が使われていることがあります。この場合は、電気が通らなくなると水が凍ってしまい、水道管が破裂するおそれがありるので、ブレーカーを落とすのか落とさないか、事前に管理会社などに確認しておきましょう。
契約時の手続き方法
次に、引越し先で電気を契約する場合、電話連絡する事項は、おおよそ以下の通りです。
- 契約者名
- 使用したい場所
- 使用開始希望日
- 電気料金の支払い方法
電気の使用を開始する際も、基本的に立ち会いは不要です。しかし、電気給湯器がある場合は、きちんと動くかどうか、立ち合いでの確認作業が必要なケースもあります。
ガスの引越し手続きの例
解約時の手続き方法
閉栓するガス会社へ連絡するときに伝える事項は、おおよそ次の通りです。
- 契約者名
- (分かれば)お客様番号
- 閉栓場所の住所
- いつまでガスを使うか
- 閉栓日までの、ガス料金の清算方法
ガスを閉栓するときの立ち会いは不要です。 ただし、ガスメーターやガスを閉栓するレバーが、敷地やオートロックの中にある場合、ガス機器の取り外しが必要な場合、その場でガス料金を精算したい場合などは、立ち会いの必要が生じます。
契約時の手続き方法
次に、引越し先でガスを開栓する場合、電話連絡する事項はおおよそ次の通りです。
- 契約者名
- 開栓したい場所の住所
- 開栓希望日時
ガスを開栓したいときに注意すべき点は、閉栓した場所と開栓する場所で、供給されているガスの種類(都市ガスなら、12A、13A、6A、5Cなど、7グループ13種類)が同じかどうか、また都市ガスとプロパンガスの違いはないかなどです。 ガスの種類が異なる場合、ガス機器の調整または改造が必要です。このときの料金相場は、地域やガス会社によってさまざまですので、電話連絡をした際に確認しましょう。
ガスの開栓には、ガス機器の点検作業を伴うため、必ず立ち会いが必要です。本人・家族・友人・大家さんなど、大人が1名いれば、問題ありません。
水道の引越し手続きの例
解約時の手続き方法
利用停止する際、連絡する事項は、おおよそ次の通りです。
- 契約者名
- (分かれば)お客様番号・給水番号
- 利用停止する場所の住所
- いつまで水道を使いたいか
自治体によっては、別途申込書を書く場合もあります。 また、集合住宅の中には、1つの水道メーターを複数の住宅で共用しているところがあります。この場合は、水道を止めてしまうと、他の家庭で水が使えなくなってしまいますので、管理会社の指示に従って下さい。
引越しの準備が忙しくなってくると、今まで住んでいたところの停止手続きを忘れてしまうケースもあります。余裕をもって手続きするようにしましょう。
契約時の手続き方法
引越し先で水道を使い始める場合は、次の事項を連絡します。
- 契約者
- 利用開始したい場所の住所
自治体によっては、「水道使用開始申込書」を提出します。 水道の利用を開始するとき、自分でメーターBOXの中の栓を回し、蛇口をひねると、水が出てくるかも知れません。しかし、トラブルを避けるためにも、利用開始の連絡は必ず行って下さい。
まとめ
引越しをする際には、やるべき事柄がたくさんありますので、それぞれの会社へ電話したかしていないか、分からなくなってしまうこともあるでしょう。連絡漏れを防ぐために、連絡先をメモなどで書き出したり、チェックリストを作ったりしておくことをおすすめします。